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庄司 浩気 院長の独自取材記事

千里中央内科

(豊中市/千里中央駅)

最終更新日:2026/04/15

庄司浩気院長 千里中央内科 main

大阪モノレール線千里中央駅から徒歩1分、千里朝日阪急ビル3階にある「千里中央内科」。白を基調とした明るい院内にはグリーンが点在し、広い窓の向こうに千里ニュータウンの街並みが見渡せる。院長の庄司浩気先生は、国立循環器病研究センターで研究員として働いた後、製薬企業で勤務し、医師の道へ進んだユニークな経歴の持ち主だ。喘息や内科に関する専門的な知識を持ち、救急医療の現場で培った総合診療力を礎に、2025年6月に開業した。朝8時半から夜7時まで、土曜午後まで診療を行い、急性期医療から訪問診療までつなぎ目のない医療を届けている。「総合的な医療の相談窓口として来院していただけたら」と朗らかに語る庄司院長に、幅広い診療を支える信念と地域医療への展望を聞いた。

(取材日2026年3月10日)

研究者から医師の道へ。総合診療を礎に開業

まずは、先生が医師をめざされたきっかけを教えてください。

庄司浩気院長 千里中央内科1

もとは国立循環器病研究センターで研究員として働いていました。呼吸器や循環器の領域でより良い治療法を追求したいという思いが、医師をめざした原点です。研究を続ける中で、センターの先生方から「実際に患者さんを診察してみないか」と背中を押していただいたことが大きな転機となり、学士入学という形で鹿児島大学の医学部に進みました。総合診療科で外来、救急、新型コロナウイルス感染症対応などの臨床経験、訪問診療の経験を積みました。千里中央の地で地域の皆さまに信頼されるクリニックになれるよう、研究者として培った探究心と呼吸器・循環器の両方にまたがる知見は、今の幅広い診療の土台として日々生きていると実感しています。

先生の診療スタイルは、どのようにして形づくられたのでしょうか。

医師になってから研鑽を積んだのが、神戸市立医療センター西市民病院です。そこで教わった総合診療の力が、私の医師としてのすべてであり、礎になっています。総合診療科では、診断がつかない方やどの科にかかれば良いかわからない方を幅広く受け止め、患者さんの話を傾聴し、しっかり診察した上で、必要に応じて適切な専門の先生へ橋渡しする力を徹底的に鍛えていただきました。救急医療の現場で呼吸器や循環器をはじめ多くの領域にまたがる経験を積めたことも、今の総合的な診療に直結しています。中でも恩師から教わった「最後の最後に患者さんは本音を言うんだよ」という言葉は、日々の診察の度に思い返す大切な教えです。

開業から間もなく1年ですが、どのような手応えを感じていますか。

庄司浩気院長 千里中央内科2

この場所は約30年にわたり循環器と呼吸器の診療を続けてこられたクリニックであり、その継承として医療法人H&L会の永谷憲歳先生が開業しました。私自身が国立循環器病研究センターに研究員として在籍していた縁もあって、着任させていただき、間もなく1年となります。千里中央駅から徒歩すぐという立地に加え、朝8時半から夜7時まで、土曜午後まで診療していますので、お仕事帰りの方も夕方から多く来院されます。お仕事帰りの働き盛りの方々や学生さん、近隣のご高齢の方と幅広い層に足を運んでいただいており、さらに地域の皆さまの健康を支えられるよう務めさせていただきたいと日々感じています。

帰り際の一言にこそ、本当の悩みがある

日々の診療では、どのような疾患を診ておられますか。

庄司浩気院長 千里中央内科3

呼吸器を中心に幅広く診察しています。喘息や咳喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、長引く咳などが主な疾患ですが、COPDの患者さんの約10~30%は心不全、特に左心不全や心不全全般を合併され、高齢の方、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患など他の心臓病を持つ方ではこの割合がさらに高くなります。ですから心筋梗塞や心房細動といった循環器疾患も併せて診ています。加えて、転倒による傷の縫合などの外科的処置やアレルギー疾患、感染症疾患も診察しています。お母さんの受診ついでにお子さんも一緒に、ということも珍しくなく、体重20kg以上であればお子さんも診察させていただいています。地域には呼吸器を専門的に診るクリニックが多くありませんので、長引く咳で困っている方にこそ頼っていただきたいですね。もちろん専門外の領域は、診断をつけた上で速やかに適切な医療機関へ橋渡しをしています。

