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綱島裕之 院長の独自取材記事

つなしま歯科医院

(横浜市瀬谷区/瀬谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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「たくさんの歯科医院の中で当院を選んでくださった患者さんとの“縁”を大切にしたい」と語る「つなしま歯科医院」綱島裕之院長。小さな子ども、障害や病気を持つ人、お年寄りなど歯科にかかりにくい患者にも、一人ひとりに真摯に向き合い、優しく寄り添い、適切な診療を提供するために尽力している。歯科医師としての研鑽も怠らず、開業の傍ら大学院で噛み合わせをテーマに研究を続けて博士号も取得。さらに歯科医師会の活動にも積極的で、学校保健や医科歯科連携の推進など歯科医師としての社会貢献にも取り組む。人を包み込むようなおだやかな笑顔の中に、地域に根ざす開業歯科医としての矜持と、頼もしい行動力が感じられる。「他では治療ができない子どもも大丈夫」との口コミが拡がり、多くの患者家族に慕われることが納得できる素敵なドクターだ。
(取材日2013年8月5日)

診療に研究に、社会貢献に。何ごとにも積極的に取り組む行動派ドクター

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

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祖父も父も歯科医師、親類にも歯科医師が多い環境に育ち、子どもの頃から「歯科医師になりなさい」と言われ、疑問も持たずにそのままレールに乗っかってなったという感じです。大学を卒業してすぐ勤務医になりましたが勉強の必要性を感じていましたので、開業してから大学院の研究生になり、2012年に博士号を取得しました。

どんなテーマで研究されていたのですか。

「噛むこと」が大脳に与える刺激を研究していました。噛むことによって唾液が分泌され、口の中の環境が維持されるだけでなく、噛むことが大脳に刺激を与えるので肥満を抑制したり、認知症の予防に役立てることができるのです。患者さんにも協力していただき、データをとらせてもらって論文を完成させました。研究の成果を生かして患者さんにも「噛むこと」の重要性をお伝えするように努め、また今も研究会や研修会にはできるだけ参加して研究を続けています。

瀬谷で開業された経緯を教えてください。

東京出身ですが、大学が横須賀でしたので横浜にも親しんできました。また妻がこの近くの出身で、結婚後、近所に住んでいたこともあったのでなじみ深く、この場所を紹介されてすぐに開業を決めました。駅前ですが落ち着いた環境ですし、クリニックビルで小児科など他科の先生と連携できるのも便利です。また開業2年目に瀬谷区の歯科医師会の理事を任されたのをきっかけに、横浜市の歯科医師会でもさまざまな役職を経験し、公衆衛生や地域医療などの活動に関わってきました。歯科医師会の中では若い方ですので、先輩の先生方にいろいろ教えていただき、そうした出会いが貴重な財産にもなっていますね。

診療をする上で大切にされていることは何ですか?

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歯科医師である前に人間として、自分だったらどのように治療されたいか、何をされたくないかを患者さんの立場で考え、痛くない・怖くない・なるべく負担を感じさせない治療をすることに努めています。それが第一ですね。そして患者さんに納得して治療を受けていただくために、信頼関係を築くために、できるだけよくお話をするように心がけています。治療しているより話している時間の方が長いぐらいなんですよ。また優しく丁寧に説明した方がいい人もいれば、少し強めにアドバイスした方がいい人もいるなど、アプローチは一人ひとり違いますので、患者さんの人となりがわかるまで対話していくことが大切だと思っています。一人暮らしのお年寄りの患者さんも多いですから、いろんなお話を聞き見守るのもかかりつけ歯科医の役目だと思っています。

「歯科嫌いの子どもも障害者も大丈夫」との評判に、遠方からも患者が集まる

クリニックとしての特徴を教えてください。

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障害のある方や歯科嫌いのお子さんなど、普通のクリニックでは治療しにくい治療を得意とするのが、当院の特徴かもしれません。横浜市歯科保健医療センターの理事を務めたことがきっかけで日本障害者歯科学会にも入会し、障害のある方の治療も手がけるようになりました。簡単な治療は当院で行いますし、センターや大学病院では全身麻酔や静脈内鎮静法などを使って治療を行う場合は連携して、日常のケアや治療後のメンテナンスを行うこともあります。

具体的にはどのように進めるのですか?

