関節の機能不全と痛みに対処
日常を取り戻すための人工関節手術
まつおか整形外科クリニック
(松原市/高見ノ里駅)
最終更新日:2026/02/12
- 保険診療
年齢を重ねると増えてくる関節のつらい症状。「歩く度に膝や股の関節が痛む」「階段の昇り降りがつらい」など、症状が強くなれば、趣味やスポーツが楽しめなくなるだけでなく、日常生活に支障が出るケースもあるだろう。松原市にある「まつおか整形外科クリニック」は、そうした関節症状に悩む多くの患者が相談に訪れるクリニックだ。院長を務める松岡大輔先生を中心に、膝や股関節の保存療法だけでなく、専門の医療機関と連携しながら人工関節手術を提供。多くの患者に歩く喜びと生活を取り戻す一歩を踏み出してもらうための支援に努めている。「手術と聞くと不安に思う人は多いものですが、快適な生活が送れる可能性を高めるには、原因を根本から改善することが重要です」と松岡院長。そこで今回は、同院の人工関節手術について話を聞いた。
(取材日2026年1月17日)
目次
初診から術後フォローまで一貫して対応、人工関節手術後の暮らしまで見据えたサポートを
- Qまず、人工関節手術とはどのようなものですか?
-
A
▲症状に適した治療方法を選択することが重要と話す院長
人工関節手術とは、関節リウマチや変形性関節症、外傷による損傷などによって機能が低下した関節を、金属やセラミックなどで作られた人工の関節に置き換える治療法です。主に膝関節や股関節に対して行われ、痛みや動きにくさを軽減し、再び「歩く」「立つ」といった日常生活の基本動作の回復をめざします。手術には、関節全体を置き換える「全人工関節置換術」と、傷んだ部分のみを置き換える「部分人工関節置換術」があり、使用する人工関節にもさまざまな種類があります。そのため、患者さん一人ひとりの症状・関節の状態・生活背景を踏まえた上で、最適な方法を選択することが重要です。
- Qどんな症状や状態の方が手術の対象になりますか?
-
A
▲日常生活への影響度も踏まえながら手術が適応かどうかを見極める
実は手術適応となる明確な基準はありません。しかし、薬物療法・注射・リハビリテーションといった保存療法で不十分な場合や、「歩くたびに膝や股関節が痛む」「夜間痛で眠れない」「階段の昇り降りがつらい」といった症状が続いている場合には、一度手術を考える時期かもしれません。画像検査や診察で関節の変形が進んでいてもあまり痛みや不自由を感じていない患者さんもいれば、逆に変形がさほど進んでいなくても歩けなくなる人もいます。日常生活への影響の度合いを踏まえながら、医師や理学療法士と相談し、手術適応を判断してください。また年齢だけで決めるのではなく「今の生活をどう改善したいか」を考えてみるのもお勧めです。
- Q治療の流れについて教えてください。
-
A
▲丁寧な説明で専門用語や治療に対する不安を軽減する
まずは丁寧な問診と診察を行い、エックス線検査、必要に応じてMRI検査も併せ、痛みの原因や関節の変形度を精密に評価します。その結果をもとに、薬物療法・注射・リハビリテーションといった保存療法と、人工関節手術を含む手術療法それぞれの適応を判断。メリット・デメリットを詳しく説明して、症状・生活背景・ご希望を踏まえて治療方針を決定します。手術の場合は提携先で行います。術前から手術当日の流れ、注意点まで丁寧にお伝えし、不安の軽減に努めます。手術の時間は約2時間、入院期間は2週間から1ヵ月程度。適切な疼痛管理を行い、翌日からは当院で、理学療法士とともに段階的にリハビリテーションを進めていきます。
- Q手術後の生活に関して注意点はありますか?
-
A
▲日常の基本動作の回復をめざすためリハビリ室を完備
術後は理学療法士と連携しながらリハビリテーションを続けます。回復のスピードには個人差があるので、痛みや体調に配慮しつつ、少しずつ関節を動かしていきましょう。激しい接触を伴うスポーツは控えていただきますが、ゴルフやテニス、ジョギング、ハイキングやトレッキングなど、適度な運動は体力維持や気分転換にもつながるため、無理のない範囲を見極めながら再開していきましょう。また、人工関節を長く良い状態で使うために、体重管理や転倒予防も大切です。定期的な診察を通じて、安心して生活を続けられるよう丁寧にフォローしていきます。
- Qこちらの人工関節手術における強みについて教えてください。
-
A
▲理学療法士と連携しながら術後のフォローを行う
初診から術後フォローまで、私自身が一貫して患者さんを診ている点です。関節の状態だけでなく、生活背景や不安にも寄り添いながら治療を進めていけるのは、地域に根差したクリニックならではの強み。すぐに手術を決断できない場合でも、保存療法を続けながら気持ちが整うまで丁寧に寄り添いますのでご安心ください。また、リハビリテーションスタッフと密に連携し、手術後の回復を見据えた治療計画を立ててるのも当院が大切にしているところ。入院中にも、入院先の担当医や理学療法士と情報共有していますので、患者さんの経過は常に把握していますよ。「手術をしたら終わり」ではなく、その先の暮らしまで支える姿勢にこだわっています。

