下肢静脈瘤のエキスパートのもとで
負担の少ない日帰り手術を
わき外科日帰り手術クリニック
(広島市西区/横川駅)
最終更新日:2026/05/01
- 保険診療
足の静脈の血液が逆流し、血管がこぶのように太く浮き出ている下肢静脈瘤。命に関わることはないが、足のむくみ、だるさ、つりなどの症状が少しずつ進行していく病気だ。長時間の立ち仕事や妊娠・出産、遺伝、加齢などが発症原因とされており、自然治癒はしないため、レーザー手術や硬化療法などの日帰り治療が主流となっている。この下肢静脈瘤の日帰り手術に特化しているのが「わき外科日帰り手術クリニック」。広島で下肢静脈瘤手術に注力していた広島逓信病院(現・広島はくしま病院)が手術の受け入れ停止を決めたことに伴い、設備とスタッフが移籍するかたちで2024年に開業した。技術面でも設備面でも基幹病院と変わらぬ質の高い日帰り手術の提供をめざす脇直久院長に、下肢静脈瘤やその日帰り手術について解説してもらった。
(取材日2026年4月8日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q下肢静脈瘤とはどんな病気ですか?
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A
静脈の逆流防止弁が疲労して緩み、本来であれば心臓に返る血液が下肢にたまってしまう病気です。静脈弁が膨らみ、足の血管がこぶのように浮き出るため見た目にわかりやすいですが、命に関わることはありません。女性の50〜70代の方や家族に静脈瘤がある方に起こりやすい傾向があることから、高齢者に多い疾患と思われがちですが、長時間の立ち仕事や妊娠・出産が原因で発症する30代の方もいらっしゃいます。ほかにも肥満、血栓や静脈の障害などの原因も考えられます。
- Qどのような症状が現れるのでしょうか?
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A
足のだるさや重み、むくみを感じやすく、こむら返りが頻繁に起きるようになります。かゆみなどの皮膚炎や、ひどい場合は潰瘍ができることもあります。しかしこれらの症状が急激に悪化することはなく、時間をかけて進行していきます。自然治癒することはない病気で、足に血管が浮き出ていない状態でもひそかに進行しているケースもあるため「見た目が変わっていないから違うだろう」と決めつけるのは禁物です。血流の問題もあるため、放置すると悪化することもありますので、足のだるさなどに気づいたら早めに医療機関を受診しましょう。
- Qこちらで手術を受けることのメリットを教えてください。
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A
当院は、長年にわたり下肢静脈瘤の診療に携わってきた広島逓信病院(現・広島はくしま病院)から医師、スタッフ、設備などすべてを移籍して開設したクリニックです。高精度な診断と豊富な経験による手術手技、そして多様な症例への対応力を現在の外来・手術・術後フォローのすべてに生かしています。治療法は、レーザーによる焼灼手術や塞栓術、硬化療法など日帰り手術を5種類提案していますので、安心してお任せください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診・視診
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受付で問診票を記入し、診察室へ。「いつから症状が出ているのか」「どのような症状に悩んでいるか」など詳しくヒアリングがなされ、視診でも足の状態をチェック。ちなみにウェブから予約すると事前に問診票の記入ができる。
- 2エコー検査
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半ズボンタイプの検査着に着替えてエコー検査を実施する。検査はエコー技師が担当し、医師とともに足の状態をくまなく確認する。同院では、足腰に不安のある高齢者が座って検査を受けられるよう、椅子を用意している。
- 3術前検査と説明
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手術を受ける場合は、別日に血液検査と心電図検査を行い、問題がなければ手術日を決定する。この時に手術当日の注意事項や流れを説明し、術後に着用する弾性ストッキングのフィッティングも行う。遠方から来院する患者の場合は問診やエコー検査と術前検査を同日に実施する。
- 4手術
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術中の痛みに配慮し、鎮静剤と局所麻酔を使って入眠状態で手術を実施。0.5mmの細いワイヤーを用いることで、痛みの少ない治療を実現している。代表的な焼灼手術の場合は片足につき20分ほどで終わる。術後は回復室で30分ほど休憩後、歩いて帰宅できるほど身体的な負担は比較的少ない。ただし、麻酔を使用しているので車の運転は避けること。
- 5術後管理
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手術当日の入浴や飲酒は控え、翌日に診察。1週間後、1ヵ月後、半年後にそれぞれ検査と診察を受け、状態を確認する。1回の手術で対応できない患者や、再発ケースにおいては再手術の相談を受ける。

