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太田 光彦 院長の独自取材記事

おおた循環器内科エコークリニック

(千代田区/御茶ノ水駅)

最終更新日:2025/06/13

太田光彦院長 おおた循環器内科エコークリニック main

御茶ノ水駅から徒歩2分の場所にあるビル4階に、2025年4月に開院した「おおた循環器内科エコークリニック」。急性期病院で循環器内科の医師として勤務し、数多くの心臓超音波検査を行ってきた太田光彦先生が院長を務める同クリニックでは、「質の高いエコー検査を受けやすく」することにこだわり、心臓超音波検査や血管超音波検査、エックス線検査、心電図検査、血液検査などをクリニック内で効率良く受けられる。また、循環器内科を専門としながら、かかりつけ医として患者の体調全般に目を配り、必要に応じて他の診療機関への紹介、予約も丁寧にサポートする。「スムーズに検査・診断をして、患者さんの心配事をできるだけ早く解消してあげたい」と話す太田院長に、クリニックの特徴や診療方針などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2025年5月30日)

専門的な超音波検査を迅速に提供

まず、先生が医師を志したきっかけをお聞かせください。

太田光彦院長 おおた循環器内科エコークリニック1

実は、10歳年上の兄も医師なんです。私が10代後半になって進路を考えていた頃、研修医として忙しく働いていた兄に将来の職業について相談をしていたことが、きっかけの一つとなりました。もう一つは、当時、緊急救命をテーマにした海外の医療ドラマをよく見ていて、医療に携わる人にシンプルに格好いいなと憧れを感じていたんです。人の命に手を差し伸べる仕事にはやりがいもありますし、医師になろうと決めて、兄と同じ神戸大学医学部に進学しました。そうした経緯もあったので、当初は救急医療が盛んな病院で研修を受け、消化器外科の医師をめざしていました。当時は今ほど抗がん剤治療も発展していませんでしたから、病気のもとを取り除くためには外科手術のイメージが強く、自分としてもその分野に携わることで大きな満足が得られると考えていたんです。

そこから、循環器内科に関心が向かったのはなぜだったのでしょう?

医師になって1年目の冬、病院のローテーションで循環器内科に配属された際に、心筋梗塞の患者さんを多く診たんです。その時、心筋梗塞をダイレクトに診断できる心臓超音波検査に出合いました。それをきっかけに循環器内科に強く惹かれるようになり、そちらを専門にしようと心を決めました。5年間は、カテーテル治療やペースメーカーなど循環器全般の急性期診療を担当した後、さらに専門性を高めたいと考え、数多くの心臓外科手術に対応していることで知られた東京都府中市にある榊原記念病院に勤めることになりました。専門性を究めていくと救急医療と心臓超音波検査をどちらも専門にすることは難しく、どちらかに専門を集約していくのが自然なのですが、当初は無邪気に、その両方を頑張りたいと考えていたりもしましたね。その後、超音波検査を専属で任されるようになり、そのキャリアが現在につながっています。

そして、2025年4月に超音波検査専門のこちらを開院されたのですね。

太田光彦院長 おおた循環器内科エコークリニック2

はい。私自身が専門性を高めてきた超音波検査を、さらに多くの患者さんに提供したいと考えてクリニックを開院しました。当院を直接受診していただく患者さんはもちろん、超音波検査の予約枠に余裕がなく実際に検査を行うまでに時間がかかりがちな大きい病院からも検査を引き受け、多くの人にとって使いやすいクリニックとなりたいと考えています。例えば、心臓弁膜症の患者さんは経過観察などで定期的な超音波検査が必要なのですが、検査の予約枠に余裕がないと、半年後の予約を確保するのも難しいことがあります。そうした患者さんに対しても、できるだけ迅速に検査を実施できるようなクリニックでありたいですね。実際に、開院して間もない時期から、東京慈恵会医科大学附属病院や東京大学医学部附属病院、東京逓信病院、私自身が勤めていた虎の門病院といった近隣の病院から、超音波検査のご依頼を多数いただいています。

