里吉 哲太 院長、里吉 雅恵 副院長の独自取材記事
湘南フォーシーズンズクリニック
(藤沢市/藤沢駅)
最終更新日:2025/11/06
大学病院や総合病院での豊富な診療経験を地域で生かしたいと、2025年9月に「湘南フォーシーズンズクリニック」を開院した里吉哲太院長と里吉雅恵副院長。哲太院長は内科、外科として全身的な症状を診るのに加えて、消化器内科、肛門外科の専門的な診療を行う。雅恵副院長は婦人科として、思春期から老年期まで幅広い女性の悩みに対応。肛門外科と連携して尿漏れや子宮下垂などのデリケートな困り事にも対応し、骨盤底筋群トレーニングも行う。「フォーシーズンズ」という院名には、季節が巡りくるように、地域の人々が穏やかに健康に暮らせるように役立ちたいとの思いが込められているそう。開院から間もないが、肛門疾患や婦人科の診療を求めて多くの患者が訪れているという同院について、哲太院長と雅恵副院長に話を聞いた。
(取材日2025年10月7日)
全身を診る内科・外科、婦人科や肛門外科の専門診療も
こちらは、とても幅広く診療されているのですね。

【哲太院長】私が、一般的な内科、外科と、専門的な消化器内科、肛門外科の診療に携わっています。頭から足の指先まで非常に幅広い患者さんがいらっしゃっています。副院長は婦人科診療を行っています。クリニックとして全身をオールラウンドに診ることができ、消化器内科と肛門外科、婦人科があることから骨盤周りへの専門性もあり、何科を診療したら良いのか迷うような症状など、特に女性の方には何でも相談していただきやすいと思います。異なる診療科が共存していることで、相乗効果で患者さんに役立ちたいという思いがあり、実際、婦人科の患者さんが、ずっと悩んでいらした肛門疾患について、ここなら安心して相談できると思い来てくださったこともありましたね。
【雅恵副院長】無料駐車場が広く、ショッピングセンターでのお買い物もできるので、広いエリアの方がお越しになっています。年齢層も幅広く、母娘で来られる患者さんも目立ちます。
肛門外科では、痔の日帰り手術も行っているそうですね。
【哲太院長】そうです。切開術の他、ジオン注射療法という切らない低侵襲な治療法です。痔で悩む方は女性にも男性にも多いのに、恥ずかしいからと受診を控えている方も目立ちます。しかし、放っておいて進行してからでは手術も大がかりなものになり、痛みや出血、感染症などの問題も生じてきます。そうなる前に、当院のようなクリニックで治療を受けていただくと、体の負担も少なく、時間やコストの面の負担も少なくなると思います。当院には婦人科もありますので、そちらで痔についてご相談いただけるのも特徴です。
その他に、こちらならではの診療などはありますか。

【雅恵副院長】婦人科に加え、消化器内科、肛門外科の専門性があるということから、幅広いお悩みにお答えできるクリニックです。治療ではありませんが、一般的な骨盤周りのトレーニングでは鍛えにくい部分にも刺激を与える骨盤底筋トレーニング機器も導入していますので、気軽にご相談いただきたいです。
【哲太院長】私は直腸がんの治療を多く手がけてきましたので、子宮、膀胱などの骨盤臓器も専門分野です。その経験を生かし、出産後や婦人科系の手術を受けた方の骨盤底筋のゆるみ、加齢による骨盤底筋の衰えなど外科と婦人科の問題がオーバーラップしているところに、手術や薬物治療とは異なる方向からもアプローチしたいと考えています。尿や肛門の悩みは相談しにくいという女性が多いようですので、きっかけの一つとして気軽に骨盤底筋群トレーニングを試していただければと思っています。
患者とのフラットでオープンな信頼関係づくりを重視
開院までの経緯を聞かせてください。

