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栗⽥ 淳貴 院長の独自取材記事

溝の口あそう眼科

(川崎市高津区/溝の口駅)

最終更新日:2025/09/10

栗⽥淳貴院長 溝の口あそう眼科 main

溝の口駅から徒歩2分、大通りに面したメディカルモールに2025年7月に開院した「溝の口あそう眼科」。青を基調とした清潔感あふれる院内で診療にあたる栗田淳貴院長は、日本大学医学部で約10年研鑽を積み、白内障と角膜を専門とする眼科医だ。「患者さまが今何に一番困っているかをしっかり聞く」を心がけ、積極的に話しかけて不安を和らげる診療スタイル。大学病院レベルの先進機器をそろえ、一般眼科から日帰り手術まで幅広く対応しながら、「些細なことでも来ていただければ」と温かく語る。デジタル機器の普及でドライアイに悩む人が増える中、仕事のパフォーマンスにも影響する目の不調に真摯に向き合う。開業への経緯や診療にかける思い、地域医療への展望について話を聞いた。

(取材日2025年8月19日)

先進機器をそろえ、専門性を持ち地域医療に貢献

開業の経緯を教えてください。

栗⽥淳貴院長 溝の口あそう眼科1

日本大学医学部を卒業後、同大学病院の眼科に入局し、約10年間お世話になりました。大学病院では特殊な症例や難しい症例をたくさん経験させていただき、非常に楽しく勉強になったんです。ただ、より患者さんの身近に感じるような治療もやりたいという思いが徐々に強くなってきました。ものもらいやドライアイ、アレルギーといった一般的な疾患の方が圧倒的に多いですから、そういった患者さまに寄り添った治療ができるクリニックも視野に入れていたんです。そんな中、当クリニックの理事長である朝生先生から新しくクリニックを作るというお話をいただきました。私の恩師でもある山上教授からもいろいろ教えていただいた縁もあり、「ぜひともやらせていただきたい」とお受けしました。

眼科を選んだ理由と、専門分野について聞かせてください。

祖父が内科の医師で、父も歯科医師という医療一家で育ち、漠然と内科を考えていました。でも初期研修で各科を回る中で、眼科の魅力に気づいたんです。手技もあるし内科的な要素もある。糖尿病網膜症のように全身疾患から目に症状が出ることもあって、内科的な視点も必要なんです。何より、最初から最後まで一貫して診られる専門性の高さに惹かれました。親戚に眼科の医師がいたこともきっかけになりましたね。専門は白内障と角膜です。

クリニックの特徴的な設備や診療体制について教えてください。

栗⽥淳貴院長 溝の口あそう眼科2

当院では大学病院でも使われるような先進の検査機器をそろえています。一般的なOCTだけでなく前眼部OCTという角膜の断層像も撮れる機器や、目の中の炎症を確認するための特殊な機械もあります。患者さんと対話しながら行う視野検査機器も導入しました。手術に関しても白内障、網膜硝子体、緑内障まで幅広く対応できる機器を導入し、木曜日を手術日として日帰り手術を行っています。より高度な網膜硝子体手術や緑内障手術は朝生先生にお願いすることもあり、月に何度か来ていただいて連携を取っています。4階の手術フロアには扉つきの半個室回復室も備え、術後ゆっくり休んでから帰宅できる環境も整えました。こうした充実した設備で診断から手術まで対応できるクリニックです。

患者の不安に寄り添う日帰り手術

日帰り手術への取り組みと、患者さんへの配慮を教えてください。

栗⽥淳貴院長 溝の口あそう眼科3

患者さんにとっては目の手術というのは怖いと思うんです。でも白内障手術では目薬の麻酔で、長くても10分前後で終わります。手術前にしっかりお話しさせていただき、手術中も「今から始めますよ」「もう少しで終わりますよ」と声をかけることを欠かさないようにしています。信頼関係が何より大事だと思っています。8月から手術を始めたばかりですが、幸い少しずつ患者さんが増えてきています。私は、大学病院で多くの症例を経験してきましたし、手術前日には頭の中で一度シミュレーションをして、安心して当日を迎えられるよう準備しています。

小児眼科や近視抑制治療について詳しく聞かせてください。

お子さんの患者さんも多く来ていただいています。近視は世界的に問題になっていて、日本の小中学生でも増加傾向にあります。当院では近視抑制のための目薬治療と、オルソケラトロジーという夜間につけるハードコンタクトレンズによる近視矯正治療を行っています。スマホやタブレットが身近になった今、お子さんの目の健康は本当に大切です。お子さんの場合は成長に伴って度数も変わりますから、定期的な受診がより重要になります。早期の適切な対応が、将来の目の健康につながると考えています。

一般的な眼科疾患への対応について教えてください。

栗⽥淳貴院長 溝の口あそう眼科4

「目がゴロゴロする」「目やにが多い」「見えづらい」など、些細なことでも来ていただければと思っています。最近特に多いのがドライアイですね。コンタクトレンズの使用やデジタルデバイスの影響で、つらいと言って来院される方が増えています。重い病気に直接つながらないかもしれませんが、仕事のパフォーマンスには確実に影響します。コンタクトレンズは処方箋なしでネットでも買えてしまうんですが、目の表面に傷ができていたり、度数が変わっていたりすることもあるので、定期的な眼科受診は必要です。また、アレルギー性結膜炎も多く、花粉症の時期は特に忙しくなりますね。

めざすのは地域に根差したかかりつけ眼科

診療で特に心がけていることは何ですか?

栗⽥淳貴院長 溝の口あそう眼科5

積極的に話しかけることですね。問診票を見ながら「こういう症状ですね」と確認して、その後具体的に症状を伺います。医師が一方的に話してしまうと患者さんが話しづらくなってしまうので、まずはしっかりお声がけして、今何に一番困っているかを聞くようにしています。なるべく急かすような空気は出さず、ゆったりと診てもらえているという体感を得られるよう心がけています。患者さん第一に、スタッフ一同で考えてやらせていただいていますので、本当に些細なことでもご相談いただければと。院内は、青を基調としたデザインになっていて、患者さんからも「きれいなクリニックですね」と言っていただくことが多く、リラックスして来ていただけているようでうれしいですね。

今後の展望や目標について聞かせてください。

一般的な外来と手術、両方をバランス良くできるクリニックにしたいと思っています。どちらかに偏るのではなく、両方を最大限活用して患者さんにご案内できる形を理想としています。今は30代、40代の方が多いですが、白内障手術が必要な高齢の方が増えてきたら、手術についての説明会も今後開催していきたいと考えています。「白内障とはこういう病気ですよ」「手術はこういう形でやりますよ」といった説明を通じて、より多くの方に安心して手術を受けていただきたいですね。医師としては、医師になった以上は一生勉強ですから、勉強会等にも積極的に参加して、新しい技術や治療法を取り入れていきたいです。地域の皆さんに愛されるクリニックになれたらうれしいです。

読者へのメッセージをお願いします。

栗⽥淳貴院長 溝の口あそう眼科6

当院では検査機器から手術機器まで、大学病院にもある機器を導入しています。先進の機器もそろえ、精密な診断や治療も可能です。ホームページから診療の予約や手術相談の予約もできます。緑内障のように自覚症状がないまま進行する病気もありますから、年に1回、あるいは数年に1回でも眼科検診に来ていただけると早期発見につながります。遅くとも60歳くらいには一度眼科で定期検診を受けていただきたいですね。目に関することであれば、本当に些細なことでもいいので、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

近視抑制治療(点眼薬)/3300円~、オルソケラトロジー/13万円

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