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白坂 知識 院長の独自取材記事

芦屋甲南クリニック

(神戸市東灘区/甲南山手駅)

最終更新日:2026/03/19

白坂知識院長 芦屋甲南クリニック main

甲南山手駅から徒歩6分の場所にある「芦屋甲南クリニック」は、白坂知識院長が2025年に開設したクリニックだ。落ち着いた雰囲気の院内は、立ち寄ってみたくなるような優しい空気が漂う。「地域に根差した診療をするオールラウンダーでありたい」と、国内外問わず勉強会に赴き自己研鑽を重ねてきたという院長。内科と訪問診療を軸に、生活習慣病や甲状腺疾患、がん予防、 原因不明の眠気やだるさなど、幅広い診療に対応。専門である循環器疾患では二次・三次医療機関との連携も徹底し、専門性高く診療する。多様な診療に対応する同院は、患者ファーストを実践しているのも特長だ。今回は院長に同院の診療方針や取り組みについて話を聞いた。

(取材日2025年6月23日/情報更新日2026年1月5日)

一般内科から訪問診療まで幅広くカバーするかかりつけ

2025年5月にご開業されたそうですね。クリニックの特長を教えてください。

白坂知識院長 芦屋甲南クリニック1

自分や友人、家族が「通いたい」と思えるクリニックをめざして開業しました。診療は一般内科と専門である心臓血管病の管理、訪問診療を中心に、高血圧・糖尿病といった身近な病気や複数の病気の包括的管理、がんの予防から終末期対応など、幅広くカバーしています。近隣病院とも強固に連携していますので、必要に応じてご紹介可能です。診療後に「相談して良かった」と言っていただくことが理想ですね。院内はほっとできる空間になればと、カフェのような雰囲気にしました。基本は予約制ですが、飛び込みも受け入れています。ちなみに、芦屋市を開業の地に選んだのは、この辺りは医療・介護・福祉の連携に力を入れていると感じたからです。一人の開業医がどれだけ自分の腕を磨いても、一人きりで患者さまを支えることはできませんからね。連携力の高いこの町なら、自分がやりたい医療ができると思ったのです。

「しっかり話し合う医療」にこだわっておられるそうですね。

ええ。来院予約や情報共有、会計処理などの事務業務をシステムで効率化し、患者さまと対話できる時間をしっかり確保しています。また、医療はオーダーメイドであるべきと私は考えています。診療内容の説明や検査結果の報告をAIに頼ることも可能ですが、私は必ず自分で報告文言を作成しお伝えする取り組みを行っています。他にも、診察ではまず聴診器をきちんと当てて体に触れるといった身体診察を重視し、相手の目を見てお話を伺うことを大切にしています。主役はあくまで来院する患者さまと考えてのことです。

受診のしやすさにも注力されているとお伺いしました。

白坂知識院長 芦屋甲南クリニック2

前職での患者満足度調査で「待ち時間が長い」「何をされたかわからない」という不満が多かったことを受け、当院ではこの2点の解決に注力しています。待ち時間に関しては、ウェブ予約とウェブ問診、患者管理システムを組み合わせたシステムを導入して短縮を図りました。診療内容の不明瞭さへの対策に関しては、かかりつけ登録システムを導入し、会員登録された患者さまやご家族に、PDFで診察内容のまとめをお送りできるようにしたのです。検査結果も可視化できます。ご高齢で耳が遠くなって不自由という方の場合でも、ご家族と診療内容を共有しやすいので、安心を得られると思います。

患者のニーズに応えるべく、アレルギー診療にも注力

最近、特に力を入れて取り組んでいる分野はありますか?

白坂知識院長 芦屋甲南クリニック3

アレルギーですね。1人でも多くの方にアレルギーについて正しい知識を身につけていただけるように、講演会を実施しています。また、機器を新たに導入し、先進的なアレルギー検査を院内で行えるようにしました。従来の検査方法の場合、採血を行う必要がある他、検査項目は限られていたり、複数の項目を一度に調べると信ぴょう性が低くなったりと、デメリットがいくつかあるんです。一方当院で採用した検査方法は、必要な血液量は1滴ほどで良いのに加えて、ほとんど痛みなく指先から採取できます。検査項目は一度に約40種類を調べることが可能です。患者さまの負担が少ないので、より気軽に受けていただけるでしょう。アレルギーの種類によっては完治も望めますので、気になる症状がある方はぜひ一度検査を受けに来てください。

アレルギー治療はどのようなものに対応しているのでしょうか?

