加生 有佑 院長の独自取材記事
かしょう歯科
(安城市/安城駅)
最終更新日:2026/08/03
名鉄西尾線南安城駅から徒歩13分ほど。家族全員で快適に通える歯科医院をめざし、2025年に開業した「かしょう歯科」。院長の加生有佑先生は、愛知学院大学卒業後に西三河の歯科医院で研鑽を積んだ。補綴治療を得意とし、一般的な治療からインプラントや矯正治療などの専門的な治療まで幅広く対応する。「家族みんなで通えるのが一番」との思いから、バリアフリーの設計や保育士の導入など、子どもからシニアまで誰もが安心して通える環境を整えた。歯医者が苦手だった患者から「ここなら通える」と言われたと少し照れながら話す姿が印象的な先生に、開業の経緯や診療で大切にしていること、地域に根差す歯科医院としての展望を聞いた。
(取材日2026年7月15日)
家族みんなで通える歯科医院を安城の地に
まずは、先生がこの安城の地で開業されるまでの経緯をお聞かせください。

父が医師をしていたこともあり、幼い頃から自然と医療の道を意識していました。福岡県出身ですが、愛知学院大学の歯学部に進み、2016年に卒業しました。研修を経て豊田市の歯科医院に勤め、開業までの間そこで研鑽を積みました。主訴だけでなく口腔全体を見据えた治療をオールマイティーに経験し、特に補綴の分野は力を入れて学びました。歯科医院勤務を通じて、地域に根差した診療にやりがいを感じるようになり、自分でもそうした場所をつくりたいと考えるようになったんです。開業先を探す中で出会ったのがこの安城でした。ご高齢の方から働き盛りの30代40代、小さなお子さんを育てるお母さんまで幅広い世代が暮らしていて、地域に貢献できる診療ができると感じて開業を決めました。
どのような歯科医院をめざして、院内をつくられたのでしょうか。
「家族みんなで通えるのが一番」。それが当院の根底にある思いです。誰か一人が来てくださったら、それをきっかけにご家族全員で通ってもらえるようにしたいと考えました。そのためにも、院内はバリアフリーで段差をなくし、車いすやベビーカーでも土足のまま入れる設計にしています。お子さんが遊べるキッズスペースやおむつ交換台も用意しました。診療室は半個室3室と完全個室1室を用意し、カウンセリングルームではエックス線検査の結果を見ながらじっくりお話しすることもできます。内装はデザイナーと一緒に、照明やロゴ、椅子や床などの細部にまでこだわって設計をしています。実際に1歳のお子さんから90代の方まで来院されていて、世代を問わず通いやすい場所になってきていると感じています。
お子さん連れで来院される方へのサポート体制を教えてください。

当院では保育士が在籍して無料託児サービスを行い、お子さんをお預かりしている間に親御さんが安心して治療を受けられるようにしています。子どもの預け先がなくて歯科医院に通えない親御さんもいると聞きます。ご家族にも保育園にも預けられないとなると、どうしても治療を先延ばしにしてしまいますよね。そうした事態を防ぐとともに、この仕組みには託児だけではない意味もあると思っていて、子育てに疲れている方が一時的にお子さんと離れられる、ちょっとした休憩の時間にもなればと考えています。保育士との雑談の中で子育ての話をしたり、スタッフと少しおしゃべりをしたりする方もいます。「安心して連れてこれる」という声をいただけて、導入して良かったなと感じています。
丁寧な対話と確かな技術で安心の治療を
患者さんと接する際に、心がけていることを教えてください。

