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定期的に受けて大腸がんの予防につなげる
大腸内視鏡検査

あおぞら内科ホームクリニック

(大阪市平野区/出戸駅)

最終更新日:2025/08/05

あおぞら内科ホームクリニック 定期的に受けて大腸がんの予防につなげる  大腸内視鏡検査 あおぞら内科ホームクリニック 定期的に受けて大腸がんの予防につなげる  大腸内視鏡検査
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近年、大腸がんの患者は増えており、男女合計では日本で最も多いがんである。しかし、大腸がんは 「早期に発見すれば、治癒をめざせる病気です。定期的に大腸内視鏡検査を受けることで、がんの早期発見・予防につながります」と語るのは、大阪市平野区にある「あおぞら内科ホームクリニック」の田中太助院長。しかし、大腸内視鏡検査に対する「痛そう」「つらそう」というイメージから、検査を敬遠する人も多い。同院では、急性期病院で消化器のがん治療や内視鏡的治療にも数多く携わってきた田中院長が、精度と患者の快適さの両立をめざして検査に取り組んでいる。今回、同院で行っている大腸内視鏡検査の流れを追った。

(取材日2025年7月8日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q大腸内視鏡検査はどのような人が受けるべきでしょうか。
A

肛門から細い内視鏡を挿入し、大腸の内部を直接観察する大腸内視鏡検査。大腸ポリープの有無や大腸がんの可能性を診るほか、過敏性腸症候群(IBS)や潰瘍性大腸炎、クローン病といった炎症性疾患の発見にも役立ちます。おなかの張りなど違和感がある方、便秘や下痢が続くといった不調、血便があるといった症状があれば、まず受診いただけたらと思います。特に健康診査で便潜血反応が陽性と指摘された場合は、必ず検査を受けていただきたいです。そして特に症状がなくても、40歳を超えて一度も大腸カメラ検査を受けたことがない方や、血縁者に大腸がんの罹患者がおられる方は、検査を受けて早期発見に努めることをお勧めしています。

Q大腸内視鏡検査は痛い、つらいというイメージがあります。
A

当院では「痛そう」「つらそう」と感じている方にも安心してもらえるような検査に努めています。まず鎮静剤・鎮痛剤を使用することで、できるだけリラックスした状態で検査を受けていただけるよう配慮しています。これまで救命救急の現場で治療にあたってきた経験から安全に最大限配慮して麻酔を使用します。検査中に体調の変化が起きた場合も、すぐに対応できるよう体制を整えています。またカメラの挿入に関しては、軸保持短縮法によりできるだけ腸を押し広げたり引っ張ったりせず、痛みや違和感を最小限に抑えることも心がけています。検査に恐怖心がある方や、以前検査でつらい思いをした方も気兼ねなくご相談いただけるとうれしいですね。

Q繰り返し検査を受けることに意味があるんですね。
A

はい、最初の検査で何もなければ、年齢にもよりますが3年後を目安に受けていただきたいと思います。もし、ポリープ切除術を行った場合は1年後に診させていただくのが理想的。大腸はひだのようになっているため、どうしても見えにくい部分がありますので、繰り返し検査を受けることで、何もないことを確認する、そして何かあっても早期にポリープの切除を図ることでがん予防につなげることができます。とはいえ繰り返し検査を受けていただくためには、やはりいかに検査時の負担を軽減できるかが鍵となります。「受けて良かった」「また受けよう」と思っていただくためにも、より苦痛の少ない検査に努めていきたいと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診・事前説明
あおぞら内科ホームクリニック 問診・事前説明

医師による問診。いつからどんな症状が起きて、今どんな状態なのか、持病はあるかのほか、内服薬の状況などもヒアリング。その後、相談の上検査日を決定する。検査までの食事についてなど、検査に関する事前説明は医師が行う。夕食は検査前日の21時までに済ませること、海藻類やキノコ類は、検査の精度に影響を与える可能性が高いので、夕食はやわらかく消化の良い食材を選ぶこと、水分は取っても問題ないことなどの説明がある。

2検査当日の下剤服用
あおぞら内科ホームクリニック 検査当日の下剤服用

同院では3種類の下剤を用意。ペットボトルに入っていてそのまま服用できる下剤、服用量が少なくて済む下剤、腎機能が低下している人でも服用可能な下剤があるそう。下剤の服用場所は院内、自宅どちらでも可能。初めて検査を受ける場合や、自宅での服用に不安がある場合などは院内で飲める。自宅で飲む場合は下剤を飲んでから、4時間ほどで排便が落ち着いてくる。その後予約時間に来院しよう。

3内視鏡検査
あおぞら内科ホームクリニック 内視鏡検査

検査着に着替え、点滴をつないで鎮静剤を投与。リラックスした状態で大腸内視鏡検査に臨もう。検査においては、見逃しがないよう医師がしっかり丁寧に観察する。ポリープなどの病変を発見した場合、組織の採取やポリープ切除術を行う。検査時間は10分から15分ほど。ポリープ切除術を行う場合はもう少し時間がかかる。胃と大腸の内視鏡検査を同日に行う場合は、胃から始めて所要時間は合計で20分から30分程度。

4リカバリールームで休憩
あおぞら内科ホームクリニック リカバリールームで休憩

リクライニングソファーやベッドを備えたリカバリー室で休憩する。検査後の状態に応じて、ベッドに寝たままリカバリー室へ移動することも可能。鎮静剤を使用するため、検査当日中は車・バイク・自転車の運転は控えること。30分ほどたつと意識がはっきりとしてくる。

5検査結果の説明
あおぞら内科ホームクリニック 検査結果の説明

意識が回復後、撮影した画像を見ながら医師による検査結果の説明を聞く。同院では、ポイントを絞り、わかりやすく説明することを心がけているそう。ポリープ切除術を実施した場合は、数日はアルコールの摂取は控え、消化の良い食事を心がける。組織の採取をした場合は、後日組織検査の結果を聞きに来る必要性がある。同院では継続的なフォローも重視している。

ドクターからのメッセージ

田中 太助院長

大腸がんは、腺腫性のポリープが徐々に進行していってがんとなるケースが多いです。そのため、大腸がんを予防するためには、適切な間隔で内視鏡検査を受け、がんになる前のポリープを発見につなげることが大切です。大腸がんは40歳から罹患率が上昇するので、40歳になったら一度検査を受けていただきたいですね。当院では、初めての方でも、また以前検査でつらい思いをした方でも、苦痛や不安なく検査を受けていただけるように鎮静剤を用いた検査を実施しています。おなかに違和感や不調がある方、血便がある方はもちろん、何も症状がない段階から検査を受けて早期発見に努めていただけたらと思います。

田中 太助院長 あおぞら内科ホームクリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

内視鏡検査/胃:1万6000円、大腸:2万4000円、上下部内視鏡検査(胃・大腸カメラ)3万5000円

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