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原 幹嗣 院長の独自取材記事

エイチクリニック新宿

(新宿区/新宿駅)

最終更新日:2025/11/20

原幹嗣院長 エイチクリニック新宿 main

新宿区歌舞伎町、各路線新宿駅からも程近い靖国通り沿いにある、夜間診療のクリニック「エイチクリニック新宿」。内科や泌尿器科を中心に、夜23時30分まで診療を行っており、日中に通院できないビジネスパーソンや、繁華街で過ごしているうちに体調を崩した人などが利用しやすいクリニックだ。院長の原幹嗣(はら・みきつぐ)先生は、内科のクリニック勤務や高齢者の訪問診療なども経験した後、2024年9月に同院を開業。個室で仕切られ、プライバシーを確保しやすい院内環境を整えて、日々診療にあたっている。「気軽に来院できる、ハードルの低い場所をつくるのが当クリニックのテーマ」と語る原院長に、クリニックの特徴や、診察にあたっての心がけ、将来の展望など詳しく話を聞いた。

(取材日2025年3月27日)

繁華街で利便性の高い夜間診療を提供

クリニックの特徴について教えてください。

原幹嗣院長 エイチクリニック新宿1

診療時間を18時30分~23時30分に設定した、夜間対応のクリニックです。内科の総合的な診療をメインとして、皆さんの生活に寄り添った診療を提供しています。ビジネスパーソンの方々は、ちょっと体調が悪くてもなかなか休めず、通常のクリニックの診療時間に受診できない人も多いはずです。そうした働いている方々が、気軽に来られるようなクリニックでありたいと思っています。内科の症状では、発熱や腹痛、咳が止まらない、アレルギー症状などで受診される方が多いですね。そのほか、泌尿器科、性感染症の検査、土地柄のニーズが高い自由診療なども行っていますが、内科に関しては保険診療で受診できるものが多いです。

夜間遅くに、内科症状を診てもらえるのはありがたいですね。

はい。日中に時間を確保できない方や、急きょ何かあったような時に遅い時間でも診られるのが、当クリニックの利点です。よくある症状だと思っていても、重症だったということは意外と多いものです。例えば、発熱の症状を日常的に感じる方は多いと思いますが、実はそれが喉頭蓋炎(こうとうがいえん)で、急激に気道がふさがってしまい、重篤な事態になるケースなども少なくありません。そうした日常に潜む疾患を見逃さず、重症度を見極めるのが、当クリニックの役割の一つではないかと考えています。重症度が高そうな場合であれば、迅速に大きな病院に紹介して搬送できる体制を取り、患者さんが適切な治療が受けられるようにしてきたいですね。

ちょっとした症状が気になる方の、最初の窓口のような存在でしょうか?

原幹嗣院長 エイチクリニック新宿2

そうです。当クリニックは、特定の疾患などに専門特化するタイプの医療機関ではありませんから、まずは患者さんにとってのファーストタッチのためのクリニックになれればと思います。お仕事帰りの人はもちろん、ここは歌舞伎町ですから、遊びに来ている人も多いと思います。お酒を飲んでいる時に体調を崩された方や、ケガをしてちょっと縫合してもらいたいといった方でも大丈夫ですので、頼っていただければと思います。

患者のプライバシーに気を使った診療体制を

先生が医師をめざされたきっかけを教えてください。

原幹嗣院長 エイチクリニック新宿3

もともと、脳外科の医師だった父親が、僕が高校生くらいの頃に、秩父の田舎のほうでクリニックを開業したんです。かなり過疎化が進んだ地域で、高齢の患者さんたちを診療している父の姿を見ていて、僕も医師になりたいと思ったのがきっかけですね。それも、父がしていたように、おじいちゃんおばあちゃんを診てあげたいと思っていました。そうした経緯もあったので、総合的に広く内科診療を学び、また内科のクリニックでの勤務などのほかに、在宅医療で高齢の患者さんの診療をする経験も積んでいるんです。緩和ケアなども含めて、がんの高齢の患者さんも多く診てきました。

それらの経験から、先生が培われてきたのはどのようなことでしょうか?

