大泉 絵美 院長の独自取材記事
えみ歯科矯正歯科 中野沼袋
(中野区/沼袋駅)
最終更新日:2026/10/20
沼袋駅から徒歩5分、落ち着いた住宅街に「えみ歯科矯正歯科 中野沼袋」はある。2025年に開業した同院は、木目調の温かみある内装が印象的で、歯科医院特有の緊張感を忘れるほど穏やかな空気が漂う。院長の大泉絵美先生は日本大学松戸歯学部卒業後、都内複数の歯科医院で一般歯科から審美歯科まで幅広く研鑽を積んだ。その経験を生かして多様なニーズに対応する中で、特に力を注ぐのは小児矯正。「お子さんが本来持つポテンシャルを最大限に伸ばせるよう、成長発育にアプローチしながら取り組んでいます」と優しく語る姿は上品でやわらかく、親子に優しく寄り添う様子が目に浮かぶ。口腔の健康と全身の健康のつながりを見据えた診療方針や患者への思いなどについてじっくり話を聞いた。
(取材日2026年9月15日)
年代を問わず口腔内の悩みを相談できるクリニック
まずは、先生がこちらで開業されるまでの経緯をお聞かせください。

日本大学松戸歯学部を卒業後、都内の複数の歯科医院で一般歯科や審美歯科を中心に幅広い診療経験を積んできました。さまざまな症例に携わる中で実感したのは、歯並びや噛み合わせの乱れがある状態では、せっかく治療を行っても長期的な安定につながりにくいということです。家に例えるなら、柱が傾いたまま表面だけをリフォームしても長持ちしにくいのと同じです。そこで私は、口腔内の土台となる歯並びや噛み合わせを整えることの大切さを感じ、矯正歯科についても研鑽を重ねてきました。さらに、大人になってからの矯正だけでなく、成長過程にあるお子さんの時期から適切に関わることの重要性にも着目するようになりました。そうした思いから、子育て世代が多く暮らす沼袋にご縁をいただき、ここで開業いたしました。
温かみのある院内が印象的です。こだわりを教えてください。
とにかく居心地の良さにこだわりました。木目調の落ち着いた内装に仕上げ、個室の診療室1ヵ所と半個室2ヵ所を用意しています。一般的に、歯科医院への通院に苦手意識を持つ方は少なくないと思います。だからこそ当院では、少しでもリラックスして過ごしていただける環境づくりを大切にしています。小さなお子さんが来院された際には、ぬいぐるみや積み木などを並べたキッズスペースを準備し、遊んでリラックスしてもらってから診療に入るようにしています。お子さんの治療時には保護者も一緒にお部屋に入っていただけますので、お子さんも親御さんも安心して過ごしていただけるのではないかと思っています。
現在はどのような患者さんが来院されていますか?

お子さんからご高齢の方まで、さまざまな年代の方にお越しいただいています。虫歯や歯周病の治療をはじめ、取り外し式の矯正装置やマウスピース型装置を用いた小児矯正・成人矯正、顎関節症などに対応する歯科口腔外科、セラミックの詰め物・かぶせ物による審美歯科まで、幅広いお悩みに対応しています。当院では、歯並びだけでなくお口の健康全体を見据え、一時的な治療ではなく将来までを見越した診療を心がけています。患者さん一人ひとりのライフステージに寄り添いながら、その時々に必要な治療や予防をご提案していきたいですね。地域の皆さんにとって、気軽に相談できる身近な歯科医院でありたいと思っています。
健やかな口腔環境づくりをめざした小児矯正に力を注ぐ
お子さんの矯正ではどのようなことを大切にされていますか?