【哲太院長】私は、総合病院や専門機関で一般外科や、消化器疾患治療の研鑽を積み、特にがんの外科手術に多く携わってきました。現在は大好きな湘南の地に住んでいます。これから先もこの地に長く暮らしていくでしょうから、同じようにこの地域に暮らす皆さんのお役に立ちたい、クリニックとして地域とともに成長していければいいなという思いで、開業しました。
【雅恵副院長】私は北海道の出身で、北海道や神奈川の総合病院で産婦人科診療に携わってきました。分娩や手術、救急など第一線で仕事をしてきましたが、私自身も出産や子育てを経験して、日常的な外来診療の大切さを実感しました。さまざまな世代の女性の日常生活をサポートしていくことのやりがいにも気づき、地域に根差して気軽に受診できるクリニックとして関わっていきたいと考えるようになりました。
開業の際、どのような点にこだわりましたか。
【哲太院長】複数の診療科があるので、患者さんのプライバシーを保てるように広いスペースを確保したこと、また、来院したことで少し心が軽くなるような雰囲気にしたいと、そこは第一に考えましたね。この辺りは、若いファミリー世代も、昔から住まわれている高齢の方も、いろいろな世代の方が混在している地域です。フォーシーズンズという院名には、春夏秋冬を繰り返すように、当院をかかりつけとして、地域の方々が何世代にもわたり、日常生活を続けていけるようにとの思いを込めました。人は病気になったり老いていったりするけれど、季節は必ず繰り返す、その中で自然な流れに沿って生きていくことのお手伝いがしたいと思っています。
院長の診療方針を教えてください。

【哲太院長】医師と患者という関係である前に、人と人との付き合いとしてフラットでオープンな気持ちで接し、患者さんにも心を開いていただきたいと考えています。対話を大切に、患者さんの問題や悩みをできるだけ引き出して対応できればいいなということを考えていますね。そして、決して押しつけることなく、自然に話していただけるような関係づくりを心がけています。スタッフにも、人と人との関係を大切にしてほしいと伝えています。こちらから心を開いて丁寧に、相手を尊重する気持ちを持って接するということですね。当たり前のことかもしれませんが、クリニックという場所では特に心がけるべきだと思っています。
多様な症状をまず相談できる、医療の入り口をめざして
婦人科の診療ではどのようなことを大切にされていますか。

【雅恵副院長】仕事や子育てで多忙な女性たちに、それぞれの家庭環境や、ライフスタイルにも配慮しながら、何でも相談してもらえるような雰囲気でありたいと思っています。同じ年代の方はもちろん、自分がたどってきた若い世代、あるいは、自分の母と重なる高齢の世代にも、女性として共感しながら、診療を進めていきたいと思っています。もちろん治療も大切ですが、患者さんから「先生の顔を見てホッとした、話しただけで元気になった」と言っていただけると、こちらもうれしくなります。そんな関係を大切にしたいですね。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
【哲太院長】勤務医時代、進行がんで亡くなる方に多く出会ってきましたので、命を大切にしたいという気持ちが強く、また、医学的な面だけでなく、患者さんに学んだ人生観や生き方といった部分も含めて、当院の診療に生かしていきたいと考えています。また、痔の日帰り手術のように、低侵襲で患者さんに有用な治療、当院ならではの治療を模索して積極的に取り組んでいきたいと思っています。地域の皆さんと幅広く末長くお付き合いしていきたいと願っていますので、まずは当院のことを広く知っていただき、若い方から高齢の方、男女問わず来ていただいて、気になる症状や、日常的な困り事をご相談いただきたいと思います。気軽に足を運んでいただければと思います。
副院長はいかがでしょうか。

【雅恵副院長】婦人科としては、思春期から性成熟期、更年期、老年期まで、女性の各ステージでの悩みや症状に丁寧に対応していきたいと考えています。地域の女性の皆さんがまず相談しに来てくださる、そんなクリニックになっていきたいなと思っています。特に、若い世代への予防接種や婦人科検診にも力を入れていきたいと思いますので、気軽にご相談いただきたいですね。また、院長も外科を中心に多くの手術を経験して、内視鏡検査や術後のフォローにも取り組んできましたし、私も総合病院で長く出産や手術に携わってきました。その経験から、当院で対応できる範囲を見極め、対応できないことがあっても適切な診療につなぐお手伝いができると思います。医療の入り口として、気軽に相談していただきたいと思います。

