大島 衣里子 院長、王 聡 副院長の独自取材記事
おおしま糖尿病・甲状腺クリニック
(茨木市/総持寺駅)
最終更新日:2026/05/08
阪急京都本線・総持寺駅から徒歩約1分の「おおしま糖尿病・甲状腺クリニック」。院長を務める大島衣里子先生、そして夫であり副院長の王聡先生の夫婦が営むクリニックだ。大島院長による糖尿病および甲状腺疾患の診療では、一人ひとりの患者に向き合って適切な医療の提供をめざす。王副院長による泌尿器科の診療では、男女を問わず患者が心理的ハードルを感じずに受診できる雰囲気を重視。夫婦それぞれの専門を生かした診療を行っている。今回は同院の診療体制などについて、2人に話を聞いた。
(取材日2026年4月4日)
2人の医師、それぞれの専門性を生かした診療
開業までの経緯を教えてください。

【大島院長】大阪医科大学の第一内科や藍野病院にて、糖尿病や一般内科、代謝内分泌内科、胃腸内科について、知識や技術を磨きました。その後、甲状腺専門のクリニックで働いた経験があります。当院は1年前に開業しました。
【王副院長】私は大阪大学医学部の出身で、現在も、大阪大学の医局に属する病院で泌尿器科疾患の治療にあたっています。平日は総合病院の泌尿器科で診療や手術を担当し、当院では土曜日のみ泌尿器科に特化した治療を行っています。
医師をめざした理由を教えてください。
【大島院長】父が医師で姉が医学部に通っていたことが大きいですね。糖尿病などの生活習慣病を診療する内科に進路を定めたのは、患者さんの病状に関する話に耳を傾けて観察を行いながら、薬の選択を行っていくことに面白さを感じたからです。糖尿病に関してはどんどん新しい薬が開発されています。幅広い選択肢の中からそれぞれの患者さんに一番合ったものを選択することに、大きなやりがいを感じています。
【王副院長】私は18歳の時に来日し、当初は大学で工学部に進学するつもりでいました。しかし叔父の知り合いである大阪大学の教授に「医学部で学んでみては」と勧められたことから、医学部に進学することにしました。腹腔鏡の低侵襲手術を専門とする先生に師事し、その方が泌尿器科部長であったことから、泌尿器科を専門に選びました。
こちらのクリニックに訪れる患者さんについて教えてください。

【大島院長】ほとんどの患者さんが、総持寺駅付近を生活圏とする方です。近辺はとても落ち着いた雰囲気の環境で、ご高齢の方が多い印象ですね。ホームページをご覧になって遠方から訪れる患者さんもいらっしゃいます。
【王副院長】私は英語と中国語での診療を行っており、当院のホームページには中国語版があります。そのため近所の外国人の方や、近隣の大学に通学する留学生もよく診察に来ます。将来的にはオンラインでの外国語による診療も行っていきたいです。
専門性の高い診療を受けることの大切さ
診察で気をつけていることはありますか?

【大島院長】糖尿病では、専門ではない医療機関に通っていた患者さんが、適切な治療や投薬を受けられないまま病状が悪化してしまうケースがよくあります。専門性を持つ医師は、治療法や薬に関して常に新しい情報を仕入れ、知識のアップデートを行っているものです。そうすると、患者さんに提供できる治療の幅も広がります。患者さんが実感している病状や不調は人ぞれぞれ。一人ひとりの生活習慣や食事の嗜好、一日の過ごし方によって、医師が提案する治療やアドバイスは変わります。私自身も勉強会からの情報や進歩する治療を柔軟に取り入れて診療にあたっています。また、当院には管理栄養士が在籍していますので、食事の面から患者さんの健康指導を行うことも可能です。患者さんの情報を看護師や管理栄養士と密に共有しながら、クリニックにおけるチーム医療を推進しています。
王先生はいかがでしょうか?
【王副院長】泌尿器科の疾患で訪れている患者さんの男女比はやや男性が多いですが、女性もいらっしゃいます。女性の患者さんが受診までに感じられるハードルが、とても高いことは想像できます。ぎりぎりまで受診を我慢して悪化させてしまう方も少なくありません。そういった心理的なハードルをできるだけ下げたい、というのが私の想いです。英語・中国語を使った診察をしている理由の一つは、プライベートな部分に関する問診が多いため、通訳を通すと患者さんが話しにくいのではという配慮からです。毎週土曜日の泌尿器科の診療は基本的に予約制ですが、当日飛び込みで受診される患者さんにも対応可能です。また、日本泌尿器科学会泌尿器科専門医として標準的で適切な治療を行うことを重視しています。
設備面でアピールしたいところはありますか?

