上嶋 貴之 院長の独自取材記事
大阪住吉うえしま内科・消化器クリニック
(大阪市住吉区/天王寺駅)
最終更新日:2025/12/08
2025年11月に開業した「大阪住吉うえしま内科・消化器クリニック」。院長を務めるのは、関西医科大学を卒業後、奈良の大和郡山病院などで経験を積み、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医の資格を持つ上嶋貴之先生。消化器のエキスパート、同時に専門性にとらわれず全身を診るゼネラリストとして、3歳の子どもから高齢者まで多世代の内科診療に幅広く取り組む。即日診断・即日治療を実現するため、結果が迅速に出る血液検査や複数臓器対応のエコー検査などを行っているのも特徴だ。「患者さんを自分の家族だと思って接するのは当たり前のこと」と真摯に語る上嶋院長。そんな地域医療にかける熱い思いが、言葉の端々から感じ取れる取材となった。
(取材日2025年11月20日)
専門性を超えて患者一人ひとりに寄り添う「総合診療」
まずは、こちらの地域で開業を決めた経緯についてお聞かせください。

住吉区では最近新しく開業される先生が多いのですが、ほとんどが我孫子寄りのエリアなんです。この住吉・万代・帝塚山エリアには消化器内科クリニックがあまりなかったという環境的な要因が大きいですね。祖母が大阪市南西部に住んでいたこともあって土地勘もありましたし、ご縁とタイミングが重なったというところでしょうか。当院の向かいには大阪急性期・総合医療センターもあり、連携も取りやすい立地です。そもそも開業医になったのは大きな病院ではなかなかできないような、患者さんにもっと寄り添った診療がしたいという思いがあったから。関西では患者さんの間にも夜間診療が根づいていますが、クリニックならそういった地域のニーズにも応えられると考えたんです。
消化器内科の専門家としてキャリアを重ねた先生が、今は全身を診るゼネラリストになられています。
2018年から2022年まで大和郡山病院で勤務していたのですが、その時期には消化器内科はもちろん、生活習慣病や息が苦しい、胸が痛いといった救急の患者さんも診る必要がありました。そこで気づいたのですが、消化器内科の専門性だけにこだわるよりも、全身を診るゼネラリストの道のほうが自分に合っているのではないか、と。広く知識を勉強して、治療の方向性を患者さんと一緒に考えていくことにやりがいも感じました。大きな病院は専門が分化していますから、それぞれの先生は自分の専門とする症状を診ることになります。胸がつらいのなら、消化器の医師ではなく循環器や呼吸器の医師が診る、といったように。一人の医師が患者さんの全体を見ることができる環境は、私にとっては理想的でした。
そうした経験の中で、今の総合的に診るスタイルが確立されていったのですね。

はい。私には開業のきっかけをくれた恩師というべき先生がいます。その先生は検査結果を即日提供することをモットーにされていました。「すぐ結果が欲しい」というニーズにクリニックレベルでも応えられるのだと感銘を受けたんです。恩師から学んだことは大きく3つ。まず、開業医でも常に勉強し続けること。2つ目は小児診療を断らないこと。内科では通常12歳以上から診るという場合が多いですが、当院でも3歳以上の子は診ています。そして3つ目は、とにかく丁寧に診察すること。喉がつらいと言われれば必ず聴診器を当て、おなかが痛いと言われれば横になってもらい触診する。「丁寧に診察して、即座に診断・治療を行う」という姿勢は私の根底にあります。
充実した検査体制と幅広い診療で地域医療に貢献
診療の際に最も大切にされていることは何でしょうか?