当院の小児矯正は、単に歯並びを整えることだけを目的とするものではありません。上顎の成長は呼吸や食事、睡眠とも深く関わっていて、発育の状態によってはこれらの機能に影響を及ぼすことがあります。そのため当院では、お子さん一人ひとりの成長発育を見据えながら、健やかな口腔環境づくりをめざした矯正を大切にしています。装置を使った矯正は年長さんから小学校低学年頃に開始するケースが多いですが、ご相談はそれ以前からでも可能です。MFT(口腔筋機能療法)にも対応し、お口周りの筋肉の適切な使い方を身につけるためのサポートも行っています。また、お子さんの性格に合わせて柔軟に進めることを心がけ、お口の写真を見せながら「どこか気になるところはあるかな?」と問いかけ、お子さん自身が気づきを得られるよう工夫しています。お子さんはもちろん、親御さんにも無理なく続けていただけるよう努めています。
大人になってから矯正に取り組む方も多いのでしょうか?
はい。特に子育てなどが一段落した女性が、「これからの人生をより充実させたい」と矯正を始められるケースが多いと感じています。歯周組織の状態が安定していれば、年齢に関わらず取り組むことができますよ。歯列を整えることは見た目の変化が見込めるだけでなく、日々のセルフケアをしやすくなることが望め、お口の健康維持にもつながります。また、口元に関するお悩みが軽減されることで、日常生活をより前向きに過ごすきっかけにもなるのではないかと思います。さらに、当院では睡眠時無呼吸症候群に対する診療にも力を入れています。診断は医科で受けていただくことが前提ですが、歯並びや顎の位置との関連に着目し、矯正という選択肢をご提案できることも特徴の一つです。一般的に歯科ではマウスピース作製が行われますが、当院では長期的な視点で歯列や顎の位置を整えるよう図ることで口腔内の環境改善をめざしています。
予防の面ではどのような取り組みをされていますか。

虫歯や歯周病が進行してしまうと、治療で機能の回復を図ることは可能ですが、完全に元の状態に戻すことはできません。だからこそ、悪化する前にケアを行い、良い状態を維持していくことが大切だと考えています。特に歯周病は、自覚症状がほとんどないまま進行することも少なくありません。また、近年では心疾患や糖尿病をはじめとする全身疾患との関連についても研究が進められています。口腔内を良好な状態に保つことは、全身の健康を考える上でもとても重要なのです。一例として、妊娠中の歯周病と早産や低出生体重児との関連も報告されています。当院ではマタニティー歯科にも対応し、妊娠中や出産前のお口の健康管理についてもサポートしています。将来にわたってご自身の歯で食事を楽しんでいただけるよう、定期的な検診と日々のセルフケアを通じて、一緒に予防に取り組んでいければと思います。
一人ひとりに寄り添い、笑顔で通えるクリニックへ
患者さんにとってどのようなクリニックでありたいとお考えですか?

患者さんが笑顔で帰っていただけるクリニックをめざしています。健康を維持するために、きれいになるために通う場所だと感じていただけたらうれしいですね。診療では主訴だけでなくお口全体をしっかり確認し、噛み合わせや顎のバランス、顎関節の状態なども含めて総合的にチェックしています。顔全体のバランスを考慮したセラミック治療にも対応しており、機能と見た目の両面から整えることを大切にしています。痛みの少ない治療を心がけているのも特徴です。表面麻酔や電動の注射器を用いるほか、打ち方やお声がけについても工夫しています。
スタッフの方々についてもお聞かせいただけますか?
当院のスタッフは、患者さんのことを本当によく考えて動いてくれます。歯科衛生士は、患者さんのライフスタイルに合わせた口腔ケアの指導を行っています。特にセルフケアの指導には力を入れていて、実際に歯ブラシを当てていただきながら、磨きにくい箇所や改善点を一緒に確認していきます。磨けるようになるまで繰り返しお伝えしますので、細かいと感じられるかもしれません。ただ、適切なセルフケアと定期検診の両方があってこそ予防は成り立ちますので、ご自宅でしっかりセルフケアできるようになっていただきたいと願いを込めて取り組んでいます。
最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

今お困りの方はもちろん、症状がなくても予防としてお口の状態を定期的に確認していくことは大切です。当院では患者さんとしっかり向き合い、お話をよく伺いながら、その方にとって適切な治療や予防の方法をご提案してまいります。診療計画を複数ご提案し、ご希望やご事情に合わせてお選びいただけるようにしています。不安や気になることがあれば、遠慮なくお伝えください。かかりつけ医のような存在として、一人ひとりと長くお付き合いしていけたらと考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた小児矯正/88万円~、成人矯正/88万円~、セラミックの詰め物/5万5000円~、セラミックのかぶせ物/11万円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