患者さんに接する際に心がけていることはありますか。

実は、世間話が大切と考えています。疾患そのものはもちろんですが、起床時間や就寝時間、普段どんな生活を送っているかを伺うだけで疾患の手がかりが見えてくることが多いです。疾患の原因の7〜8割は生活のバックグラウンドが占めていると日々感じています。お話を重ねるうちに、当初の訴えとはまったく違う疾患が見つかることもあります。また、帰り際になってようやく本音を伝えたくなる方もいらっしゃると思います。ですから診察の最後には「他に気になることはありませんか」「他にお悩みはありませんか」と必ずお声がけするようにしています。目の前の患者さんお一人ひとりに真剣に向き合い続けたいと思っています。

通院が難しくなった患者さんへの対応はいかがでしょうか。

庄司浩気院長 千里中央内科4

訪問診療にも力を入れています。日中の外来の診察前や診察後にお伺いすることが多く、訪問の際は20分ほどかけて丁寧に診察を行うようにしています。外来に通ってくださっている患者さんが、やがて通院が難しくなった場合にもそのまま在宅で診察できるよう、体制を整えることが大切だと考えています。ケアマネジャーさんや訪問看護ステーションからのご紹介で、新たにお引き受けするケースもあります。急性期の対応から日々の体調管理、そして在宅でのケアまで、つなぎ目のない一貫した医療を届けることが、患者さんやご家族の安心につながると信じています。

地域を巻き込み、何でも相談できる医療の窓口へ

日々の診療を支えるチーム体制についてお聞かせください。

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当院は経験豊かなスタッフが、あうんの呼吸で日々の診療を支えてくれています。土曜は国立循環器病研究センターの先生にも診療に加わっていただき、チームとしての厚みがあります。地域連携も欠かせません。同じビルに皮膚科の先生もいらっしゃるので、判断の難しい症状の方がいらした際にはすぐにご相談できる体制を整えております。国立循環器病研究センターの他、大阪府済生会千里病院、大阪府済生会中津病院、市立豊中病院などの中核病院への紹介体制も整えており、専門的な検査や治療が必要と判断した場合は信頼できる医療機関へ責任を持っておつなぎします。

今後の展望と、お忙しい日々の活力の源を教えてください。

総合診療科での経験と、呼吸器の専門性を生かしながら、「ちょっとした傷の処置もできるよ」と、患者さん同士のクチコミで自然に広まるようなクリニックにしていきたいですね。周囲の中核病院にも当院の存在を知っていただき、地域の中での役割をしっかり果たしていきたいと思っています。毎日の健康を支えてくれるのが、趣味のフルマラソン。大阪、神戸、淀川でマラソンなどに参加し完走もできました。また、昨年は大ホールで合唱をするイベントにも初めて参加し、学生時代以来、合唱の楽しさを思い出しました。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

庄司浩気院長 千里中央内科6

患者さんとの信頼関係を大切にしながら、心身ともに健やかに過ごせる人生のお手伝いをしたいと考えております。若い方のちょっとした体調のご相談から、ご高齢の方の「どこの科に行けば良いかわからない」というお悩みまで、幅広く受け止めるのが当院の役割だと考えています。私が対応できるものはしっかり治療し、外科の小さな傷の処置からアレルギーのご相談まで、まずは何でも聞いていただけたらと思います。総合診療を専門とする医師の立場から、総合的な医療の相談窓口として地域の皆さまに信頼されるクリニックとなれるよう取り組んでまいります。