患者さんのバックグラウンドを把握することですね。生活習慣一つとっても、忙しくて改善が難しい方、精神疾患があって手が回らない方、つい自分を甘やかしてしまう方などさまざま。金銭面でお困りの方もいます。ですから、その方に合わせた検査・治療を提案することが一番大事です。また「他に何か困っていることはないですか?」と必ず伺っています。おなかが痛いと来られた患者さんがいたとして、ご高齢の方なら、実は足のしびれや皮膚の悩みがあることも少なくはありません。そういった場合は、かかりつけ医としてなるべく当院で診療を完結して、もちろん、必要なら専門の先生へご紹介するということを心がけています。
検査機器が非常に充実していると伺いました。
15分で結果が出る血液検査機器があるのは大きな特徴です。一般的なクリニックでも測定できる項目に加え、当院では肝臓・腎臓・膵臓・生活習慣病に関する詳細な数値を即日提供することが可能です。60歳未満の現役世代の方々ですと、特に「結果がすぐ欲しい」「病院に何回も行く時間がない」というニーズが高くなりますから、短時間で結果を出せるのは患者さんのメリットになるでしょう。エコー検査も充実しており、消化器を含む腹部・心臓・甲状腺・乳腺まで対応可能。AI機能搭載機器によるエックス線検査や骨密度検査にも対応できます。また当院は、先進の内視鏡システムと消化器内視鏡専門医としての技術を駆使し、高精度で負担の少ない胃・大腸カメラ検査にも取り組んでいます。ただ、内視鏡検査はあくまで選択肢の一つとして用意し、ほかの検査と同様、必要な方に提案するというスタンスを取っています。
発熱の外来などにも取り組まれていますね。

当院には発熱の外来用の完全隔離スペースがあり、外と直結した専用の出入り口から入っていただきます。検査内容としてはインフルエンザウイルス・新型コロナウイルス・マイコプラズマ肺炎・アデノウイルス・溶連菌・ノロウイルスまで対応できます。クリニックの内科でここまで対応している所は少ないのではないでしょうか。インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症の検査が陰性でも発熱が続いている場合は、その場で血液検査もできるようにしています。睡眠時無呼吸症候群の検査もできますし、美容やダイエットの相談などにも取り組み、幅広い年代のニーズに応えられるよう努めています。また、お子さんは3歳から診ていますので、ご自宅近くの小児科が診療時間外のときなど、いろいろな場面でお力になれれば幸いですね。
「内科の相談はここ」と思ってもらえるように
スタッフの体制についてお聞かせください。

医療事務・看護師・看護助手・臨床検査技師の、計11人体制です。皆さん本当に落ち着いていて、患者さんへの対応も丁寧です。エコー専門の臨床検査技師さんは3人中2人が女性です。乳腺エコーはもちろん心臓エコーでも、女性の患者さんは女性スタッフを希望される方が多いんです。そのため、おなかのエコー検査でも「今日は男性が担当ですがよろしいですか?」と必ず確認します。土曜は仕事がお休みの方が多いでしょうから、女性の臨床検査技師2人の体制にし、女性の患者さんが安心して検査を受けられるようにしています。えりすぐりのスタッフで、チーム一丸となって診療にあたっています。
今後どのようなクリニックをめざしていきたいですか?
「内科の相談はこのクリニックで全部できる」と思ってもらえるクリニックをめざしたいですね。地域のかかりつけ医として、長く通院してもらえる関係を築きたいです。そのためには、やはり丁寧な診察をして検査結果を迅速に出し、患者さんに安心してもらうこと。これは何年たってもぶれずに続けます。その上で患者さんのニーズに沿って、診療の幅をさらに増やしていければ、と。私の願いは、医療機関で疾患を適切にコントロールしてほしいということ。本当に必要な方に適切なタイミングで医療が行き届いてほしい一心で、一人ひとりの患者さんと向き合っています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

いつでも気軽に来られる医療の窓口になれるよう、このクリニックをつくりました。おなかのことだけでなく、内科的なことなら何でもご相談ください。医療機器を充実させているので検査結果と治療方針をすぐに提供できます。ウェブ予約優先制ですが、当日飛び込みの患者さんも対応しています。「これも、こっちも診て」と言ってもらえるほうが個人的にはうれしいですね。複合的に病気が絡まり合っているような方にも頼っていただけるようなクリニックでありたいと思っています。昔ながらの「手当ての医療」という発想を重んじながら、患者さんを自分の家族と思い、地域に根差した安心できる診療を提供していきます。
自由診療費用の目安
自由診療とは胃カメラ:1万6500円~
大腸内視鏡検査:2万2000円~
腹部エコー検査:5500円~、心臓エコー検査:8800円~
ノロウイルス抗原検査:3000円~

