整形外科のリハビリテーションとは?
物理療法を知り正しく活用を
尾張旭いなもり整形外科
(尾張旭市/印場駅)
最終更新日:2026/05/13
- 保険診療
「長年、腰痛や肩凝りに悩んでいる」「リハビリテーションは時間がかかるし、予約も面倒そう」。このように痛みを我慢し、日常のパフォーマンスを落としてしまってはいないだろうか。セルフケアだけではなかなか解消されない慢性的な痛みや違和感に対し、医学的な根拠に基づいたケアは、健やかな日常を取り戻すための大きな助けとなる。2025年11月に開院した「尾張旭いなもり整形外科」では、仕事や家事で忙しい世代でも気軽に、かつ本格的なケアが受けられるリハビリ体制を整えている。中でも注目したいのが「物理療法」だ 。リハビリと聞くと、理学療法士と行う運動療法をイメージするが、実は機械を使用した物理療法も、痛みを和らげるための手段となり得る。今回は稲森晋平院長に、物理療法の目的や生活への取り入れ方について詳しく聞いた。
(取材日2026年4月22日)
目次
リハビリ機器を使用した物理療法。整形外科で医師の指導のもと、気軽に痛みの緩和をめざす
- Qリハビリの「物理療法」とは何ですか?
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A
▲運動療法との相互作用も期待できる物理療法
リハビリには大きく分けて、「運動療法」と「物理療法」の2つがあります。物理療法とは、電気や熱、水、光といった物理的なエネルギーを体に与えることで、痛みやしびれの解消をめざす治療法のことです。簡単にいえば「専門の機械を使って行うリハビリ」です。理学療法士が行うマンツーマンのリハビリが、姿勢の矯正や歩き方の指導といった「体の使い方の改善」をめざすのに対し、物理療法は機械ならではのアプローチで、直接的に症状を和らげることにつなげます。どちらもリハビリというくくりではありますが、物理療法は特に機器の力を借りて、体の外側からダイレクトに刺激を与える治療法だといえます。
- Q物理療法の目的を教えてください。
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A
▲医療用の機器は安全性を重視しつつ適切にアプローチできる
一番の目的は、今あるつらい症状の緩和です。電気を当てたりけん引したりすることで、痛みを和らげたり、凝り固まった筋肉をほぐしたりすることにつなげます。また、運動療法の「補助」としての役割も担っています。運動療法をよりスムーズに進めることに役立つといった、相互作用も期待できるのです。医療用の機器は家庭用のマッサージ器とは異なり、医師の指示のもとで患者さん一人ひとりの状態に合わせて設定を細かく調整するため、安全性を重視しながら適切にアプローチできるのが大きなメリットです。湿布を貼って痛みをしのいでいる方や、長年肩凝りや腰痛にお悩みの方は、整形外科に相談されることをお勧めします。
- Qどのような方が物理療法の対象となるのでしょうか?
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A
▲幅広い世代のちょっとした不調にも対応可能、まずは相談を
基本的には、どなたでも受けていただけます。高齢の方はもちろん、スポーツでけがをした学生さん、家事や仕事で肩凝りや腰痛を感じている働き盛りの世代の方まで幅広く対象となります。よく「これくらいの痛みでリハビリを利用して良いのかな」と迷われる方がいらっしゃいますが、ちょっとした不調でも物理療法が役立つケースは多いので、遠慮なく相談してください。物理療法は健康保険が適用されるため、経済的な負担についても大きな心配は不要でしょう。物理療法によるリハビリは、気軽に医師の指示のもと受けられるケアだと考えていただければと思います。
- Qこちらでの物理療法の特徴を教えてください。
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A
▲リハビリ専門の受付設置や予約不要で通いやすさを大切に
当院のこだわりは、物理療法に関しては「予約不要」という点です。理学療法士によるリハビリは予約制ですが、機器を使用する物理療法は、「時間が空いたから行こう」と思い立ったときに利用が可能です。さらに、運動療法を受けた日には、物理療法を1つ選んでご利用いただけます。まずは体験して、その良さを知ってほしいという思いからです。機器についても新しいものをそろえています。ウォーターベッドのほか、首や腰を伸ばすけん引器、足の血流を促すエアマッサージ器などを備えており、患者さんの好みに合わせて組み合わせていただけます。
- Qどのくらいの頻度で利用すれば良いのでしょうか?
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A
▲無理のないペースで定期的に通院することが理想だと語る稲森院長
症状が落ち着くまでは週に数回など、定期的にお越しいただくのが理想です。物理療法は1種類あたり10分弱で終わるため、2種類を組み合わせても20分程度。当院では、仕事帰りや買い物のついでに寄っていただけるような「通いやすさ」を大切にしています。また、スムーズにリハビリを受けていただくため、当院ではリハビリ専用の受付を設けています。いつまで通うべきかという決まりはなく、痛みが取れるまでを目標に続けても良いですし、ある程度でいったんお休みしても問題ありません。患者さんそれぞれの症状や生活スタイルに合わせて、無理のないペースで日常のメンテナンスとして取り入れていただきたいですね。

