中村 有佑 院長の独自取材記事
天神HIT歯科・矯正歯科
(福岡市中央区/天神駅)
最終更新日:2026/08/12
福岡市地下鉄空港線天神駅直結、天神ビッグバンの中核を担う天神ブリッククロスの南棟2階に「天神HIT歯科・矯正歯科」はある。エレベーターの扉が開くと、イタリア産大理石の床と壁、大きなカサブランカの生花が迎えるホテルのラウンジのような空間が広がる。院長の中村有佑先生は、スイスのチューリッヒ大学でセラミック治療の技術を直接学び、ブルーラジカルレーザーを用いた歯周病治療の研鑽も重ねる歯科医師だ。各分野に専門の歯科医師5人を擁し「都心部に大学病院的な役割を担えるような歯科医院をつくりたかった」と語る同院には、県外から訪れる患者も少なくない。やわらかな物腰の奥に、よりよい歯科医療への揺るぎない情熱をにじませる中村院長に、診療の特色や今後の展望を聞いた。
(取材日2026年8月3日)
家族の志を胸に、天神で積み重ねる日々のヒット
先生が歯科医師の道を志されたきっかけを教えてください。

2歳の頃から歯科医師になりたいと思っていました。父と母が歯科医院を開業しており、毎日自宅に帰る前に歯科医院に立ち寄る生活でしたので、物心ついたときには自然とこの道を志していました。福岡歯科大学を卒業後、九州大学病院での研鑽を経て、福岡県内外の複数の歯科医院で幅広い臨床経験を積みました。加えてスイスや韓国でも技術と考え方を学び、世界的な視野で研鑽を重ねてきたことは、今の診療の大きな土台になっています。噛むこと、噛めることは全身の健康に深く関わっていますから、その健康をつかさどれる歯科医師という仕事を心から誇りに思っています。妹も歯科医師として研鑽を積んでおり、家族でこの志を受け継いでいけることをありがたく感じています。
こちらで開業されるまでの経緯をお聞かせください。
福岡で育ちましたので、いずれは天神か博多で開業したいとずっと考えていました。地下鉄の駅直結で都心部にあるこの場所と出合い、ここだと直感して開業を決めました。クリニック名の「HIT」にはいくつもの思いを込めています。ロゴのTとHは父の「司」と母の「ひろえ」の頭文字で、その真ん中に「愛」を据えました。それと同時に、大きなホームランではなく、毎日毎日ヒットを積み重ねるように、日々の患者さまとの出会いや治療の機会を大切にしていきたいという意味もあります。待合室に飾っているカサブランカは母が好きな花ですし、法人名の「有友会」は私と妹の名前から取ったものです。家族の思いがこのクリニックのいたるところに息づいています。
院内の空間や設備面でこだわった点を教えてください。

設備面では、デジタル機器の充実に特にこだわりました。セラミック治療に用いるCAD/CAMシステムのフルキットを2セット、歯周病治療用のブルーラジカルレーザー、矯正用の口腔内スキャナーなど、患者さまのさまざまなニーズにお応えできるよう体制を整えています。空間づくりにおいても、イタリアから取り寄せたこだわりの大理石を床や壁にあしらい、患者さまがいらしたときに心地良く過ごしていただける空間をめざしました。自動ドアの採用や第三者の滅菌業者との契約など、直接目に触れにくい部分にも気を配っています。先進の設備もおもてなしの空間も、すべては患者さま一人ひとりにより良い歯科医療を届けたいという思いから生まれたものです。
世界で磨いた技術と、患者に寄り添う診療
先生ご自身が専門とされている治療について教えてください。

