白内障・硝子体手術で重要な
適切なタイミングと緊急対応体制
さどわら眼科
(宮崎市/佐土原駅)
最終更新日:2026/10/01
- 保険診療
手術を必要とする眼科疾患には、高齢者の多くが罹患するといわれる白内障をはじめ、網膜や硝子体に関するさまざまな病気がある。白内障は進行するほど手術の難易度が上がることがある。そのため、日常生活に支障が出てきた段階で手術を検討することが、患者の負担軽減や合併症のリスクを抑えることにつながるという。また、網膜・硝子体疾患の中でも網膜剥離は、剥離が進行して網膜の中心部に及ぶ前の早期治療が重要とされる。佐土原町の中心部にある「さどわら眼科」では、白内障手術をはじめ、眼科手術の中でも難易度が高いとされる硝子体手術にも対応。「大学病院や県立病院で数多くの手術に携わってきた経験を地域医療に生かしたい」と話す石合理崇(いしあい・みちたか)院長に、それぞれの病気の症状や手術の流れ、注意点などについて聞いた。
(取材日2026年9月3日)
目次
繊細な技術を必要とする硝子体手術から、QOLの向上をめざす白内障の日帰り手術まで幅広い手術に対応
- Q白内障とはどのような病気ですか。
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A
▲宮崎大学病院や県立病院などで研鑽を積み、手術経験も豊富
水晶体という目の中のレンズが、加齢や紫外線、糖尿病、外傷、薬剤などの影響によって濁ることで起こる病気です。50代頃から徐々に症状が現れる方も多いですが、進行の程度にはかなり個人差があります。症状としては、目がかすむ、視力が低下する、暗い所で見えにくくなる、まぶしく感じる、片目で見ても物が二重に見える、といった訴えが多くあります。こうした症状を自覚したら、眼科での検査をお勧めします。白内障以外の病気が原因である可能性もありますので、当院でも診断にあたっては十分な検査を行っています。治療には手術がありますが、初期の白内障などでは、進行を抑えることを目的として点眼薬を処方する場合もあります。
- Q白内障手術を受けるタイミングやメリットを教えてください。
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A
▲患者一人ひとりの生活背景に思いを巡らせ診療を行う石合院長
例えば、「針に糸を通しにくくなった」「夜間、車のライトをまぶしく感じるようになった」「視力の低下によって運転免許証の更新が難しくなった」など、日常生活に具体的な支障が出てきたことをきっかけに手術を受ける方が多いですね。手術を受ける年齢は50代から90代までと幅広く、症状や生活環境によって適切な時期は異なります。手術によって見え方の改善が期待できるだけでなく、QOL(生活の質)の向上につながることも大きなメリットです。
- Q白内障手術の流れや注意点を教えてください。
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A
▲病院レベルをめざして先進の機種をそろえている
術前には必要な検査を行い、手術方法や注意事項についてわかりやすくご説明します。手術当日は点眼や消毒など約1時間かけて準備を行い、局所麻酔下で患者さんに声をかけながら不安に配慮して進めます。術後はリカバリー室で休んでから帰宅していただき、翌日以降は定期的に診察を行います。感染症予防のため、指示どおりの点眼や目の周囲を清潔に保つことが大切です。また、強い痛みや急な視力低下など異変を感じた際は速やかに受診してください。当院では硝子体手術にも対応しており、白内障手術中に、後嚢破損(破嚢)などのまれな合併症が生じた場合も院内で継続して適切な治療を行える体制を整えています。
- Q硝子体手術が必要な病気にはどのようなものがありますか。
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A
▲不調は我慢せずに、些細なことでも相談してほしいと語る石合院長
硝子体手術は、黄斑前膜や黄斑円孔、硝子体出血、糖尿病網膜症、網膜剥離など、網膜や硝子体の病気に対して行われます。当院で比較的多く治療しているのが黄斑前膜です。物がゆがんで見える、大きく見える、視力が低下するといった症状が特徴です。網膜剥離は、網膜に裂け目や穴が生じ、そこから網膜が剥がれていく病気です。放置すると視力に重大な影響を及ぼす可能性があるため、緊急性の高い疾患です。「黒い点や虫のようなものが飛んで見える」という飛蚊症が急に増えたり、光が走るように見えたりする症状が現れた場合には、網膜裂孔や網膜剥離が隠れている可能性がありますので、早めに眼科を受診していただきたいですね。
- Qこちらで手術を受ける際のメリットをお聞かせください。
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A
▲術後はリラックスできるリカバリー室で過ごせる
当院では白内障手術をはじめ、緑内障手術、硝子体手術、眼瞼手術まで幅広く対応しています。中でも硝子体手術は難易度が高く、対応できる医療機関は限られています。網膜剥離や白内障手術中の合併症など、迅速な対応が求められる症例にも対応できることが当院の強みです。また、安全性を重視した設備を整備し、患者さんが安心して手術を受けられる環境づくりに努めています。手術室は高い清浄度を備え、前室や滅菌室も準クリーンルーム仕様としました。眼内炎などの合併症や感染対策にも注力しており、真空滅菌器を導入しています。こうした取り組みが、患者さんの安心や安全につながればうれしいですね。

