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若原 良平 院長の独自取材記事

わかばの森クリニック

(大阪市生野区/南巽駅)

最終更新日:2026/04/14

若原良平院長 わかばの森クリニック main

JR大和路線・平野駅から徒歩約9分、スーパーマーケットの2階にある「わかばの森クリニック」。木目調の床に緑のソファ、壁面には大きな木に向かって鳥が飛び、扉には森の動物たちが描かれた院内は、やわらかく温かな雰囲気に包まれている。2025年に開業した若原良平院長は、小児循環器やアレルギーなど多分野で25年にわたり研鑽を積んできた小児科医だ。エコーやエックス線など充実した機器を導入し、感染症から喘息・食物アレルギー、夜尿症や起立性調節障害まで、なるべく同院で完結する診療をめざす。穏やかな語り口で「何かお困りごとがあったら相談してみようと思える小児科でありたい」と話す若原院長に、診療の特徴や思いを聞いた。

(取材日2026年3月24日)

若葉から大きな木へ。子どもの成長を見守りたい

温かみのある院内ですね。クリニック名に込めた思いを教えてください。

若原良平院長 わかばの森クリニック1

「わかばの森」の「若葉」には、私の名字の「若」をかけています。子どもたちを小さな双葉に見立てて、やがて大きな木に育ち、木が集まって森になっていく。そんな成長のイメージを込めました。院内は緑を基調にしたやわらかい色合いで統一し、壁面には大きな木に向かって鳥が飛ぶウォールステッカーを貼り、各診療室の扉にも森の動物たちを配して、まるで森の中にいるような雰囲気にしています。お子さんたちが来院したときになるべく緊張せずに過ごせるようにしたいという思いが根底にあるんです。頭に葉っぱのついた森の妖精のようなオリジナルキャラクターも作りまして、実は「リフル君」と名前をつけているのですが、まだスタッフにも伝えていないんですよ。

小児科を志されたきっかけと、これまでの歩みを教えてください。

中学時代にマイコプラズマ肺炎で入院したことがありまして、その時にお世話になった小児科の先生を見て「こんな仕事もいいな」と思ったのがきっかけです。それからは一度もぶれずに小児科一筋でやってきました。医師になってからは、なるべく幅広い病気を診られるようになりたいという思いがずっとあり、まず自分にとって課題が多かった小児循環器の分野を4年間専門的に学びました。心音や雑音を聞き取る力や急変時の対応力を身につけたかったからです。大学院修了後は、悩まされるお子さんが非常に多い疾患であるアレルギーをしっかり診たいと考え、日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格も取得しました。足りないところを一つずつ補いながら、25年間小児医療に携わってきました。

開業された経緯を教えてください。

若原良平院長 わかばの森クリニック2

以前の勤務先もやりがいがあり、このまま勤務医を続けていくのだろうと思っていた時期もありました。ただ、家族が次々と病気になり、一昨年に母を亡くしまして。その時に「やらなかった後悔の方が後悔になるのかな」という思いが湧き、開業を決意しました。若い頃から地域で必要とされるクリニックをやりたいという思いがあったので、最後はそういう形で仕事をしたいなと。開業地は、幼稚園から高校まで通った平野区のすぐ北にある生野区を選びました。若いファミリー層も暮らすエリアで、スーパーの2階という立地です。車で来やすいことに加え、受診の帰りにお買い物もできますので、お子さんを連れた保護者の方にとって生活の延長上で通いやすいのではないかと思います。

なるべく院内完結できるよう、経験と設備で支える診療

こちらで受けられる診療について教えてください。

若原良平院長 わかばの森クリニック3

アレルギー分野ですと、湿疹やアトピー性皮膚炎から、食物アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎といった疾患、またこれらのアレルギー疾患を連鎖的に発症するいわゆるアレルギーマーチに関するご相談まで幅広くお受けしています。長らく小児循環器にも携わっていましたので、心雑音や不整脈の一次評価を行い、治療が必要であれば連携病院に紹介いたします。感染症の一般診療では迅速検査に対応し、重症化が疑われる場合には肺炎の鑑別もできる体制です。25年間の勤務医生活では重症のお子さんも数多く診てきましたので、ありふれた病気でも見逃したらどれだけ大変なことになるかを経験として知っています。その見極めができることが、長く勤務医をしてきた強みだと感じていますね。小児科医である以上、間口は広く持ち、必要時は連携病院に紹介するようにしています。

