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藤森 由香 院長の独自取材記事

レディウェル神戸クリニック

(神戸市中央区/神戸駅)

最終更新日:2025/05/15

藤森由香院長 レディウェル神戸クリニック main

神戸駅から徒歩1分の交通至便な場所にある「レディウェル神戸クリニック」。日本専門医機構産婦人科専門医の藤森由香院長が、2025年4月に開業した女性医師による女性のためのクリニックだ。大学病院や総合病院では産科メインの診療に従事、専門性の高い不妊治療にも携わった経験を生かし、生理痛や生理不順、不妊、更年期障害など、女性のライフステージごとの悩みに寄り添う診療を提供している。婦人科は、女性を対象にしたデリケートな領域だけに、クリニック内の安全、プライベートへの配慮も徹底している同院。人を笑顔にしてくれる明るい人柄が印象的な藤森院長に、クリニックの特徴や診療方針、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2025年5月3日)

生理不順や更年期障害など女性特有の幅広い悩みに対応

先生のご経歴と開業までの経緯を教えてください。

藤森由香院長 レディウェル神戸クリニック1

大学卒業後はりんくう総合医療センターで研修し、大阪大学医学部附属病院産婦人科で産科をメインに診療に携わりました。不妊治療にも興味があったことから、前職は不妊治療を得意とするクリニックで経験を積んでいます。ただ、不妊治療だけでなく、もっと幅広い診療に携わりたいという思いがありました。もともと産婦人科を選んだ理由の一つも外科的なことと内科的なことの両方ができる科だということがありましたから、自分にとって一番良いのは開業ではないかと考えました。親が内科系のクリニックを開業していることもあり、開業に対するイメージがつかめていたことも後押しになっていたかもしれません。

クリニックロゴやキャラクターがとてもかわいらしいですね。

ロゴマークやキャラクターは、苗字の「藤森」にちなんで、藤の花をモチーフにしました。クリニックキャラクターは、私が落書き程度に描いた絵を絵心のある友人が整えてくれました。最初は餅のようだったキャラクターがかわいく変わっていて、ビフォーアフターの落差がとても大きいですね(笑)。友人には大感謝です。クリニックキャラクターは外からも確認できるので、来院の際の目印になると思います。当院は、1階でインターフォンを鳴らしていただき、受付のある2階へ上がっていただくシステムになっています。また、患者さんはお名前ではなく、お渡しする受付番号でお呼びしています。診察室は3階にあり、基本的に特別な事情がある場合を除いては男性の立ち入りはご遠慮いただいています。婦人科では下着を脱いで検査をする場合もあり、女性に安心感を持っていただくための配慮なので、ご理解いただけるとありがたいですね。

クリニックでは主にどのような悩みに対応されているのですか?

藤森由香院長 レディウェル神戸クリニック2

一般婦人科をメインに、生理不順や生理の痛み、生理が来ない、生理が重いなど生理に関する悩みが一つ。もう一つは、更年期障害です。年齢が上がるにつれて、生理が来ないがこれで良いのかという不安や、異常に汗をかく、疲れやすい、イライラするなどの悩みですね。後は、更年期後に出やすい、生理が終わった後の症状にも対応しています。頻尿や、膣・外陰部がピリピリするような外陰部の違和感などですね。閉経後は子宮脱のようなわかりやすい病気の他にも、女性ホルモンが低下することで膣内や外陰部に違和感を抱えている人は意外と多くいらっしゃいます。もともと女性は頻尿や急に尿意を感じる過活動膀胱になりやすいといわれています。その中には、女性ホルモンが少ないことが影響している場合もあるため、泌尿器科からの紹介で来院されるケースもあります。また、不妊や性病のお悩みにも対応しています。

「痛み」「怖さ」を軽減するためのさまざまな工夫

若い女性に特に多い悩みは何でしょう?

