ワンストップでの歯列矯正で
噛み合わせや清掃性などの機能改善へ
八幡駅前歯科・矯正歯科
(北九州市八幡東区/八幡駅)
最終更新日:2025/10/01


- 自由診療
歯並びの見た目とともに、噛み合わせや清掃性を改善するために行われる歯列矯正。近年では、マウスピース型装置を用いた矯正が注目を集めたことなどから、矯正自体を受ける人が増えているという。そうした中、2025年10月に開業した「八幡駅前歯科・矯正歯科」は、虫歯や歯周病の治療、抜歯なども含め、幅広い診療を組み合わせたワンストップでの矯正に力を入れている。噛み合わせなどの機能改善にこだわり、患者の健康な口腔環境づくりのため積極的に矯正を提案していく予定だ。「歯を長持ちさせるためには、口腔の機能改善は避けては通れません。矯正は自由診療のため費用は高くなってしまいますが、長期的に見ると非常に価値の高い方法です」と教えてくれた細井穂乃香院長に、矯正のメリットなどについて詳しく尋ねた。
(取材日2025年8月7日)
目次
噛み合わせや清掃性などの機能改善を目的とした歯列矯正で、生涯自分の歯で噛める口腔環境づくりを
- Q矯正に注力している理由をお聞かせください。
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A
▲幅広い診療に対応している細井院長
患者さんのお口の中を見ていくと、歯並びによって清掃性が悪く虫歯や歯周病のリスクが高いというケースがあります。そういう場合はしっかりとケアに取り組んでいても、歯周病が進み、結果として歯を失うことにつながってしまいます。口腔ケアに対する意識が高いにもかかわらず、歯を失ってしまうのは非常にもったいないですよね。生涯にわたって自分の歯で食事ができるようにするためにも、機能面からの矯正が重要だと考えています。もちろんコンプレックスを克服するために歯並びの見た目を整えていくというアプローチでも構いませんが、矯正の軸足は噛み合わせや清掃性といった機能面向上をめざすことにあるというのが私の考えです。
- Qこちらではどのような矯正が受けられますか?
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A
▲ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正に対応
当院では、ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正に対応しています。それぞれのメリットとデメリットを挙げると、ワイヤー矯正に関してはやはり装置が目立ってしまいますし、準備に時間がかかってしまうところがありますが、歯が傾いているなどの難症例にも対応できます。マウスピース型装置を用いた矯正については、無色透明の装置なので矯正を受けていることがわかりづらいという特徴があります。また、歯を奥側に動かす遠心移動が得意なので、従来だと抜歯を伴っていたケースでも歯を抜かずに矯正できる可能性があります。一方、自分で装置を取り外せるので、装着時間を守っていただけないと矯正が進まないリスクがあります。
- Q自分に合った矯正法はどのように見つければ良いでしょうか?
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A
▲患者のライフスタイルも考慮し、治療方法を一緒に考える
お口の中の状況や歯をどう動かしたいかなどによって矯正法に向き不向きがあるのは事実ですが、それ以上にどういう生活習慣なのか、どんなお仕事に就いているかなど、生活背景を踏まえて自分に合った方法を選ぶことが大切です。そのためご自分のライフスタイルも伝えるようにしましょう。また矯正は年単位で時間がかかるものです。就職や転勤などによる転居の予定がないか、どれくらいの間隔で通院できるかも含めてお話ししてください。矯正は自由診療ですから、ある程度費用もかかってしまいます。せっかく矯正を始めたのに続かないというのが一番もったいないですからね。矯正をスタートするタイミングも慎重に考えましょう。
- Qワンストップで矯正を進めることができるのは強みですね。
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A
▲一般歯科にも対応しているため、ワンストップでの矯正治療が可能
歯科クリニックの中には矯正に特化した所もありますが、虫歯の治療や抜歯が必要な場合、ほかのクリニックを受診しなければならないというケースがあります。患者さんにとって複数のクリニックに通院するのは負担ですよね。当院は一般歯科にも対応しているので、診断から口腔内全体の矯正計画の立案、虫歯や歯周病の治療、矯正、そして矯正後のメンテナンスまでワンストップで行うことが可能です。虫歯治療の中には矯正が終わった後にかぶせ物を入れたほうが良い症例もありますから、適切なタイミングかつ途切れることのない矯正がめざせるというのは強みだと思っています。矯正の途中で虫歯になっても、すぐに対応できますよ。
- Q期間が長くかかりますが、診療で工夫しているポイントは?
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A
▲患者との対話を大切に、気持ちに寄り添う治療を提供
矯正が長期間にわたるので、どうしても患者さんのモチベーションが落ちてしまいます。特にマウスピース型装置を用いた矯正だと、装置を着けている時間が短くなるとうまくいきませんから、患者さんが前向きに矯正に取り組むことがとても大切なんです。そのためこまめに口腔内の写真を撮影し、経過を視覚的に見せてモチベーションが保てるように工夫しています。装置の調整や歯の様子をチェックするために定期的に受診いただくのですが、なるべく楽しくコミュニケーションを取りながら診療するように心がけています。私たちと患者さんの距離が縮まっていけば、通院に対する面倒臭さも軽減できるはずですからね。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/104万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/104万5000円~