早川 倫正 院長、早川 祐子 副院長の独自取材記事
はやかわ歯科 小児矯正歯科
(亀岡市/亀岡駅)
最終更新日:2026/05/15
亀岡市に2025年6月に開院した「はやかわ歯科 小児矯正歯科」。早川倫正院長と早川祐子副院長が掲げるのは、単なる対症療法ではなく、虫歯の原因を根底から解消する、虫歯にさせない予防管理型の歯科診療だ。特に成長期の小児矯正に注力し、呼吸や嚥下といった根本原因にアプローチ。原則平日の16時以降を子どもの診療専用の時間とするなど、徹底して親子に寄り添う環境を整えている。「本気でお口の健康と向き合いたい」と願う患者のため、スタッフ全員が高いホスピタリティーと専門知識を備え、二人三脚で未来の笑顔をサポート。地域全体の健康意識の底上げにも尽力したいという2人の歯科医師に、小児矯正の特徴や歯科医院づくりのこだわり、今後の展望について聞いた。
(取材日2026年4月13日)
地域の子どもの笑顔のため、背景から診る予防管理
2025年6月に開院されました。掲げている理念や歯科医院のコンセプトは何ですか?

【倫正院長】大切にしているのは、子どもを笑顔にすること、そしてその先にあるご家族の幸せです。コンセプトは「虫歯を作らせない」予防管理です。当院では、単に削って詰める治療をメインとして考えていません。重要なのは、今の状態になった「背景」と「これからどう守るか」という未来の話です。そのため、歯科衛生士から受付まで、全スタッフが自身の成長のために挑戦を続けています。私たちは「ただ今の痛みを取ってほしい」という方ではなく「本気でお口を良くしたい、自分の健康と向き合いたい」と願う方々と、プロとして真剣に向き合いたいと考えています。
その思いに至った背景を教えてください。
【倫正院長】以前は大人の精密な治療に心血を注いでいましたが、どんなに丁寧に治療しても数年で再発するケースを数多く見てきました。その原因をたどると、子どもの頃の歯並びや口呼吸の癖、予防習慣に行き着いたことが原点です。外科の医師だった父の影響もあり、健康への意識は人一倍強いほうだと思っています。
【祐子副院長】私も2人の子どもを育てる母親なので、教科書どおりに進まない毎日の大変さはよくわかります。仕上げ磨きを嫌がられたり、甘いものを欲しがったり……。そんな“育児あるある”の悩みに、歯科医師としても、親としても寄り添いたいと思ったのがきっかけです。亀岡の子どもたちが、大人になっても歯で困らない未来を一緒につくっていきたい。それが私たちの心からの願いです。
理念の実現のため、患者さんとの接し方で心がけていることはありますか?

【祐子副院長】歯科医院を怖い場所だと思ってほしくないんです。だから、嫌がる子を無理やり押さえつけて治療をすることはありません。まずは練習から始めて、少しずつ仲良くなることを大切にしています。育児で焦る気持ちも理解できるので、親御さんには「どうして虫歯になったのか」や、食生活のアドバイスを丁寧にお話しするようにしています。保育士の資格を取ったのも、お子さんの成長に合わせた声かけをするためです。親御さんたちの「困った」を気軽に相談できる、安心感のある場所をめざしています。歯科の専門家として、家庭で無理なく継続できる小さなステップを一緒に考えていきますので、肩の力を抜いてお越しくださいね。
成長期の力を活用し、一生ものの習慣を育む小児矯正を
小児矯正についてお聞かせください。