藤森由香院長 レディウェル神戸クリニック3

若い人では生理中の症状だけでなく、生理前の症状が多いですね。生理自体もつらいけれど、生理前のイライラや肌荒れがひどく、皮膚科でビタミンを処方してもらっているが治らないというケースなどです。それらは生理前のホルモンが主な原因ですから、婦人科に相談していただくのが良いでしょう。若い方の中には受診をためらう人もいると思いますが、当院の場合は基本的にウェブ予約で、インターフォンで患者さんを確認してから院内に入っていただくシステムのためセキュリティー面も安心できると思いますし、人目を気にせず来院していただくことができると思います。

受診のハードルを下げる工夫をされているのですね。

初めての産婦人科受診は怖いじゃないですか。ですから、診察する時はできる限り「痛い」「怖い」ということがないよう心がけています。具体的な一例として、膣内部や子宮頸部を観察するために使う膣鏡は、なるべく小さいサイズのものを使っています。産婦人科ではよく超音波検査をしますが、子宮や卵巣までの距離があるため、より精密な検査を行う場合は膣側から検査をします。ただ、性交経験がない若い人やどうしても怖いと感じる人もいらっしゃるので、はっきりと状態を診ておかなければならない場合はお尻から検査することもあります。負担を軽減するためゼリーを塗布したり、声かけを欠かさずにしたり、内診室の椅子の前に設置したモニターを一緒に見ながら説明したりするなど、少しでも気が紛れるような工夫をしています。何よりも一番気をつけていることは、緊張をほぐしてあげることですね。

不妊治療に携わったことが診療に生かされているそうですね。

藤森由香院長 レディウェル神戸クリニック4

不妊治療、特に体外受精では、女性ホルモンを人工的に操作することが多くなります。生理痛や更年期障害などとはまったく関係がないように思われるかもしれませんが、ホルモンをさわるという点では同じです。不妊治療に従事してきたことで、ホルモンの操作に慣れているというか、超音波検査で、患者さんが排卵前なのか排卵後なのか、どのような状態であるかがとてもよくわかるようになりました。通常、超音波検査の際に意識するのは病気の有無ですが、不妊治療では子宮や卵巣の状態をよく見ますから、超音波検査を見る精度は上がったのではないかと考えています。数多くの検査経験から、患者さんの痛みを軽減し、スムーズに検査するための目も養われたと思います。

女性が気軽に相談できるクリニックをめざして

先生が医師を志されたきっかけと産婦人科をご専門に選ばれた理由を教えてください。

藤森由香院長 レディウェル神戸クリニック5

両親が内科の開業医だったので、小さい頃から医療が身近にあったことは少なからず影響しているかもしれませんね。子どもの頃、やたら薬を飲むのが好きだったらしく、幼稚園生の時に「薬を作る人になりたい」と言っていたみたいです。それは、薬剤師ではなくて製薬会社でフラスコを振っている人のほうだと思うのですが(笑)、もともと医療系に興味があったのだと思います。その後は、ケーキ屋さんやお花屋さんになりたいと言っていたみたいですね。産婦人科を専門に選んだのは、先ほどもお話ししたとおり外科系と内科系の両方に関係する科であること、そして、「病院内でおめでとうと言われるのはここだけだよ」と言われ、「なるほど」と納得したこともきっかけの一つです。

先生ご自身が健康面で気をつけていらっしゃることは何でしょう?

健康法というほどではありませんが、野菜とたんぱく質の摂取は意識しています。骨のことを意識して、牛乳はよく飲みますし、豆腐や豆類も取るように気をつけています。食事はとても大事ですね。先ほどの不妊の話にも通じるのですが、痩せすぎの人は、将来、骨がボロボロになったり、肌つやにも影響を及ぼします。プロポーションを維持したいなら筋力トレーニングをしっかりして、バランスの良い食事を心がけてください。特に日本人は痩せすぎで栄養不足状態だと海外から指摘されていますから、将来のことも考えてしっかり食事を取ってもらいたいと思います。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

藤森由香院長 レディウェル神戸クリニック6

患者さんの要望をしっかり拾い、正しい医療の知識をわかりやすく伝わるよう心がけています。そして、診療で患者さんに嫌な思いをさせないこと。痛くない、つらくない診療を心がけていきたいですね。地域の方々には、何か困ったことがあった時「あそこに産婦人科のクリニックがあったな」「ちょっと行ってみようかな」と、気軽に相談に来てもらいたいと思います。1階でインターフォンを押していただいた後は、緊張なさらずこちらからのお声がけに応答してくださいね。院内ではインカムを使って、各階の患者さんの移動がスムーズになるようサポートしています。セキュリティー面においても安心していただき、患者さんにとって通いやすいクリニックでありたいと思います。

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