かかりつけ医として患者に寄り添いサポート

あらためて、クリニックの特徴を教えてください。

太田光彦院長 おおた循環器内科エコークリニック3

心臓超音波検査と血管超音波検査に対応した、循環器専門のクリニックであることですね。特にニーズの高い心臓超音波検査を即日受けることができ、また院内でエックス線検査、心電図検査、血液検査などに対応できる設備もあります。心臓超音波検査については、ペダルを漕いで運動負荷をかけながら検査を行う機器も備えています。専門的な検査をスムーズに受診でき、診断結果は最短で30分から40分ほどでわかります。複数の検査のためにフロアを移動して時間がかかってとなると、患者さんご本人にも、付き添いの方にも負担が大きくなりますよね。そうした各検査設備が、院内のワンフロアにコンパクトにまとまっているのが当院の特徴です。また、スタッフもみんな協力的で、手が空いている人が常にヘルプに回れるよう業務分担してくれているので、とても助かっています。

地域のかかりつけ医として、内科全般の診療もされているのですね。

そうですね。専門の循環器だけでなく、患者さんに寄り添って健康状態の管理を、当院でワンストップで行えるように心がけています。循環器だけを診ていたら、気がついたら膵がんが進行していたといったこともあり得るんですよね。そうした事態が起こらないよう、その方のお悩みや症状に耳を傾けて、かかりつけ医として気を配るようにしています。必要に応じて、泌尿器科の先生に紹介状を書いたり、胃や大腸の内視鏡検査が必要であれば検査が得意な先生につないだりと、患者さんの体をトータルでケアすることを念頭に置いています。紹介状を書くだけでなく、当院の受付でその医療機関に連絡し、予約を取るところまでサポートしているんです。

予約まで手伝ってもらえるのは心強いですね。

太田光彦院長 おおた循環器内科エコークリニック4

紹介状だけを渡されても、患者さんがスムーズにその医療機関に行けるとは限らないですし、自分で予約を取るというステップが一つの壁になってしまいますから、そこまで手配をするようにしています。それに、他院での受診予定が決まれば、その患者さんが次回、当院で受診するスケジュールの目安もわかるため、診療の見通しも立てやすくなります。患者さんとクリニック双方にとってメリットがあることですので、かかりつけ医として患者さんにある程度の方向づけをすることは大切にしています。

患者の心配事を早期の段階で解消する

患者さんを診療するにあたって、心がけていることを教えてください。

太田光彦院長 おおた循環器内科エコークリニック5

患者さんのお話をしっかり伺って、何にお困りなのか、気がかりは何なのかをできる限り話していただくことを大切にしています。そして、患者さんの心配事を、その日のファーストタッチの段階で解消するように努めています。例えば、胸の痛みであれば狭心症や心筋梗塞を心配されて受診される方が多いのですが、その日のうちに検査をして、生命を左右するような疾患の兆候があるかどうかをご説明します。早い段階で心配を取り除けるように、また治療が必要なのであればすぐに治療を開始できるように、方向づけを示すことを徹底していますね。

クリニックとしての展望をお聞かせください。

日本が未曽有の超高齢社会を迎えている中で、心不全や心臓弁膜症などの患者さんも大きく増加して、私の専門分野が必要とされる場面もますます多くなっていきます。そのすべての人たちがきちんと受診できて診断を受けているわけではないと思いますので、将来の患者さんを増やさないためにも、多くの方を診療していきたいですね。超音波検査は、担当するスタッフの技術が大きく影響する検査ですが、当院では、経験豊富な医師と臨床検査技師が常駐して、日々の検査にあたっています。「おおた循環器内科エコークリニックに行けば、精密な診断が受けられて、治療の方向性も決めてくれる」という認識が広く定着していくよう、努めていきたいと思います。

読者へのメッセージをお願いします。

太田光彦院長 おおた循環器内科エコークリニック6

当院の診療は予約制ですが、飛び込みで来院される方にも日々、対応しています。胸痛や動悸などでお困りの方が、例えばお昼休みに受診されてすぐに診断を受け、すぐにお仕事に戻っていけるような利便性の高い体制をめざしています。土曜日や祝日にも開院していますので、できる限り素早く受診できる使い勝手のいいクリニックでありたいですね。自分だったらそうした便利なクリニックを受診したいですし、病気は待っていてくれるわけではありませんからね。何かお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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