アレルギーの検査や治療について詳しく教えてください。

喘息のお子さんには、院内に呼吸機能検査の機器と吸入機を2台備えて管理にあたっています。アレルギー性鼻炎に関しては、45項目に対応した院内の検査機器でスギなどの吸入系抗原をその日のうちに調べることができますので、結果をご説明した上で舌下免疫療法をお勧めすることもありますね。食物アレルギーでは、院内で食物負荷試験を実施し、保護者の方が安心して食べさせられるよう必要最小限の除去で済むことをめざしています。アナフィラキシーのリスクが高い重症例については連携病院にお願いする体制も整えています。乳幼児健診の際には湿疹を見つけたらスキンケアの指導を行うなど、皮膚のトラブルからアレルギーへと進んでいく流れへの早期介入も意識していますね。

ほかにも読者の方に知ってもらいたい診療分野はありますか?

若原良平院長 わかばの森クリニック4

最近は朝起きられず学校に行けないというお子さんが増えているため、起立性調節障害の診断にも対応しています。専用の自動血圧計を導入し、採血や問診と合わせて背景に身体的な疾患が隠れていないかを確認するようにしています。また意外と多いのが、便秘で困っているお子さん。エコーで便の滞留具合を確認しながらお薬で排便をコントロールを図ります。夜尿症にも対応しています。こうした幅広い診療を支えるために、エコーやエックス線、心電図、迅速検査キットなど院内の設備を充実させました。なるべく見落とさないように、当院で完結できるようにという思いで導入しています。発熱のお子さんと一般のお子さんの動線も分け、隔離用の待機室も設けています。

診ていた子が、子どもを連れてくる日を夢見て

診療の際に心がけていることを教えてください。

若原良平院長 わかばの森クリニック5

なるべく自分のクリニックで診療を完結させたいという気持ちはありますが、抱え込んで重症化させては本末転倒です。連携病院への紹介が遅れないよう、常にバランスを意識しています。一方で、勤務医時代に重症のお子さんを多く診てきた経験がありますので、「ここまでは自分でいける」という見極めはできると考えています。お子さんに対しては、怖がらせないようキャラクターやおもちゃを置いて、何度か通ううちに打ち解けてもらえるようにしています。親御さんには「ほかにお困りごとはないですか」と声をかけ、言いたいことを言い終えたなと感じてから診察室を出ていただくようにしていますね。かかりつけとして関わる中で、ふとした会話から生活面の悩みに気づいて先回りでアドバイスすることも大切にしています。

スタッフの皆さんや運営面の工夫について教えてください。

受付が2人、看護師が1人、私を加えた基本4人体制が基本ですが、休み明けなど混み合う日は看護師を2人にして対応しています。スタッフは皆、小児科で働きたいという意志を持って来てくれた方たちで、子育て経験のある人も多いです。お子さんにも親御さんにも笑顔で接してくれていて、とても助かっていますね。運営面では、開業時から気づきを共有するヒヤリハットノートを作成し、気になることがスタッフ全員に伝わる仕組みにしています。また、ウェブ問診と予約システムを導入して、なるべくお待たせしない工夫もしています。問診をあらかじめ入力いただくことでスムーズに診察に入れますし、待ち時間には本も用意していますので、少しでも快適にお過ごしいただけたらと思います。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

若原良平院長 わかばの森クリニック6

長期的に地域で必要とされるクリニックでありたいですね。勤務医時代はいろんな病院を回ることが多かったのですが、ここが私にとって最後の場所だと思っています。いつか私が診ていたお子さんが大きくなって、自分の子どもを連れてきてくれたら、それが一番の理想です。今はまだ開業して間もないですし、季節ごとにどんな疾患が来るのか、自分にどんなことができるのかを一つずつ確かめている段階でもあります。何かお困りごとがあったときに「ちょっと相談してみようかな」と思ってもらえる小児科でありたいと考えていますので、些細なことでも気軽にご相談いただければと思います。自分で対応が難しい場合は連携病院への紹介もできますので、まずは窓口として頼っていただけたらうれしいです。