【倫正院長】子どもの矯正は、成長のパワーを味方にできる一生に一度の貴重な機会だと思っています。当院では、お口周りの筋肉を鍛え、歯並びの乱れの根本的改善をめざす咬合誘導装置と、透明な装置で歯並びを整えることをめざすマウスピース型装置の2種類を扱っています。お子さんの性格や、ご家庭の状況に合わせて方法を選べることが当院の強みです。
【祐子副院長】「習い事で忙しいから、おうちでの練習が少ないほうがいい」、「根本的な癖からしっかり直したい」など、ご希望はさまざまです。私たちはプロの視点で、それぞれの生活に無理なくなじむ方法をご提案します。ただ歯を並べることをめざすだけでなく、呼吸や飲み込みといった将来の健康まで見据え、親子で楽しく取り組めるよう全力で伴走します。
子どもの頃からの習慣づけが大切な理由を教えてください。
【祐子副院長】歯並びの乱れは、口呼吸や舌の位置といった日常の些細な癖が原因であることが多いからです。顎が大きく育つ5~9歳頃まではこうした癖を直しやすく、適切な顎の成長を促せる黄金期といえます。また、味覚が育つ3歳までの食習慣も、一生の虫歯リスクを左右しかねない要素です。とはいえ、忙しい毎日で完璧をめざすのは大変ですよね。ご家庭でのトレーニング中に親子げんかになってしまうのも、よくある悩みです。私自身、母としての経験を生かし、どう声かけをすればお子さんが前向きになれるか、親御さんの負担をどう減らせるかもしっかりサポートします。子どもの頃に身につけた良い習慣は、一生の宝物になると考えています。
大人の矯正にも対応されています。

【倫正院長】はい。成人の方へも、将来1本でも多くの歯を残すための“守りの矯正”をご提案しています。歯を失ってしまった際の解決策として、インプラントも扱っています。ただし、インプラントはあくまで欠損を補うための一つの選択肢にすぎません。何より優先すべきは、ご自身の天然歯を大切にすることです。安易に抜いて入れるのではなく、精密な根管治療などを組み合わせ、ご自身の歯で長く噛める可能性を最後まで追求するのが私の方針です。専門性の高い技術を持つプロとして、さまざまな情報を誠実に提示し、患者さんが納得して健康への道を選べるようサポートします。
地域全体の健康意識向上をめざし、チームで伴走
スタッフについてお聞かせください。

【倫正院長】自慢のスタッフたちは非常に勉強熱心です。診療時間内に毎週勉強会を行い、受付も含め、全員がプロとして成長することに挑戦しています。高い水準の接遇や、埃一つ許さない徹底した清掃も、本気でお口を良くしたいと願う患者さんに、納得のいく環境を提供するためです。
【祐子副院長】最初のカウンセリングをスタッフが担当するのも、歯科医師には言いにくい本音や不安をしっかり伺いたいからです。専門知識と優しさを兼ね備えたお口のパートナーとして、スタッフ一同で寄り添います。スタッフも自立して行動し、患者さんの小さな変化に気づけるよう日々研鑽を積んでいます。このチームワークが当院の誇りですね。
スタッフ全員が、同じ方向をめざして患者さんと向き合っているのですね。
【祐子副院長】そうですね。私たちは、子どもと本気で向き合う姿勢を何より大切にしています。平日の16時以降は、基本的にお子さんの治療専用の時間に設定し、子どもたちが通いやすい環境づくりを本気で考えています。また、矯正には親御さんの協力が欠かせません。お子さんにどう声かけをすればやる気が引き出せるか、親御さんの負担をどう減らせるか、という点に配慮することも大切だと思っています。親としての経験をフル活用し、ご家庭での苦労もしっかりとサポートしたいです。スタッフもトレーナーとしてお子さんに伴走し、当院全体で親子を笑顔にしたいと考えています。
最後に、今後の展望を教えてください。

【倫正院長】この亀岡という地域で、子どもの矯正や予防の大切さをさらに広めていくことが私たちのミッションです。そのために、私がいなくてもスタッフ全員が高い水準でケアを提供できるよう、個々の能力をさらに高めていきたいと考えています。地域の皆さんに「ここに来て良かった」と思っていただける歯科医院にしたいです。
【祐子副院長】最近増えている、飲み込みの苦手なお子さんや、口呼吸による健康リスクを防ぐための知識を広めることが重要だと感じています。将来的には幼稚園や保育園などで「お口の健康教室」を開き、地域全体の健康意識を底上げできれば、と検討中です。子どもが一生自分のお口でおいしく食べ、笑顔で過ごせる。そんな地域づくりに、歯科医師として、母親として携わっていきたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児の咬合誘導/5万5000円、小児のマウスピース型装置を用いた矯正/50万0500円、成人矯正(部分矯正)/55万5500円、成人矯正(全体矯正)/86万3500円、インプラント治療/1本33万円(手術費込み)

