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大橋 俊龍 院長の独自取材記事

大橋歯科医院

(横浜市旭区/鶴ヶ峰駅)

最終更新日:2022/10/20

大橋俊龍院長 大橋歯科医院 main

鶴ヶ峰駅北口から歩くこと約7分、道路沿いに見える白い3階建てのビルが「大橋歯科医院」だ。同院の特徴は、口腔だけでなく全身の健康バランスを考えた対応やアドバイスが受けられること。近年は、治療の精度向上や患者の負担軽減に努めるべく、歯科用レーザーを積極的に治療に導入している。大橋俊龍(おおはし・しゅんりゅう)院長はとても話し好きで、時には冗談も交えて訪れる人の緊張をほぐしてくれる先生。「最も力を入れているのはセカンドオピニオンと予防歯科」と語る大橋院長に、診療方針や患者の健康を思ってアドバイスしていることなど、さまざまな質問に答えてもらった。

(取材日2020年12月11日/情報更新日2021年11月22日)

しっかり希望を聞き、納得するまで説明する診療姿勢

まずは現在の患者層から伺いたいと思います。

大橋俊龍院長 大橋歯科医院1

父が開院して以来45年、その時期から通い続けてくださっている患者さんや家族がたくさんいます。また、横浜市内でも特に高齢化が進んでいる地域ということもあり、年齢層としてはご高齢の方の比率が高いです。ただ最近は幼稚園や保育園の歯科検診が増えていますし、ファミリー向けの大型マンションもできて、就学前のお子さんたちが増えつつあります。訴える症状でいうと以前はすごく腫れているとか、痛くてどうしようもないといって駆け込むケースが多かったのですが、最近は、ちょっと気になることがあるといって訪れる方や、「ほかの歯科医院でこう言われたんだけど、どうなんでしょう?」などとセカンドオピニオン的に利用される方が増えました。

クリニックの特色について教えてください。

一言で表すと、「なんでも屋」ですね。地域のかかりつけ歯科医師として、どのような症状についても対応できるようにしていきたいと思っています。忙しい方にはなるべく短時間で済ませるなど、その方のニーズやライフスタイルに合わせて対応しています。また、患者さんからお話を伺うことも大事にしています。歯が痛いという主訴があっても、虫歯による痛みのほか、ストレスが原因ということも多々ありますので、まずは状況をしっかりと把握したいと思います。よく説明することも大事にしていることの一つです。例えば、数年後にダメになってしまう歯であれば、根管治療を行って無理に残すのでは、かえって健康に良くないというケースも多々あるのです。そんなことを詳しく説明して相談の上で治療法を決めていく姿勢なので、治療時間は延びる傾向にありますが(笑)、それでも当院では患者さんの納得感を優先したいと考えています。

力を入れている治療分野は何でしょう?

大橋俊龍院長 大橋歯科医院2

相談件数も多いので根管治療には力を入れています。以前に治療したものの痛みや違和感があるからと来院する方もいて、エックス線写真を撮らせていただくと実際、再治療が必要なケースが多いですね。神経の取り残しが後々問題になりますので、当院ではきれいに除去するために電動の根管治療器具を使い、さらに超音波機器による洗浄を念入りに行い、取り残しがないようにしています。どのくらい念入りにやるかは、患者さんの年齢によってさまざま。若い方だとやり過ぎれば歯が割れる原因にもなりますが、ご高齢の方は神経周囲が石灰化して固くなっていることもあり、しっかりと行う必要があるんです。お口の中の状況は一人ひとりで違いますから、その方に最もふさわしい治療は何かをいつも考えてから治療にあたっています。

体が発する不調のサインを見逃さないようにしてほしい

診療方針についても伺いたいと思います。

大橋俊龍院長 大橋歯科医院3

患者さんの要望をしっかりとお聞きした上で、いかに効率良く治療効果を高められるかを常に考えて診療に臨んでいます。その典型が、歯科用レーザーによる処置です。当院では虫歯治療や歯周病治療など、用途によってレーザーを使い分けて治療を行っています。また、ユニット内には次亜塩素酸水を成分とする水を使用するなど、衛生面の安全にも配慮し、安心して治療を受けていただけるような環境を整えています。

