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田畑 範明 院長の独自取材記事

たばた内科・心臓クリニック

(上益城郡嘉島町/健軍町駅)

最終更新日:2026/05/08

田畑範明院長 たばた内科・心臓クリニック main

2025年8月、嘉島町にある大型ショッピングモール近くの場所に開院したのが「たばた内科・心臓クリニック」だ。熊本大学病院でカテーテル治療のリーダーや病棟医長を歴任し、ドイツ・ボン大学への留学経験も持つ院長の田畑範明先生。同院ではその豊富な経験を生かし、約20分で結果が出る血液検査装置や新鋭のエコーシステムなど、さまざまな設備を導入している。迅速かつ精密な診断により、地域にいながら専門性の高い医療を受けられる体制を整えている。休日はチェロ演奏やマラソンを嗜むなど多趣味な一面も持つ田畑院長に、開業に込めた想いや診療方針、今後の展望について詳しく話を聞いた。

(取材日2026年1月22日)

ホスピタリティーにあふれた地域の循環器内科医

まず、ご開業されるまでの経歴を教えてください。

田畑範明院長 たばた内科・心臓クリニック1

2009年に熊本大学を卒業後、「救急医療の前線で力をつけたい」と思い、福岡徳洲会病院で初期研修を行いました。3日に1回は当直を含む多忙な環境の中で、幅広い疾患の診療に携わりました。救急医療に従事する中で、特に循環器疾患の診療の重要性を強く実感し、循環器内科を専門とすることを決意しました。また、奄美諸島の徳之島での、へき地医療では、患者さんに丁寧に向き合う姿勢を学ばせていただき、現在の診療の原点となっています。その後、熊本大学病院、熊本労災病院、熊本中央病院、社会保険大牟田天領病院にて内科・循環器内科診療に従事しながら、血管内カテーテル治療の研鑽を積み、ドイツ・ボン大学への留学、熊本大学病院にて、カテーテル治療のリーダーや病棟医長を務めました。大学病院での役割に一区切りがついたことを機に、これまでに培ってきた経験と知識を地域の皆さまに直接還元したいと考えていたところ、ご縁をいただきました。

特徴的な装飾の外観と、開放感のあるすてきな院内ですね。

良い意味で“クリニックらしくない”、リラックスできる空間づくりを最優先に考えました。クリニックという場所は、どうしても緊張や不安を感じやすいものです。そのため、上質で落ち着いた雰囲気をめざし、内装や家具の一つ一つにこだわりました。受付カウンターはホテルのフロントをイメージした造りにしています。また、スタッフルームのある2階は吹き抜けの構造とすることで、院内全体に開放感が生まれるよう工夫しました。診察までの待ち時間も、少しでも心地良くお過ごしいただけるよう配慮しています。

設備のこだわった点について教えてください。

田畑範明院長 たばた内科・心臓クリニック2

地域で完結する質の高い医療を提供するため、各種検査機器を導入しています。特にこだわったのは、約20分で結果が判明する院内血液検査装置です。循環器疾患は迅速な診断が重要であるため、その場で結果を確認し、速やかに診断・治療方針を決定できる体制を整えています。また、PACS(医療用画像管理システム)を導入しており、超音波画像やレントゲン検査、CT検査に加え、他院で実施されたMRI検査や血管造影検査の画像、動画なども一元管理しています。患者さんに心臓の状態を画像や動画でご覧いただきながら説明することで、視覚的に理解しやすく、より納得感を持って治療に臨んでいただけます。さらに、定期的にCT検診車を導入しており、当院でCT検査を受けていただくことも可能です。これからも患者さんの利便性と診断の質の両立に取り組んでまいります。

積み重ねた経験のすべてを患者に惜しみなく還元

患者の主訴や診療内容について教えてください。

田畑範明院長 たばた内科・心臓クリニック3

当院は循環器内科と総合内科の診療を行っており、風邪などの一般的な症状から生活習慣病、内科全般の幅広い診療、さらには心臓の専門的な疾患まで幅広く対応しています。心臓の病気が疑われる症状としては、動悸、息切れ、胸の痛み、足のむくみなどが挙げられます。こうした症状がある場合には、専門的な診察・検査を行い、早期診断・早期治療につなげていきます。また、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の管理にも力を入れています。これらは自覚症状が乏しい一方で、長期的には心不全や心筋梗塞などの重大な病気につながる可能性があります。そのため、こうした「上流」の疾患をしっかりとコントロールすることが、将来の重篤な疾患の予防に直結すると考え、日々の診療にあたっています。腎臓や肝臓、甲状腺、血液の病気、膠原病などについてもご相談を受けつけており、幅広い内科疾患に対応しています。

診療においてはどんなところに力を入れていますか?