一番大切にしているのは、しっかり話をすることですね。患者さんにはそれぞれの生活の背景がありますから、治療方針はこちらのお勧めを押しつけるのではなく、相談しながら一緒に決めていくようにしています。きちんとコミュニケーションを取り、納得していただいた上で治療に進んでいきますので、ご安心ください。そうした取り組みの甲斐もあって、歯医者が怖くてずっと通えなかった方から「ここなら頑張って通える」と言っていただけたのはうれしかったですね。小さなお子さんにも同じように感じてもらえることがあり、そうした声が何よりの励みになっています。笑顔で声をかけ、患者さんの言葉に耳を傾けること。その積み重ねが安心して通っていただける雰囲気につながっていくのだと思います。
幅広い診療に対応されていますが、特に注力されている分野はありますか。
特に力を入れているのは補綴の分野です。虫歯の治療をしても、最終的にはかぶせ物が入る方が多いので、その仕上がりは患者さんの日々の快適さに直結します。型取りの段階から精度を高め、一つ一つの工程を丁寧に進めることを心がけています。もう一つ大切にしているのが歯周病治療とメンテナンスです。主訴だけ改善して終わりではなく、定期的に通っていただいて全体を管理していく。そうした継続的なケアが、健康な口腔環境を長く保つためには欠かせないと考えています。そのほか矯正治療は月に1度専門の先生に来ていただいていますし、インプラント治療や食いしばりに対するマウスピース治療、入れ歯治療、マタニティー歯科にも対応しています。急な痛みで来られる方もお受けしています。
診療を支える設備面でのこだわりがあれば教えてください。

歯科用の拡大鏡、いわゆるルーペは、虫歯や歯周病の治療も含めすべての診療で使用しています。細かいところまでしっかり確認しながら処置を進められるので、私にとっては欠かせない道具です。もう一つ、まだ歯科医院には少ないかもしれませんが血圧計も導入しました。歯科医院に来ると緊張で血圧が上がる方がとても多く、中にはご自身が高血圧だと気づかないまま来院される方もいらっしゃいます。緊張されている様子の方にはお声がけして測定し、お口の治療だけでなく全身の状態にも目を配るようにしています。そのほか歯科用CTやデジタルスキャナーなどの機器を備え、大型のモニターで口腔内の状態をわかりやすくお伝えしています。安城更生病院との連携体制も整えており、必要に応じてスムーズに対応できる環境です。
「ここなら通える」と思える存在をめざして
院内の温かな雰囲気が印象的ですが、スタッフさんについても伺えますか。

歯科衛生士が4人、歯科助手兼受付が1人、歯科助手が1人在籍しており、保育士を兼務しているスタッフもいます。全員が開業時から一緒に働き始めたメンバーで、年齢層はバラバラですが仲良くやっています。私が考えていることをくんで率先して動いてくれるので、とても助かっていますね。患者さんとのコミュニケーションもスタッフ全員がしっかり取れていて、少し雑談をしてから帰られる方もいらっしゃいますよ。そうした和やかなやりとりが自然と生まれる雰囲気は、スタッフの力によるところが大きいと感じています。開業してまだ間もないですが、チームとしてのまとまりが日々育っていて、このスタッフがいてくれるからこそ安心して診療に集中できています。
今後の展望や、先生が思い描く歯科医院の将来像を教えてください。
開業してまだ間もないので、正直なところ今はがむしゃらに頑張っているという状態です。まだ当院のことをご存じない方もたくさんいらっしゃると思いますので、より多くの方に知っていただきながら、地域に貢献できる歯科医院にしていきたいですね。歯科医院に苦手意識がある方にも「ここなら通える」と思っていただけるような、そんな存在になることが私の目標です。
最後に、地域の皆さんへメッセージをお願いいたします。

当院の一番の特徴は「通いやすさ」だと思っています。院内の設計から保育士の採用、予約の仕組みまで、どの世代の方にもなるべくハードルを感じずに通っていただけるよう工夫を重ねてきました。私が何より伝えたいのは、患者さんが安心して通えて、安心して帰れる歯科医院でありたいということです。お口のことで気になることがあれば、気軽にご相談いただければと思います。ご家族の中のどなたか一人の来院がきっかけになって、ご家族全員のお口の健康を一緒に守っていくことができたらうれしいです。まだまだこれからの歯科医院ですが、「この歯科医院に通って良かった」と思っていただけるように、地域の皆さんのかかりつけとして一つ一つの出会いを大切にしていきます。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/38万5000円~、矯正/77万円~