訪問診療では定期的に患者さんのご自宅に通いますので、医師と患者さんとの間に自然と関係ができあがって仲良くなってはいくのですが、その中でも気軽になりすぎないよう、患者さんへの敬意も忘れずにコミュニケーションをするということは心がけてきました。ある程度、打ち解けられるような会話は大切なのですが、年輩の方との関わりということもあり、礼を失しないよう、信頼を得られるように診療する姿勢が大切です。現在は繁華街の夜間診療のクリニックですから、患者層としては大きく変わりますが、年齢は違えど、その土地の方々に寄り添って、通いやすいと思ってもらえるようなクリニックにしなければと常に考えています。現在は、訪問診療をしていた頃とは逆に、僕よりも若い患者さんが多くなりますが、若い方だからといって、医師である僕が上からの目線で接するような振る舞いにならないよう、やはり礼を失しない診療ということは念頭に置いています。

診療にあたって心がけていることは何でしょうか?

原幹嗣院長 エイチクリニック新宿4

先ほどお話しした、日常に潜んだ重症度の高い疾患を見逃さないようにといったことももちろんですが、患者さんのプライバシーへの配慮には気を使っています。症状を正しく把握するためには、プライバシーに立ち入ることをお伺いする必要もあるのですが、そうしたお話しをする際にも、どこまでのことをどのように聞けば良いのか、患者さんの様子を見て気を使いながらお聞きするようにしています。プライバシー配慮の観点でいえば、クリニック内で周囲とあまり顔を合わせたくないという患者さんもおられるでしょうから、院内の造りとしても、診察室をすべて個室で仕切って、待っている時間も来院者同士ができるだけ顔を合わせないように個室で待機できるようにしています。人の目を気にせずにゆっくり処置が受けられるのは、患者さんにとっての利点かと思います。

予約時間を細かく設定し、待ち時間削減に配慮

そのほかに、患者さんの利便性に配慮している点はありますか?

原幹嗣院長 エイチクリニック新宿5

通院に関して、皆さんがよく不便を感じられるのは、予約をしているにもかかわらず結局、長時間待たされてしまうことだと思います。当クリニックは、日中忙しい方々の通院しやすさも大切にしていますので、予約時間を10分単位で細かく設定することで、予約された時間からできるだけお待たせすることなく診察できるように工夫しています。もちろん、飛び込みで来院される急患の方も診察しておりますが、事前に予約をされると、その分だけ効率面でも配慮しやすくなりますね。また、抗生剤などある程度のお薬については院内処方でお出しできるものもありますので、それらについては調剤薬局に行かずにすぐにお受け取りいただけます。

クリニックの今後の展望についてお聞かせください。

現在は夜間診療のクリニックとして診察しているのですが、将来的には人員も増やし、もっと早い時間から診療できるように体制を整えたいですね。クリニックの立地的なニーズも考えて夜間診療を始めましたが、昼でも夜でも、いつでもすぐに診てあげられるような場所になるのが理想です。そのために、今後少しずつ開始時間を早めた曜日を設定して、まずは16時から診療できる日を増やしていきたいです。また、さらに総合的に内科診療に対応できるよう、エコー検査などの機器も導入していく予定です。クリニックとしての理想を言うならば、夜間だけでなく皆さんが仕事に行く前の時間帯も診療できるような、働く人の生活に本当に密着した場所をつくっていきたいという目標もありますので、この先、模索していければと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

原幹嗣院長 エイチクリニック新宿6

患者さんに寄り添いながら診療していきますので、体調がおかしいなと感じたら、放っておいて本当に悪化してしまう前に受診していただきたいですね。お仕事帰りに来院して、気軽に診療を受けて帰れるようなクリニックでありたいと思います。何かあればぜひご相談ください。

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