最も大切にしているのは、患者さんを入院させないための予防医療です。誰しも入院はできるだけ避けたいものですし、生活の質を保つためには、重い病気になる前の段階で食い止めることが重要です。そのため、通院やお薬でのコントロールが望める段階での適切な介入を常に意識しています。一方で、外来での治療に限界があると判断した場合には、速やかに高次医療機関へご紹介できる体制を整えています。私自身も現在、週に1度、熊本大学病院にてカテーテル治療に携わり、手術の立ち会いや指導を行っています。こうした背景から、専門的な治療が必要となった場合にもスムーズに連携を図ることが可能です。治療後の経過観察を再び当院で継続できる点も、患者さんにとって大きな安心につながると思いますので、大学病院と地域のクリニックをつなぐ役割を担い、安心して継続的に医療を受けていただける体制づくりができればと考えています。

クリニックの理念を教えてください。

田畑範明院長 たばた内科・心臓クリニック4

当院では、進むべき指針として4つの理念を掲げています。1つ目は「すべては患者さんのために」。私たちの原点は患者さんの存在であり、一人ひとりに真摯に向き合い、その方にとって本当に必要な医療を提供することを何より大切にしています。2つ目は「スタッフの働きやすさへのこだわり」です。スタッフが安心して生き生きと働ける環境こそが、質の高い医療を支えると考え、心地良い職場づくりに努めています。3つ目は「『もっとよくできる』を追い続けること」です。現状に満足することなく、日々の小さな気づきを積み重ねながら、常に改善を続けるチームでありたいと考えています。そして4つ目が「長期的な視点での成長」です。一時的な成果にとらわれず、10年後、20年後を見据えて診療体制や教育を整え、地域に根差した持続的な成長をめざしています。

すべての臓器のスペシャリストをめざして

日々お忙しいことかと思いますが、何か趣味はありますか?

田畑範明院長 たばた内科・心臓クリニック5

音楽が好きで、趣味でチェロを演奏しています。現在は交響楽団の一員として活動しており、クラシックの名曲を奏でる時間は、私にとって大切なリフレッシュのひとときです。また、体を動かすことも日頃から意識しており、フルマラソンにも挑戦しています。昨年参加したマラソン大会では、「サブ4」といわれる4時間切りを達成することができました。循環器内科医として患者さんに運動をお勧めする立場でもあるため、まずは自分自身が健康を体現し、楽しみながら継続することを大切にしています。音楽とマラソンは、日々の診療に必要な集中力や体力を養う、かけがえのない活力源です。

患者さんと接するときに心がけていることは?

当院の理念にも通じますが、患者さんのご希望を大切にし、検査や治療の内容を一緒に相談しながら決めていくことを何より重視しています。医師の判断だけで、ご希望にそぐわない検査や治療を一方的に進めてはならないと考えています。医学的に必要と判断される場合には、その意義や必要性を十分にご理解いただけるよう、丁寧に説明することを心がけています。患者さんの想いに寄り添いながらも、専門家として守るべき健康のラインをともに見極めていく、そのような双方向のコミュニケーションを大切にし、お一人お一人に納得していただける医療の提供が理想です。

今後の展望を教えてください。

田畑範明院長 たばた内科・心臓クリニック6

将来的には、循環器にとどまらず、全身を総合的に診ることができる医師でありたいと考えています。高度な手術は専門機関に委ねる一方で、検査や薬物療法を通じて全身を診ていくことは、総合内科を担う医師として追求すべき役割だと考えています。また、私個人だけでなくクリニック全体が成長し続けることも大切にしています。現在、当院の看護師が「超音波検査を極めたい」と自ら大学病院へ学びに通っており、そうした意欲を全力で支えながら、チーム全体の質の向上につなげていきたいと考えています。嘉島町をはじめ、熊本県内でお困りの方々の力になれるよう、日々研鑽を重ね、安心してすべてを任せられるような医師・クリニックをめざしてまいります。