私が特に力を入れているのが、ブルーラジカルレーザーを用いた歯周病治療です。過酸化水素という薬液と青色レーザーが反応することで強力な殺菌力が生まれ、5分間の照射で口腔内の細菌の殺菌をめざす治療です。歯周ポケットの改善や、重度の歯周炎でお悩みの方への効果が期待できます。厚生労働省の認可を得るまでに十数年にわたる研究が重ねられ、数年前に承認された治療で、積極的に取り入れてきました。講演活動にも積極的に取り組んでおり、この治療の可能性をより多くの方に届けていきたいと考えています。
歯周病治療のほかにも、力を入れている分野はありますか。
セラミック治療にも力を注いでいます。スイスのチューリッヒ大学で、CAD/CAMシステムを開発された先生のもとで直接技術と考え方の指導を受けました。削る器具から接着に使うセメントまで高品質のものを採用し、仕上がりの質にも妥協しません。加えて、その日のうちにセラミックを装着するワンデートリートメントにも対応しており、仮蓋の期間を設けないことで感染リスクの低減が期待できます。セラミックは早く装着するほど予後が良いことが望めるというエビデンスも出ていますので、患者さまの歯を長く守る上で大きな意味があると考えています。
患者さんと向き合う際に大切にされていることを教えてください。

まず大切にしているのは、患者さまが何を望んでいるのかに心を傾けて聴くことです。第一印象は一瞬で決まりますから、清潔感や言葉遣いにも気を配り、安心してお話しいただける雰囲気づくりを心がけています。患者さまにとっての一番いいものと、歯科医師の考える一番いいことには距離がある場合もあります。ですから、こちらの考えを押しつけるのではなく、お話しする中でお互いにとってベストな着地点を見つけることが私たちの務めだと思っています。歯科に苦手意識のある方には声かけをより丁寧にし、口腔内カメラなどで状態を視覚的にお見せすることで、ご自身の歯への理解を深めていただけるよう工夫もしています。専門用語ではなく患者さま目線の言葉でお伝えしながら、すり合わせを重ねて主訴を解決していくのが、最善の歯科医療だと考えています。
専門の歯科医師が集う天神の歯科医院が描く未来
歯科医院全体の診療体制についてお聞かせください。

開院当初から、5名の専門分野を持つ歯科医師で都心部に大学病院的な役割を担える歯科医院を作りたいというコンセプトがありました。例えばインプラント治療は九州大学出身の歯科医師が担当するなど、各分野にそれぞれ専門の歯科医師が在籍しており、歯科技工士も日々技術を磨き続け、幅広い患者さまのニーズに院内で対応できる体制を整えています。ありがたいことに多くの新しい患者さまが来院されており、ご紹介で来てくださる方やご家族で通われている方も少なくありません。県外から新幹線や飛行機で来られる方もいらっしゃいます。歯科医師のほうから「技術を学びたい」というお声をいただくこともあり、励みになっています。ホームページやSNSでの情報発信にも取り組んでいますが、何より大切にしているのはおもてなしと接遇の質です。スタッフ全員でその意識を共有し、お一人お一人に丁寧な対応を心がけています。
開業から1年を迎え、今後の展望をお聞かせください。
幅広い患者さまのお悩みにベストな治療法でお応えしながら、天神HIT歯科の存在を多くの方に知っていただき、着実に成長していきたいと考えています。セラミックや歯周病治療に関する講演も今年中に複数予定しています。日々医療は進歩しますから、知識と技術のアップデートは欠かすことができません。常に新しい学びを患者さまに還元できるよう、研鑽を続けていくつもりです。自分自身の健康管理も大切にしており、1日5回の歯磨きと毎月の歯科メンテナンスは欠かしませんし、週3回の筋力トレーニングも習慣にしています。患者さまにお口の健康をお伝えする立場だからこそ、まず自分が実践していたいという思いがあります。
最後に、読者へメッセージをお願いいたします。

患者さまに合わせたオーダーメイドの治療計画をご提案し、主訴にしっかりお応えするというところは自信を持ってお約束いたします。当院では一般的な歯科治療から審美歯科、矯正、インプラント、歯周病治療まで幅広く対応しておりますので、お口のことで何か気になることがあれば、まずご来院いただきお話しするところから始めていただければと思います。お一人お一人の声に丁寧に耳を傾け、その方にとって最善の治療法を一緒に見つけていくことが私たちの診療の原点です。技術も知識も日々磨き続けながら、すべての患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、スタッフ一同これからも真摯に努めてまいります。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミック治療/8万8000円~
矯正治療/99万円~
インプラント治療/55万円~
ブルーラジカルレーザーを用いた歯周病治療/1万6500円~