口腔だけでなく、全身の健康についても配慮されていると聞きました。

全身の健康には、まず栄養の入り口でもあるお口の健康を図ることが大切です。例えば姿勢が悪い人をいくら治療しても、虫歯や歯周病が治らない場合があるのです。ほかにも歯の噛み合わせで全身のバランスに影響が出ることや、逆に体の不調やゆがみが歯に影響することもあり、口腔の治療だけでは良くならないことも。そのためお口と全身の密接な関係性までを考慮して歯科治療に臨むようにしています。さらに科学的な根拠があり、自分で実践してみていいなと思えるもの、患者さんの全身の健康回復・増進に少しでも役立つ情報であれば、診療の中でお伝えするようにしています。

具体的にはどんな話をされているのでしょうか?

大橋俊龍院長 大橋歯科医院4

例えば当院の開院時、女性の平均寿命は76歳、男性は71歳でしたが、今や女性は87歳、男性は81歳に延び、「人生100年時代」という言葉もよく聞かれるようになりました。長くなった期間を健やかに生きていくためには、子どもの頃から体が完成する20代までにどれだけしっかりした土台がつくれるかが重要でして、その時期に無理なダイエットをするとカルシウムを吸収しにくい体質となって、年を取ると骨粗しょう症や、歯科ではインプラントを入れたくても骨量不足で治療が難しくなります。ですからお子さんの食事はバランス良く取ることが望ましいのです。ほかにも、体の不調のサインを見逃さないよう話しています。胃痛や下痢が咀嚼力の低下から、睡眠不足から顎関節症が起こるなど、原因はさまざまですから、気づいた時に放置せず早いうちに医療機関を受診することが大切です。

口腔も体も自己免疫力を高めておくことが予防の要

寿命の延伸により治療法も変わるということでしょうか?

大橋俊龍院長 大橋歯科医院5

ええ、人生70歳の時代はなんでも長持ちさせればいいという風潮でしたが、そこから20、30年と人生が長くなれば、違った選択をしたほうがいいケースも当然出てきます。金属のかぶせ物などはその典型で、ほかの歯は天然や進化したレジンなど摩耗していく素材なのに1本だけ金属が残っていると、反対側の歯を傷つけて割れてしまうこともあります。さらに摩耗しないから咬合のバランスも崩れる。そんなことも踏まえて材質の選び方も変えるべきだと思います。神経を残すかどうかも、高齢となって寝たきりの方が虫歯治療するのは苦痛でしょうし、体の負担も大きい。ですから60代ですでにダメージを受けている歯であれば、神経を抜いてレジンの詰め物やかぶせ物にしたほうが、後々楽という場合もあります。当院ではそんなことについても診療の中で詳しく説明しています。

先生は健康のために筋力トレーニングに励まれているそうですね。

やはり自分で実践していないとお勧めできないですから。診療の合間に時間を見つけては筋トレをし、近頃ではインターネットの動画サービスで整体師によるストレッチなども見て、いいなと思えば患者さんにそれを見ながら体を動かすよう勧めていますよ。筋肉は全身の血流も促すので、特に高齢の方は筋トレをして筋力を維持してもらうことが大事です。また、何か不調があるとなんでも薬に頼るのは正しい原因の解決法ではありません。自己免疫力を高めておくことで、口腔が健康であればウイルスや悪玉細菌の侵入をある程度は食い止められると考えています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

大橋俊龍院長 大橋歯科医院6

ご自分やご家族の体に興味を持ち、薬の飲み方、体の手入れの仕方などについて正しい情報を得るようにしてください。体の出すサインを見逃さないことも大切ですね。体も歯も、結局治すのは自分自身の力です。自分の体にとっていいことを考えながら生活できる環境づくりをしてほしいと思います。そのためにも、定期検診や治療にはしっかりと通ってほしいですね。当院は地域のかかりつけ歯科医院として、予防にも力を入れています。特に子ども時代にお口の状況を悪くしてしまうと、つらい思いをしますし、コストもかかってしまいますから、シーラントなどを行って、虫歯予防に貢献していきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーを用いた治療/1本3300円~、インプラント治療/1本44万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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