【大島院長】糖尿病の診断や治療管理に必要なHbA1c値を把握する機器を導入しています。過去1~2ヵ月の血糖コントロールを評価する検査を行い、当日中に精密な検査結果を出すことができます。甲状腺ホルモン検査で当日に検査結果を出せる装置や、甲状腺の大きさや形状、しこりや腫瘍の有無を調べる甲状腺エコーも導入しました。
【王副院長】前立腺肥大症や神経因性膀胱、過活動膀胱などの診断に用いる尿流量測定検査(ウロフロメトリー)の設備を有しています。専用のセンサーつきトイレに排尿することで、排尿時の尿の勢い・量・時間から、排尿機能の異常を調べるものです。またエックス線検査やオープンMRIといった設備を、同じ建物の中に保有していることも大きな強みですね。
患者満足度の向上に努めていきたい
ビル1階には大島先生のお父さんの「大島整形外科」がありますね。どのような連携体制を取っていますか?

【大島院長】関節リウマチは自己免疫疾患であるため、同じように自己免疫疾患である甲状腺機能疾患の橋本病やバセドウ病を併発しやすいという特徴があります。併発の可能性がある場合、患者さんと相談して、それぞれのクリニックで診察を受けてもらうようにしています。
【王副院長】膝関節などの不調で整形外科を訪れる患者さんはご高齢の方が多く、頻尿などの悩みを抱えておられる人も多いです。足に不調を抱えたご高齢の方が、いくつものクリニックを訪れるのは大変ですよね。当院は整形外科が同じ建物内にあってクリニックモールのようになっているのは、患者さんにとって大きなメリットではないでしょうか。
今後、どのようなクリニックとして発展していきたいですか?
【大島院長】さらに地域の人々に浸透し、気軽に訪れることができるクリニックとして受け入れられたいです。どんなことでも相談しやすいクリニックであると、皆さんに認識されるようにしていきたいと思います。
【王副院長】まだまだくみ取るべき地域のニーズはたくさんあると思います。医療機関として十分に地域の信頼を獲得した上で、美容のお悩みなど、ご要望がある場合は随時取り入れていくという方向性もあります。そうした医療を始めるためのコネクションはあるので、患者さんのニーズを見極めた上で検討したいですね。
患者さんにメッセージをお願いします。

【大島院長】開業から1年、訪れる患者さんの数は確実に増えていると感じます。一人ひとりの患者さんに向き合い、適切な診療の提供を続けていきたいという気持ちは変わりません。今後も患者さんが増えていくことが予想されますが、医療の質を維持しながら患者さんにとって満足度の高いサービスを提供していくために何が必要か、今後もしっかり考えながら診療を続けていきたいと思っています。
【王副院長】「患者さんの満足度を上げる」というのは当院の最大の目標であり原点です。医師・看護師・管理栄養士・受付、スタッフ全員がその想いを共有しています。当院は大島院長からのトップダウン方式ではなく、各スタッフが自主性を発揮してそれぞれの役割を果たすスタイルを取っています。常に「患者さんの満足度を上げる」という原点に立ち返り、それぞれが考えて行動することが、クリニック全体の成長につながると考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とはリアルタイムグルコース測定/7700円~、グルコースモニタリングシステム/4950円~

