歯周病専門の歯科医師が行う
健康を守るための総合的歯科診療
都立大学上田歯科
(目黒区/都立大学駅)
最終更新日:2026/01/28
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歯磨き中に歯茎から血が……という経験がある人も少なくないだろう。放置されがちだが、放っておくと重度の歯周病、そして全身疾患につながる恐れがあるので注意が必要だ。「都立大学上田歯科」の院長を務める上田隼也先生は「自覚症状がないうちにこそ来てほしい」と訴えている。大学病院では重度の歯周病に対する歯周外科治療などを数多く手がけてきた上田先生。やむを得ない抜歯、インプラント治療などの経験も豊富だ。だからこそ、わずかな歯周病リスクも見逃さず早期治療に結びつけたいとの思いを強く持つ。誰もが足を運びやすいように工夫した温かな空間で、どのような診療を行っているのか詳しく話を聞いた。
(取材日2026年1月13日)
目次
全身の健康を守るため、歯周病を専門とするクリニックをかかりつけ医に
- Q歯周病に強いクリニックにかかるメリットを教えてください。
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A
▲安心して相談できる雰囲気づくりを心がけている
現在、日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病です。しかし、歯周病はサイレントディジーズとも呼ばれるとおり、知らず知らずのうちに進行しています。患者さんが歯の痛みや揺れを感じてやっと受診した頃には、既に重度の可能性が高く、やむを得ず抜歯せざるを得ないこともあります。そうなる前に見つけ出し、早期に治療を開始できるのが歯周病を専門とする歯科医師にかかるメリットといえるでしょう。当院でも虫歯治療や検診で来た方に歯周病が見つかるケースも少なくありません。歯周病というと高齢者の疾患と誤解されがちですが、40代でも自覚症状がないまま歯周病が始まりかけている方はよくいらっしゃいます。
- Q潜在的な歯周病リスクを知るため、どのような検査を行いますか?
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A
▲精密な検査で口腔内の状態を把握する
歯周病の検査ではプローブという針状の器具を使用して歯周ポケットの深さを測定することが欠かせません。一本の歯につき一番深くなっている部位だけを記録する方法もありますが、当院では見逃しを防ぐために6ヵ所を測る6点法を採用しています。同時に歯茎からの出血や歯の揺れ具合も見ていきます。また、歯周病の二大原因はプラークと噛み合わせです。そのため、歯周病を専門とする歯科医師は噛み合わせのチェックも得意としています。歯並びはきれいでも噛み合わせはずれているというケースもあるので注意が必要です。さらに、エックス線やCTの検査も行った上で総合的に診断し、歯周病の進行度に応じた適切な治療を開始します。
- Q歯周病の治療について詳しくお聞かせください。
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A
▲患者一人ひとりに合わせた治療計画を提案
まず歯周ポケット内の汚れを除去するSRP(スケーリングルートプレーニング)とともに、虫歯治療、古いかぶせ物・詰め物の交換などで汚れがつきにくい環境を整えます。初期の歯周病ならこれだけで終わる場合もありますが、歯を支える骨が溶けている中等度・重度では歯周外科処置も必要です。お手入れしやすい口腔をめざし、骨の再生のための処置や歯茎の移植を行います。歯を残すのが難しいときは、入れ歯・ブリッジなどの補綴治療、インプラント治療などの口腔機能回復治療で対応します。アメリカではインプラント治療は歯周病専門の歯科医師が行うことも多く、歯周病治療は歯科診療のすべてを網羅しているといっても過言ではないと思います。
- Q歯周病はさまざまな全身疾患との関連性も高いそうですね。
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A
▲検査結果や治療方針をわかりやすく説明
口腔内で増殖した歯周病菌により、糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・誤嚥性肺炎などを引き起こす可能性があることが明らかになっています。糖尿病の診断基準とされるHbA1cの値と歯周病との強い関連性を示す研究結果も出ています。歯周病は「世界で最もまん延している疾患」とも呼ばれるほど、多くの人々の健康に影を落としていると考えられます。生活習慣病のリスクが高い中高年以降は、歯周病に強い歯科医師をかかりつけ医にするのも良いでしょう。また、歯周病は早期低体重児出産の一因でもあるので、妊婦健診でも精査ができる歯科医院を選んではいかがでしょうか。
- Q歯周病リスクを見逃さないために大事にしていることは?
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A
▲個室診察室も完備しリラックスして治療を受けられる環境を整える
自覚症状に乏しい歯周病を早期発見するためには、まず、患者さんが足を運びやすい場所にしなければいけないと考えています。その上で丁寧な問診や検査で問題点を見つけることを大切にしています。さらに、患者さんの話にじっくりと耳を傾けることもおろそかにしません。患者さんの本心に到達できれば、往々にして治療のヒントが見つかるからです。また、大学病院では重度症例を診る機会も多く「もっと早くに治療ができていれば」と悔しい思いをすることもありました。だからこそ病診連携を深めて、必要があれば迅速に高次医療機関につなげられるゲートキーパーの役割を果たしていきたいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯周組織再生療法/1歯あたり16万5000円~、歯周形成手術/1歯あたり8万8000円~、インプラント治療/44万円~

