経験豊富な内視鏡検査のプロが行う胃・大腸内視鏡検査。痛みや不安に配慮した環境で検査を提供

Q痛みが不安で内視鏡検査をためらっている人は多いと聞きます。

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▲胃がんと大腸がんは早期発見早期治療が最も大切と訴える本田院長

内視鏡検査を専門とするクリニックでは、内視鏡のプロが直接検査を担当し技術と工夫で負担をできるだけ軽くする体制を整えています。当院では鎮静剤を用いた検査や、空気を入れずに大腸内視鏡を奥まで挿入することで検査中の痛みを低減する無送気軸保持短縮法、空気ではなく水を注入することで腸への負担を和らげる送水ジェットなどを導入し、痛みや不安を和らげる工夫をしているほか、技術設備面の改善にも力を入れています。また、広島市中心部に立地し公共交通機関で通いやすい環境を整えることで、鎮静剤使用後に車を運転できない不便さにも配慮しています。

Q内視鏡検査では、どんな時に苦痛が生じるのでしょうか？

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▲大腸内視鏡検査はポリープの発見・切除やがんの発見に役立てる

胃の内視鏡検査では、カメラが喉を通る際に嘔吐反射が起こり、それが強い不快感や苦痛の原因となります。一方、大腸内視鏡検査の場合は、腸が曲がりくねっているため、カメラを進める際に腸が引き伸ばされて痛みが生じることがあります。また、空気やガスを入れることで腸が膨らみ、おなかの張りや痛みを感じることもあります。開腹手術後の癒着がある方や女性で生理がひどい方、腸の動きが制限される場合も痛みの要因となります。こうした負担を減らす手段として、ガスを極力入れずに挿入する技術や鎮静剤を活用しています。

Q患者さんが安心できるような環境面での配慮などありますか？

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▲ブルーライトを採用した内視鏡検査室

当然ながら丁寧な内視鏡操作を前提とし、鎮静剤の使用など患者さんの負担や不安を軽減するための取り組みを積極的に行っています。操作技術や医療機器の充実に加え、環境面では内視鏡検査室にブルーライトを導入しています。大腸や胃の内視鏡画像は「赤」系統で描出されるため、補色効果を持つ「青」の照明環境によりポリープなどの視認性が高まり、発見率の向上が期待できます。さらに医師の眼精疲労を軽減し、患者さんにとっても鎮静・リラックス作用があるため、少しでも安心して検査を受けていただけるよう環境整備に努めています。こうした技術と環境の両面から、患者さんに安全で快適な検査体験を提供することをめざしています。

Q胃の内視鏡検査で痛みの軽減へ向けた工夫を教えてください。

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▲その人に合わせた鎮静剤を使用。眠った状態で検査を受けられる

胃の内視鏡検査では、カメラが喉を通過する際に生じる嘔吐反射が大きな苦痛の要因となりますので、異物が喉を通ることで自然に起こる反射反応をいかに軽減できるかが、内視鏡を専門とする医師の腕が試されるところです。当院では、カメラを丁寧に操作して刺激を最小限に抑えることはもちろん、喉の局所麻酔や鎮静剤を適切に使用。負担を感じることなく眠った状態で安心して検査を受けられる体制を整えています。さらに複数の鎮静剤から一人ひとりに合った薬を使用します。また、鼻から挿入する経鼻内視鏡と同じ細径のカメラを経口内視鏡検査に使用するなど、より負担の少ない検査を提供できるよう工夫を重ねています。

Q大腸内視鏡検査前の下剤や検査の所要時間を教えてください。

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▲味が飲みやすい下剤、錠剤タイプなどさまざまな下剤を用意

大腸内視鏡検査では安心して下剤を服用することが大切です。当院では、自宅での服用に不安を感じる方のために、院内で下剤を服用できる専用ラウンジを設けています。すぐにスタッフに相談できる環境は、検査を受ける方にとっても大きな安心感となるはずです。また、プライバシーに配慮して、専用トイレを備えた個室や半個室をご用意。更衣室を含めほかの方の視線を気にせず過ごせる動線を確保しています。検査の所要時間は15〜20分ですが、大腸ポリープを切除した場合は延長することがあります。さらに鎮静剤を使用した際にはリカバリールームで30〜60分ほど休憩し、ゆっくりと体調を整えることが可能です。