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松本 紘平 院長の独自取材記事

昭島モリパークまつもとクリニック

(昭島市/昭島駅)

最終更新日:2025/05/15

松本紘平院長 昭島モリパークまつもとクリニック main

昭島駅北口から徒歩4分。夏には新緑、秋から冬には落ち葉のじゅうたんが楽しめるイチョウ並木通り沿いに「昭島モリパークまつもとクリニック」はある。大学病院の内科・消化器内科に勤務し、長年内視鏡を用いて消化器がんの診断・治療に従事してきた松本紘平院長が、2025年4月開業したクリニックだ。季節の移ろいを感じられるように、待合室の一面がガラス張りになった院内は、周辺の環境と調和する優しい色合いでまとめられ、リラックスして過ごせる空間になっている。患者との対話を大切に、聞き上手でありながら、丁寧な説明も重視している松本院長の人柄も、クリニックの穏やかな空気感をつくっている。そんな松本院長に、同院の診療の柱である内視鏡検査のことや、診療のポリシー、開業までの経験などを広く語ってもらった。

(取材日2025年4月30日)

がんの早期発見のためかかりつけの内視鏡クリニックに

ガラス張りの開放的な待合室ですね。クリニックづくりではどんな点にこだわったのでしょうか。

松本紘平院長 昭島モリパークまつもとクリニック1

当院の前の道はきれいなイチョウ並木で、クリニックをつくるときに患者さんにも楽しんでもらいたいと待合室の一面をガラス張りにしました。院内も、美しく自然豊かなこの地域の環境と調和するように、やわらかい色味の内装にしています。待合室の隅には相談室というテーブル席を設けたスペースをつくりました。こちらは、看護師と話をしたり、ご家族で来た方が過ごしたりする場所があってもいいのではと考えて設けました。内視鏡検査を受ける方のリカバリー室は落ち着いた色調にまとめ、電動のリクライニングソファーを設置し、リラックスして回復を待てるような空間をつくっています。

こちらではどのような症状に対応していますか?

私の専門が消化器内科ですので、おなかの痛み、食欲がない、血便が出た、下痢や便秘などの症状に広く対応しています。健康診断で、肝臓の機能が悪いと言われた、便潜血検査で引っかかったといったご相談も専門領域です。それ以外でも内科全般に対応し、風邪などの一般内科をはじめ、高血圧、高コレステロール、糖尿病、痛風などにも対応しています。また、予防接種や健康診断も行っています。加えて、胃と大腸の内視鏡検査も診療の柱の一つです。苦痛が少なく精度の高い内視鏡検査を行い、定期的に受けたいと思える検査の提供をめざしています。かかりつけ内科というのはよくありますが、当院では、気軽に胃と大腸の内視鏡検査を受けに来られる「かかりつけの内視鏡クリニック」でもありたいと思っています。

診療のモットーを教えてください。

松本紘平院長 昭島モリパークまつもとクリニック2

まず、内視鏡検査に関してですが、胃がん・大腸がんで亡くなる方を撲滅したいという目標を持っています。撲滅というと大げさに聞こえるかもしれませんが、胃がんや大腸がんは早期に見つけて治療すれば完治をめざせるがんなのです。ですから、多くの人に内視鏡検査を定期的に受けていただき、早く見つけ、早く治療することができれば、胃がん・大腸がんで亡くなる方がいなくなるのではないかと考えています。そのために、苦痛の少ない検査、それも精度の高い検査を行い、同時に検査の重要性の啓発にも力を入れていきます。もう一点、医師としての信条になりますが、お話をよく聞くこともモットーとしています。話を聞いていると「実はこういうことも気になっていて」と伝えてくれるかもしれませんからね。主訴となる病気だけではなく、その方の全体的な体のメンテナンスをしていけるように、今後も患者さんとの対話を心がけていきたいです。

大学病院の医師と開業医、どちらの人生も歩みたい

先生は開業までにどのようなご経験を積まれましたか?