アレルギーによって引き起こされる症状の緩和を図る対症療法はもちろん、スギの花粉症とダニアレルギーを対象とした舌下免疫療法にも対応しています。舌下免疫療法とは、アレルゲンを少量含んだ薬を毎日服用することで、少しずつ体に慣れさせてアレルギー反応の完治や症状軽減につなげる治療法のことです。治療は3~5年続ける必要があるものの、特に問題がなければ通院頻度は月に1回で良いので、無理せず続けることができるでしょう。先ほどお話ししたとおり、当院では先進的なアレルギー検査にも対応していますので、検査から治療までシームレスに受けていただけますよ。

そもそもなぜアレルギー診療に注力するようになったのですか?

白坂知識院長 芦屋甲南クリニック4

アレルギー検査・治療を希望するものの、近くのクリニックではどこも対応していなくて、結局原因がわからないまま対症療法を続けながら生活することになるケースが少なくありません。また、アレルギー疾患は喘息や皮膚炎といった身近な病気との関連性が高いといわれており、アレルギー治療を行うことで、それらの病気による症状の軽減も期待できる場合があります。さらに、診療時に「他に気になることはありますか?」とお声がけすると、アレルギーについて相談されることが何度もありました。そうしたことからニーズの高さに気がつき、もともと専門ではありませんでしたが、患者さまが求める医療をお届けしたいと思い、いろいろと勉強をしたのです。アレルギー診療を行う際、稀とはいえショック反応が起こるリスクがあります。そうした万が一にもしっかりと対応できるように、知識と技術を身につけましたので安心して頼りにしてください。

看板を見ただけで患者が安心できるようなクリニックに

なぜ医師をめざしたのですか?

白坂知識院長 芦屋甲南クリニック5

学生時代に自分の将来を想像したことがきっかけです。中学生の時にけがをしてからひどい腰痛に悩まされ、通学すらままならない時期があったんです。ふるさとは九州の片田舎だったので十分な医療を受けられず、10代はつらい思いをして過ごしていました。その後少し病状が良くなり、大阪大学基礎工学部へ進学でき、就職先も無事に決まったのですが、その頃に「このまま就職して、自分は将来どうなりたいんだろう」と考えるように。次第に「あのつらい時期があったから、今の自分がいる。その時の経験を生かして、同じように病気で悩む人を救えないだろうか」という思いが強くなり、いろいろ迷いましたが自分に正直であることが大切だと考え、改めて医学部に入り直したんです。

早くから地域のかかりつけをめざしてきたそうですね。そのきっかけを教えてください。

大学時代にハワイに留学した際、現地の開業医である渡慶次先生と出会ったことがきっかけです。渡先生は患者ファーストの実践者で、患者さま一人ひとりに対して尊厳を持って接する方でした。留学生の私にも、「年齢問わず女性はレディーとして対応しなさい。患者さまの体に触れる際はマナーを守りなさい」と厳しく教えてくれましたね。そんな渡先生は在住日本人だけでなく現地の人にも人気で、周りに自然と人が集まっていました。その様子を見て、私もこんな開業医になりたいと思い、自己研鑽に励んだのです。まずは軸となる専門性を持つためにも、大学院で心不全の研究をしたりバンコクに留学したりして、循環器外科の知識・技術を身につけました。さらに、健康問題を総合的に扱うプライマリケアや、糖尿病や喘息といったクリニックでよく診る病気、若年者の不登校や出社困難などのメンタルヘルス、スポーツ医学、先端の栄養学など、幅広く学びました。

最後に、地域の方へメッセージをお願いします。

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母に開業の話をした時、「看板を見ただけで患者さまが安心できるようなクリニックになるまで頑張りなさい」と言われました。人に寄り添うということは、こういうことかと思いましたね。私が尊敬する渡先生のクリニックがまさにそうでした。地域の皆さまにとってほっと安心できる場所になることが、当院の目標です。医療のご相談だけでなく、在宅診療へ移行するタイミングの相談など、すべてを任せられる医療機関を探している方にとって、頼れる存在でありたいと思っています。「また来たい」と思っていただけたら幸いです。何か健康のことでお悩みがあれば、気軽に訪れてみてください。

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