障害のある方やお子さんは感受性が豊かですから、一度恐怖心を持つと治療が受けられなくなり、泣いたり暴れたりすることが多いのですね。当院では、急性症状で痛みがある場合などどうしても必要な時以外は、抑えつけたり、無理矢理口を開けさせて治療することはありません。何度も来てもらい、お話をして慣れてもらい、本人が治療を受ける気になって初めて、治療台に座ってもらうようにしています。周りが何を言うより、本人が「痛くない」「怖くない」とわかること、気づきが大切なのだと思います。泣きじゃくっていても、根気よく付き合っていくとだんだん慣れてきて、2歳3歳の子どもさんでも一人で座れるようになるものです。私としては当然のことだと思っていますが、「他院で治療できなかった子が、一人で座って治療が受けられるようになる」と、お母さんたちの間でそんな口コミが拡がっているようです。おかげで特に宣伝もしていないのですが、川崎や相模原、東京など遠くからも患者さんが来てくださるようになりました。

忘れられない患者さんとのエピソードがありますか。

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泣いて泣いて他院では治療できず、虫歯がたくさんできていたのを治療した男の子が、今はもう社会人で東京に住んでいるのですが、わざわざ治療に帰ってきてくれます。なかなか治療ができなかったお子さんが一人で治療を受けられるようになると、お母さんが泣いて喜ばれることがあり、そんな時は歯科医師としての生きがいを感じますね。お年寄りの場合も、なかなか入れ歯が合わなかったという方が「やっと噛めるようになった」と喜ばれると、その一言が聞きたいがために歯科医師を続けていると思います。通院できなくなったお年寄りのもとへは訪問診療にも伺っています。いつまでも口からおいしく食べていただきたいので、定期的にご自宅へ伺って一緒に食事をして食べ方を見せていただくこともあります。経鼻経管栄養法を受けられていたのが、お口のケアとリハビリテーションで口から食べられるようになってどんどん回復され、寝たきりから歩けるようになられた方もいらっしゃるんですよ。小さなお子さんが成長してくれるのも嬉しいですが、お年寄りが食べられるようになり元気になられるのもとても嬉しく思います。

医科歯科連携で、歯周病とかかわりの深い糖尿病対策にも尽力

お忙しい毎日ですが、先生の健康法やストレス解消法は?

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イヤなことは忘れる、気にしないといういい性格をしているようです(笑)。で、休みの日は自分の好きなことに没頭するのが心身の健康法ですね。昔は、ゴルフが好きで月に2、3回行っていたのですが、最近は忙しくて年に2、3回になってきて、これはちょっと残念です。また家事が好きで、ストレス解消法はアイロン掛けなんですよ(笑)。シャツやハンカチにピシッとアイロンをかけると気分もスッキリするんです。そして、どこへ行っても司会や幹事が回ってきます。最近も歯科医師会役員の打ち上げにバーベキューをしたのですが、先輩の先生方に「つなちゃん、よろしく」と言われて(笑)準備を引き受けました。人に喜んでもらうのが好きなので苦にはなりませんし、自分の楽しみにもなっていると思います。

これから力を入れていきたいことを教えてください。

基本的には、今まで培ってきた患者さんとの繋がりを大切に日々の診療に努めたいと考えています。気になっているのはお子さんの歯並びですね。虫歯は少なくなっていますが、柔らかいものを食べることが増え、充分な咀嚼をせずに呑み込むことから顎の発育のバランスが悪く、歯並びが悪いお子さんが目立ちます。予防だけでなく、食生活から見直していくことをお母さん方にはお伝えしていきたいですね。また医科歯科連携にも注力したいと思っています。特に糖尿病と歯周病はかかわりが深く、歯周病を改善することが糖尿病の予防や改善に役立ちます。歯科医が全身の健康に貢献できる分野ですから、私も連携医として積極的に活動していきたいと思っています。

最後に読者のメッセージをお願いします。

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幾つになってもしっかり噛んでおいしく食べて健康な人生を送っていただくことは、歯科医師に科せられた命題です。そのためには、お子さんの頃からキュア(治療)よりケア(日常の手入れ、予防)を重視して、痛くなくても定期的に歯科医院に来ていただきたいですね。歯科医院は決して楽しいところではないと思いますが、人生を楽しく生きるために必要なところなのでぜひ来てください。通いにくい事情がある場合はご相談ください。たくさんの歯科医院の中で、縁があって当院を選んでいただいたお一人お一人との縁を大切に、これからも日々の診療に臨んでいきたいと思います。

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