松本紘平院長 昭島モリパークまつもとクリニック3

大学を卒業後、順天堂大学医学部付属の病院に勤務し、大学院に進み研究にも従事しました。順天堂大学医学部附属順天堂医院の消化器内科准教授を経て退職し、地域医療にふれたいと考えて千葉のクリニックに勤務。16年在籍していた大学病院では消化器内科を専門として、消化管腫瘍の診断と治療に携わり、内視鏡の研鑽を積んできました。内視鏡はとても興味深い分野で、医師になりたての頃に見た画像のきれいさに感動したことをよく覚えています。実際、内視鏡でがんを見つけられることや、患者さんのダメージが少ない治療で、がんの根治がめざせるところも魅力でした。千葉のクリニックでは、副院長という役職でクリニックでの内視鏡検査や一般内科診療の経験を積むことができました。

病院に勤務する中で、開業しようと思ったきっかけは?

祖父と父が医師で、祖父は田舎町の開業医で、父は大学病院にずっといたタイプでした。自分も大学病院に長く在籍していたのですが、さまざまな経験を積ませていただき、一区切りついたと思った時に、医師としてどちらの人生も経験してみたい、これからは祖父のほうの生き方もしてみたいと思ったのです。もともと患者さんに近いところで診療をしたいという想いは持っていましたし、今の年齢ならフルパワーで地域の方にこれまでの経験を還元できると考え、2025年に開業するに至りました。この地域は、再開発をされている地域で若いご家族も増えていますし、昔から暮らすご年配の方もいて、必ず自分のスキルが役に立つと思ったことも開業の後押しになりました。

改めて、クリニックの強みを教えてください。

松本紘平院長 昭島モリパークまつもとクリニック4

やはり「苦痛が少なく、質の高い内視鏡検査」は当院の強みです。内視鏡を挿入する技術や、画像を見て判断する力は、これまで経験を積んできた部分ですので、検査の質に自信があります。それを気軽に受けられる環境も特徴だと思います。内視鏡検査は40歳くらいから受けていただきたいと思っているのですが、そのくらいの年代の方はお仕事も忙しく、共働きの方も多いですから、予約のしやすさが重要だと考えています。当院では、内視鏡検査の予約もウェブやSNSから24時間受けつけていますし、胃の内視鏡検査は当日予約も可能です。また、当院のスタッフは、知識や経験だけでなく人柄もいいんですよ。患者さんが話しやすいスタッフがそろっていることも、当院の強みだと思います。

一般診療とともに、内視鏡検査で地域を末長く元気に

先生が医師をめざされたのは、お父さま、おじいさまの存在が大きかったのでしょうか。

松本紘平院長 昭島モリパークまつもとクリニック5

そうですね。親から医師になるように言われたことはなかったのですが、不思議と幼稚園の卒園文集に、「医者になってお父さんとしゃべる」と書いてあるんですよ(笑)。父は大学病院に勤務していてなかなか会えず、帰ってきた時はとてもうれしかったんですよね。仕事を頑張っているのがかっこ良くて、憧れたのだと思います。実際、医師となり、患者さんに感謝されるとすごくやりがいを感じます。「絶対に早くがんを見つけるぞ」という気持ちになるんです。患者さんからの感謝が、忙しい中でも支えとなっています。

休日はどのようにお過ごしですか?

中学生と小学生の子どもがいるので、一緒に公園に行ったり、買い物に行ったりすることが多いですね。最近ですと、1週間のお休みを使って、小笠原諸島の父島へ行ってきました。大自然の美しさや雄大さに触れ、家族の良い思い出ができました。そのような感じで、休日は家族と過ごしてリフレッシュしています。

これから地域にとってどのようなクリニックになっていきたいですか?

松本紘平院長 昭島モリパークまつもとクリニック6

この地域に暮らす方たちの「かかりつけの内視鏡クリニック」として、気軽に内視鏡検査を受けに来ていただける場所になりたいと考えています。それがかなえば、この地域で胃がん・大腸がんで亡くなる方の撲滅が可能になるのではないでしょうか。もう一つ、クリニックの近くにお住まいの方たちに元気に年を取っていただきたいと思っています。元気に年を重ねていくために、生活習慣病の管理や体のメンテナンス、検診などでサポートしていきます。「この地域って高齢者は多いけど、元気だよね」と言ってもらえるように、地域の健康を支えていく存在になりたいです。

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