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うつ病は早期治療を
薬が合わない人は新たな治療の選択肢も登場

こころの港クリニック京橋・東京駅前

(中央区/京橋駅)

最終更新日:2025/06/13

こころの港クリニック京橋・東京駅前 うつ病は早期治療を 薬が合わない人は新たな治療の選択肢も登場 こころの港クリニック京橋・東京駅前 うつ病は早期治療を 薬が合わない人は新たな治療の選択肢も登場
  • 保険診療

会社での人間関係や過重労働、パワーハラスメント、転勤などによるストレスからうつ病を発症する人も多く、メンタルヘルスの重要性は高まる一方だ。「うつ病は、睡眠障害や頭痛、吐き気といった体の不調や、落ち込んだ気分が続く、趣味などが楽しめないといった気持ちの変化などいろいろな症状がサインとして現われます。そんな変化に早く気づいて早期のうちに受診、診断を受けることが大切です」と、「こころの港クリニック京橋・東京駅前」の山崎龍一院長は話す。うつ病を専門とし、薬物療法で十分な改善が得られないうつ病患者に対するrTMS(反復経頭蓋磁気刺激)療法の研究にも従事してきた山崎院長に、うつ病の初期のサインや受診のタイミング、治療方法について解説してもらった。

(取材日2025年5月12日)

気分の落ち込みや体調不良が1週間以上続く場合は専門のクリニックの受診を

Qうつ病のサインについて教えてください。
A
こころの港クリニック京橋・東京駅前 都心部で働く人たちにきめ細かいサポートを行う

▲都心部で働く人たちにきめ細かいサポートを行う

うつ病は気持ちの落ち込みが続いて、さまざまな症状が現れます。例えば、夜眠れない、十分に眠れず早朝に目が覚めるといった睡眠障害や、疲労感や倦怠感、頭痛や肩凝り、腹痛、食欲低下などの症状が出ることもあります。通勤時、電車に乗ろうとすると吐き気がするといったことも出てきます。また、それまで楽しんでいたことに関心が持てなくなったり、自分には価値がないなど自分を責める思考に陥ったりといった心の変化も出てきます。それまで家族との外出を楽しめていたのに外出を断るようになりひきこもるようになった、家族や友人とのコミュニケーションが減ってきたなどもうつ病のサインです。

Qどんなタイミングで受診すればよいのでしょうか。
A
こころの港クリニック京橋・東京駅前 気分の落ち込みが続く場合は早めに受診しよう

▲気分の落ち込みが続く場合は早めに受診しよう

今お話しした症状が長く続き、生活や仕事に支障を来している場合は、受診するようにしてください。誰でも何らかの原因で気分が落ち込んで元気がなくなったり、体調が悪くなったりすることもあるでしょう。いつもは2、3日もすれば回復するのになかなか回復せず、1週間以上続く場合は早めに受診しましょう。気持ちが落ち込む病気は、うつ病のほかにもあります。例えば、双極性障害や甲状腺機能低下症、月経前症候群などが挙げられます。ですので、診察の際は、うつ病以外の疾患の可能性も視野に入れながら慎重に経過観察し、適切に診断することが重要となります。

Qうつ病へのアプローチにどのようなものがあるのでしょうか。
A
こころの港クリニック京橋・東京駅前 一人ひとりの症状や生活環境に応じて適切な治療法を提案

▲一人ひとりの症状や生活環境に応じて適切な治療法を提案

まず、抗うつ薬によって脳内の神経伝達物質のバランス調整を図ることで、うつ症状にアプローチする薬物療法がありますが、服用して間もないうちは吐き気や眠気などの副作用が出やすいとされています。また、症状によっては睡眠薬や抗不安薬などを使用する場合もあります。そのほかのアプローチとして、それぞれの治療段階に応じて専門的な観点からアドバイスを行い回復を図ったり、休職や勤務形態の見直しなど、患者さんの置かれている社会環境を調整したりします。さらに近年では、脳の一部分に磁気刺激を与えて症状の改善を図るrTMS(反復経頭蓋磁気刺激)療法という治療法もあります。

QrTMS療法というのはどのような治療法なのですか?
A
こころの港クリニック京橋・東京駅前 うつ病の診療にはさまざまな方法がある

▲うつ病の診療にはさまざまな方法がある

rTMS療法は磁気によって脳の特定部位をピンポイントで刺激する治療法です。頭部につけたトリートメントコイルから磁場を発生させて、それに伴って生じる電流が脳の神経細胞を刺激するという原理で、その結果、脳の活動性が変化し、気持ちの落ち込みなどの症状の改善が期待できるというものです。この治療法は主にうつ病に対して効果が期待できます。2019年から保険適用となっていますが、厳しい施設基準があり、保険診療での実施は大きな病院に限られています。そのため当院では保険診療ではrTMS療法を実施できません。

Qどのような人に適しているのでしょうか。
A
こころの港クリニック京橋・東京駅前 精神疾患の中でもうつ病を専門とし、研鑽を積んだ山崎院長

▲精神疾患の中でもうつ病を専門とし、研鑽を積んだ山崎院長

18歳以上で、うつ病の薬物治療で充分な改善が得られない患者さんが対象となります。うつ病では、ガイドラインをもとに患者さんの症状に応じて段階的に薬物療法を行いますが、約3分の1の患者さんは抗うつ薬で充分な改善が得られない治療抵抗性うつ病であり、そのような方にも有用です。また、抗うつ薬の副作用が重くて十分に薬物療法が続けられない人も対象です。頭部に金属が埋め込まれている人などは適応外となる場合もあります。治療を希望する場合は、精神科を専門とする医師が所属し、rTMS療法について十分な診療実績があるかといった点をよく確認し信頼できる医師や医療機関を選ぶことが重要です。

ドクターからのメッセージ

山崎 龍一院長

うつ病は薬物療法と精神療法や環境調整といった治療法を一人ひとりの症状や生活環境に応じて行い、症状改善を図っていくことが大前提ですが、患者さんの中には薬物療法では十分な改善が得られない方もおられます。そのような場合、rTMS療法は一つの選択肢となると考えています。私は東京慈恵会医科大学大学院等でrTMS療法を専門に診療していましたので、気になる方は、ぜひご相談ください。また、当クリニックは働き世代のメンタルヘルスに力を入れていて、休職や復職のサポートも行っていますので、悩んでいる方はお気軽にお声がけください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

rTMS療法/1回につき5000円~

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