いつまでも自分らしくいるために
体の状態を深く知るための検査
ゆうレディースクリニック東小金井
(小金井市/東小金井駅)
最終更新日:2025/10/03
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日本人女性の平均寿命は長いが、実は健康的に日常生活を送れる「健康寿命」との間には10年以上のギャップがあるといわれている。いつまでも自分らしく生き生きと過ごすためには、この差を埋めることが重要だ。「ゆうレディースクリニック東小金井」の三浦裕美子院長は、自身の体験から「女性の体は変化する」という点に着目し、筋年齢や血管年齢など5項目に及ぶ体の機能の状態と、老化を早める5つの危険因子を測定する検査を取り入れている。10年、20年後を見据えて、「予防」として健康なうちから心身を整えるための検査だ。「この検査が、健康について考えるきっかけづくりになれば」と話す三浦院長に、その内容や流れについて教えてもらった。
(取材日2025年9月12日)
目次
女性の体は変化する。いつまでも健康的な日々を送るために、体の機能年齢と老化を早める危険因子を知る検査
- Q女性は誰でも、年齢によって体が変化していくのでしょうか?
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A
▲“自分らしく生きる”ための健康をサポート
そうですね。特に40歳を過ぎた頃から体の変化を実感する方が多いのではないでしょうか。日本人女性の平均寿命は長いですが、実は健康的に日常生活を送れる「健康寿命」との間には10年以上のギャップがあるといわれています。この10年のギャップをできるだけ短縮することが、いつまでも自分らしく過ごすためのポイントです。そして時間の経過による「加齢」は誰にでも平等に訪れるものの、心身の衰えである「老化」は生活習慣や環境によってコントロールできることがわかっています。ご自身の健康に意識を向けて、今の体の状態を知ることが、10年、20年後の未来のための第一歩です。
- Qこちらでは、自分の体を知るための検査を受けられるそうですね。
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A
▲体の中のバランスを数値で可視化する先進の検査機器を導入
当院にはさまざまな検査のための設備を備えており、小金井市の子宮がん検診や婦人科の検査だけでなく、体全体の状態を測ることが可能です。私が女性の体の機能の「年齢」を見るために重視しているのは5つ、体組成から測る「筋年齢」、動脈の硬さや血流状態といった「血管年齢」、認知機能や脳の反応速度を表す「神経年齢」、複数のホルモンバランスを見る「ホルモン年齢」、骨密度を測る「骨年齢」。この5つがそれぞれ理想的な数値で、きれいな五角形になっているのが望ましいです。欠けている部分については「老化が進んでいる」といえますから、それを引き起こす危険因子を併せて分析していきます。
- Q老化を早める危険因子とは具体的に何でしょうか?
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A
▲体の変化にきちんと目を向けるためにも検査は大切
老化の進行に関わる危険因子として、5つの「内なるストレス」が存在します。糖化・酸化・心身・免疫の4つのストレスと、5つ目はそれらと密接に関連する睡眠や運動などの生活習慣です。「糖化ストレス」とは日々の食生活などでたまっていくAGEs(終末糖化産物)の蓄積で、「酸化ストレス」とは活性酸素などによる体へのダメージ。糖化も酸化も避けようのないものではありますが、蓄積のスピードが緩めば、体の機能の衰えを遅らせることにもつながります。そのためにも食生活などの生活習慣を整えることが大切ですし、それが心身の健康や免疫力アップにもつながりますから、この5つの因子はリンクしている部分もありますね。
- Q実際の検査の流れを教えてください。
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A
▲スムーズな診察・検査により、患者の負担を軽減
検査は予約制で、担当スタッフがついてサポートします。受付を済ませて検査着に着替えたら、まずは筋肉を含めた体組成の状態を測定。次に血圧脈波検査で、実際の血管の硬さや詰まり具合を評価し、採血で血液中のコレステロール値も確認します。これらは悪化すると脳梗塞や心筋梗塞につながりかねません。次に神経年齢ですが、これはパソコンを用いてテストにご回答いただくことで、脳年齢を測るようなものといえばわかりやすいかもしれませんね。またホルモンは何種類も関わってくるため、血液検査などでそのバランスを見ていきます。最後に骨年齢ですが、当院ではDEXA法の検査機器を導入しており、腰椎と大腿骨で精密に測定します。
- Q検査結果をどのように生かしていますか?
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A
▲不安なことがあれば気軽に相談してほしいと話す院長
検査から約2週間後に再度ご来院いただき、結果説明とそれに基づくアドバイスを行います。その際にレポートをお渡ししているのですが、これは各項目の数値など検査結果に私の所見を加えたものです。先ほど挙げた5項目に及ぶ体の機能の「年齢」、また老化を早める5つの因子についてグラフ化しており、不足している部分が一目瞭然です。また項目ごとの細かい分析結果も別紙に記載されています。こちらをもとに生活上のアドバイスを差し上げたり、状況によっては薬の処方やさらに詳しい検査など、具体的な治療に進むことも。その後も定期的に健康チェックを行い、10年、20年後まで見据えた「健康」をめざします。
自由診療費用の目安
自由診療とは機能年齢と老化を早める危険因子を測定する検査(体組成測定/血圧脈波検査/血液検査/神経年齢検査/骨密度検査)/3万3000円~

