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便潜血陽性なら内視鏡検査受診を
病変の早期発見で大腸がん回避へ

広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック

(広島市中区/立町駅)

最終更新日:2025/12/23

広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック 便潜血陽性なら内視鏡検査受診を 病変の早期発見で大腸がん回避へ 広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック 便潜血陽性なら内視鏡検査受診を 病変の早期発見で大腸がん回避へ
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大腸がんなどの病変を早期発見する上で重要な役割を果たす大腸内視鏡検査。日本は内視鏡検査において世界でも精密な技術やノウハウを持っているといわれているが、「国内では検査を受けるハードルが高く、なかなか早期の検査に結びつかない現状があります」と、「広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック」の本田寛和院長は話す。本田院長は、東京で内視鏡医療を研鑽し、カナダ・トロントにも留学経験のある日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。大腸内視鏡検査を早期に受けるメリットや、受けるべきタイミング、検査でわかる大腸がんの兆候について、本田院長に詳しく聞いた。

(取材日2025年11月29日)

早期検査で大腸ポリープのがん化を防ぐ。特に40代以上は積極的に受診を

Q大腸がん検診でまず行われる便潜血検査とは何ですか?
A
広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック 早期受診を呼びかける消化器内視鏡専門医である本田院長

▲早期受診を呼びかける消化器内視鏡専門医である本田院長

便潜血検査は、便の中に血液の成分であるヘモグロビンが含まれているかどうかを調べる検査です。目には見えない微量の血液も検出することができ、血液が含まれていれば陽性、含まれていなければ陰性となります。陽性の場合は大腸のどこかから出血している状態で、大腸がんやポリープ、あるいは痔、潰瘍性大腸炎などが疑われます。以前は、前日に食べたものの影響で偽陽性となることもありましたが、現在では検査の精度が上がり、大腸や肛門から出た成分を高精度で拾い上げられるようになりました。そのため便潜血検査で陽性が出た場合、大腸がんやポリープなどができていることを疑って、速やかに大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。

Q陽性の場合、早期に大腸内視鏡検査を受けるべき理由は?
A
広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック 同院では個室・半個室の待機スペースを備えてプライバシーに配慮

▲同院では個室・半個室の待機スペースを備えてプライバシーに配慮

早期の検査は、大腸がん発症回避に役立つからです。大腸がんが発生する原因は主に3つありますが、ほとんどが大腸ポリープが悪性化してがんになるケースです。数ミリのポリープが徐々に大きくなる過程で細胞に変異が起こり、がん化してしまいます。次に見られるのは炎症性腸疾患によって細胞ががん化するケース。3つ目は、何も原因がなくて突然がんが発生するケースですが、それは極めてまれです。つまり大腸がんの背景にはポリープか炎症がある場合が大半なので、それらを早い段階で発見しておく必要があるのです。特にポリープはできてもほとんど自覚症状がなく、がん化する直前は出血しやすいため、便潜血陽性の場合は注意が必要です。

Q陰性の場合でも、大腸内視鏡検査を受けたほうがいいですか?
A
広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック 内視鏡検査を受けやすい環境を作ることが使命と語る本田院長

▲内視鏡検査を受けやすい環境を作ることが使命と語る本田院長

便潜血検査が陰性で、なおかつ何も症状がない場合は、保険診療で大腸内視鏡検査を受けることは制度上難しいです。ただし海外を見ると、45歳以上の人は原則、大腸内視鏡検査を受けるよう推奨されている国もあります。日本ではそこまで体制が整っていないため、まずは便潜血検査を受けてから、疑いがある場合のみ内視鏡検査へ進むようになっているわけです。しかし私の実感では、40代に入ったら一度受けておくことをお勧めします。先ほどお伝えしたとおり、ほとんどの大腸がんはポリープから発症するため、内視鏡検査で早期にポリープを発見することが重要だからです。予防のためにも、人間ドックでの検査を検討していただきたいですね。

Q便潜血検査が陽性の場合でも検査を受けない人がいると聞きます。
A
広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック 患者への負担が小さくなるよう常に模索している

▲患者への負担が小さくなるよう常に模索している

そうですね。便潜血検査で陽性が出て、内視鏡検査を受ける人は全体の約7割。残りの3割の人は残念ながら何もせず放置しているといわれています。医師の立場からすると、その3割の人にいかに検査を受けていただくかが至上命題です。内視鏡はハードルの高い検査だと思われていますが、ここ数年の間でも検査の設備や環境ははるかに改善され、苦痛や痛みも軽減されてきました。一度相談する機会さえいただければ、検査のメリットを詳しくご説明させていただきますので、まずは話だけでも聞きに来てほしいです。

Qこちらのクリニックで受けられる検査の特徴を教えてください。
A
広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック 検査のための環境、設備、技術いずれも高いレベルを追求

▲検査のための環境、設備、技術いずれも高いレベルを追求

当院では、安全性や苦痛に配慮した先進の内視鏡検査機器を導入しています。前処置の下剤を内服する際は、プライバシーを守れる個室・半個室を備えた専用フロアを利用でき、内視鏡室は3室、リカバリー室は8つのベッドまで用意。また検査に携わるスタッフが動きやすい空間をつくることで、安定したクオリティーの検査をご提供しています。検査は日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医が担当しますので、不安に思っていることなどがありましたらぜひお気軽にご相談ください。

ドクターからのメッセージ

本田 寛和院長

私が2019年にカナダに留学し、内視鏡について学んだのですが、当時から日本の内視鏡技術は耳目を集めていました。その一方で、日本の大腸内視鏡検査の受診率は海外に比べて低いという現状があります。良質な検査を受けられる環境があるのに、受けないのは非常にもったいない状況だと思っています。私は消化器内視鏡専門医として、皆さんが内科を受診するような気軽な感覚で、大腸内視鏡検査を受けられる環境をつくっていきたいと考えています。そのために環境、設備、技術いずれも高いレベルを追求しています。受診して決して後悔はさせませんので、どうぞ安心してお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃カメラ/1万6500円〜、大腸カメラ/2万8000円〜、胃+大腸カメラ/4万4000円〜

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