中丸 聖 院長の独自取材記事
せい皮ふ科クリニック
(豊中市/緑地公園駅)
最終更新日:2026/04/13
緑地公園駅から徒歩15分ほどのビル2階、温かみのある雰囲気が印象的な「せい皮ふ科クリニック」は、2026年5月にオープンした。院長を務めるのは日本皮膚科学会皮膚科専門医である中丸聖先生。同クリニックでは、アトピー性皮膚炎やニキビといった慢性的な皮膚疾患から、しみ・イボ、あざ、薄毛など幅広い皮膚の悩みに対し、治療はもちろんのこと、治療前のカウンセリングからセルフケアのアドバイスまで丁寧に対応しているという。プライベートでは3児の母でもあるという中丸院長に、同クリニックの特徴や診療で心がけていること、今後の展望などについて話を聞いた。
(取材日2026年3月19日)
医師を志した原点と、皮膚科を選んだ理由
先生が医師を志したきっかけを教えてください。

父も母も医師で、幼い頃から身近に医療がある環境で育ったことが大きなきっかけです。両親は精神科の医師で、一般的な医師とは少し違う分野ではありましたが、両親が診療している様子や、患者さんに感謝されている姿を間近で見て、「いい仕事だな」「自分もやってみたい」と感じるようになりました。家では普通の優しい父親・母親でしたが、仕事場に連れて行ってもらった時に見た白衣姿がなんだか格好良かったのが印象に残っています。医学部に進学してからはさまざまな診療科を経験しましたが、手術もするような専門性がありながらも、治療効果が視覚的にわかりやすく、患者さんと一緒に喜べる皮膚科診療に魅力を感じ、この道を選びました。
クリニックを開業されたきっかけは何ですか?
私はこれまで大学病院で、一般的な皮膚疾患はもちろん、皮膚悪性腫瘍・アレルギー疾患を専門的に診察・診断・治療を行ってきました。医局長も務めていましたが、会議や研究・指導といった業務の比重が大きくなり、もっと患者さんと直接関わる診療に集中したいという思いが強くなってきたのです。もともと外来や手術など、患者さんと接する時間にやりがいを感じていたため、自分の理想とする診療を実現する場として開業を決意しました。開業場所については大阪市内も検討していましたが、子どもが3人いることもあり、自然が多く子育てしやすい環境である豊中市で生活したいと考え、この地域での開業を選びました。良い場所との出会いもあり、タイミングやご縁が重なって今に至っています。
どのような患者さんが来院されていますか?

この地域はファミリー層が多く、お子さんやママ・パパ世代が多い一方で、近隣には高齢者施設もあるためご高齢の方の受診も多く、結果として非常に幅広い年代の方に来ていただいています。症状としては、アトピー性皮膚炎や尋常性ざ瘡(ニキビ)などの慢性的な皮膚疾患をはじめ、湿疹やじんましん、アレルギーといった日常の皮膚トラブルも多く、また、手術にも対応しているため、できものに関するご相談も一定数あります。ママ世代では、しみやしわなど美容に関する相談も多く、さらに最近ではひげ脱毛など男性の美容皮膚科受診も増えているなど、年齢や性別、それぞれのライフステージに応じたご相談が寄せられているのが特徴です。日常的な皮膚トラブルから美容面に関するご相談まで、患者さん一人ひとりの状態やご希望に応じて幅広く対応しています。
幅広い悩みに応じて選択肢を提案
美容皮膚科にも対応されているのですね。

保険診療だけではどうしても改善しきれない悩みが残るケースがあります。例えば、しみやニキビなどは保険診療をしっかり行っても、そこから「もう少しきれいにしたい」という思いが出てくることがあるんです。そのような場合に、プラスアルファの選択肢として美容医療を提案しています。もちろん、保険診療で通院されている疾患とは別のお悩みをご相談いただくケースも多く、「1ヵ所で完結できる」のが特徴です。しみが気になっているご年配の方にもレーザー治療などの選択肢を提案させていただいています。最近増えているのは男性のひげ脱毛やAGAの相談で、もともと通院していた患者さんが「夫が気になっているようなので、今度連れてきていいですか?」と言って来院してくださるケースも少なくありません。
先生が、診療で大切にされていることを教えてください。
まず丁寧に診ること、そして患者さんにもわかるように説明することを大切にしています。専門的な内容であっても、できるだけ理解していただき、納得して治療を受けていただきたい、「来て良かった」と思っていただける診療をしたいんです。また、患者さんのお話も、同じくらい丁寧に伺いたいと考えています。皮膚トラブルは生活の中での変化、例えば「新しい植物を育て始めた」「犬を飼い始めた」といったことがきっかけになっている場合もありますし、薬の塗り方や量が適切でなかったというケースもあります。そうした意外な背景から治療の糸口が見えてくることもあるため、しっかり時間をかけてお話を伺うようにしています。
クリニックのこだわりについて教えてください。

クリニック内は木目を基調とした温かみのある雰囲気にしています。私自身がそうだったのでよくわかるのですが、「美容皮膚科はキラキラしていて入りにくい」「ハードルが高い」と感じる方も多いと思うので、できるだけハードルを下げて、気軽に来ていただける空間づくりを意識しました。子どもでも入りやすく、かつ高齢の方にも安心して過ごしていただけるような雰囲気を大切にしています。また、クリニックのロゴマークには、私が一番好きな花であるガーベラをモチーフとして取り入れてもらいました。かわいらしくて気に入っています。
困った時、一番に頼ってもらえるクリニックでありたい
美容医療を受けに来られる方には託児サービスもされていると伺いました。

私自身、子育て中に「自分のために何かしたい」と思っても、なかなか時間が取れないと感じていました。美容室では託児サービスがあることもありますが、美容医療で同様のサービスはあまり見かけません。いつか実現したいと考えていたところ、このクリニックの受付スタッフの面接に来た方が保育士資格を持っていたため、「これは運命では?!」と思い、受付業務とは別に保育もお願いするかたちでスタートしました。現在は月1回、第4木曜日に美容医療の託児サービスを行っているので、クリニックを予約する際に、託児サービスも一緒に予約していただけたらと思います。また、託児希望の方が増えたら託児サービスの回数も増やしていけたらと思っています。
クリニックの今後の展望について教えてください。
地域の方が皮膚トラブルで困った時に「せい皮ふ科クリニックに相談しよう」と思っていただける存在になりたいと考えています。どんな悩みもまずは気軽に相談していただき、一緒に治療していく。そのような関係性を築けるクリニックになれたらうれしいですね。クリニックでは、一般的な皮膚科診療や美容皮膚科の相談、さらには手術で組織を採取しての検査などにも対応しています。このクリニックでできることをもっと増やしていきたいと考えていますし、必要に応じて大学病院や市民病院との連携も可能ですので、大きな病院に行くべきか迷ってしまう場合でも、まずは相談の入り口として利用していただければと思います。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

「こんなことで受診して良いのでしょうか」と遠慮される方もいらっしゃいますが、むしろそうした小さなお悩みこそ気軽にご相談いただきたいと思っています。吹き出物一つやほくろが気になるといったことでもまったく問題ありません。子育て中の方はもちろん、男性の方やご年配の方まで、どなたでも立ち寄りやすいクリニックでありたいと考えています。カウンセリングを大切にし、毎回の経過を一緒に確認しながら治療を進めることで、納得していただける診療を心がけています。美容皮膚科に興味はあるけれど一歩踏み出せないという方にも、安心して来ていただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはしみケア/5500円~、しわケア/1万7600円~、医療脱毛/4400円~、薄毛治療/5500円~
※詳しい費用はホームページをご確認ください。

