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腰痛や帯状疱疹の痛みに
ペインクリニック外科の神経ブロック療法

津 痛みのクリニック

(津市/久居駅)

最終更新日:2025/04/07

津 痛みのクリニック 腰痛や帯状疱疹の痛みに ペインクリニック外科の神経ブロック療法 津 痛みのクリニック 腰痛や帯状疱疹の痛みに ペインクリニック外科の神経ブロック療法
  • 保険診療

多くの人を悩ませる腰や首の痛みは、日常生活に支障を来し、生活の質を低下させることもあるだろう。NTT東日本関東病院でペインクリニックなどの研鑽を積んだ「津 痛みのクリニック」の濱口孝幸院長は、「痛みに悩み、生活に支障を感じる場合は、相談してほしい」と語る。同院では、神経ブロック療法と薬物療法を組み合わせ、症状や原因だけでなく、生活背景にも配慮しながら、適切な方法を選択する。神経根ブロック、硬膜外ブロックなどの神経ブロック注射だけでなく、パルス高周波法、高周波熱凝固法などの特殊な治療にも対応。安全性に配慮し、エックス線透視下や超音波ガイド下で、神経ブロック療法を実施する濱口院長に、腰痛の原因と治療、帯状疱疹の治療について詳しく聞いた。

(取材日2025年3月13日)

まずは原因を特定し、神経ブロック療法と薬物療法で生活の質を低下させる痛みと症状の緩和を図る

Q腰痛の痛みの原因について教えてください。
A
津 痛みのクリニック 腰痛の原因はさまざま

▲腰痛の原因はさまざま

一般的には、姿勢の悪さや腰に負担をかける動作、長時間の酷使などが原因となり、腰痛につながることが多いです。しかし、腰痛とひと口に言っても、腰には椎間板、椎間関節、神経、筋肉など、さまざまな組織があり、どの部位が痛みの原因となっているものかを検査する必要があります。腰痛の原因は多岐にわたり、以前は約7割の腰痛が原因不明といわれていたのですが、現在は変わってきています。画像診断で原因の特定が難しい場合でも、神経ブロック注射を使うことで、原因を模索する方法があるのが、ペインクリニックの特徴ではないでしょうか。

Q腰痛の症状があるときは、どのような病気が疑われますか?
A
津 痛みのクリニック 正確な診断が必要

▲正確な診断が必要

一般的に広く知られている腰椎椎間板ヘルニアやぎっくり腰を中心に、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症など、さまざまな病気が疑われます。中には、化膿性脊椎炎という感染症や、背骨の中の出血、圧迫骨折、内臓疾患などが原因となる見逃してはいけない病気もあるのです。当院のペインクリニック外科では、胆管炎や尿路結石のような原因を取り除かないと痛みが改善しないものについては、適宜紹介させていただく流れになります。まずは検査と問診で痛みの原因を特定し、原因を取り除くべきものか、痛みを和らげて緩和するべきものかを判断することが重要です。

Q腰痛や首の痛みには、どのような治療を行いますか?
A
津 痛みのクリニック 症状に合わせ、多様な治療を提供する

▲症状に合わせ、多様な治療を提供する

飲み薬に加え、さまざまな種類の神経ブロック注射を使い分けて痛みの緩和を図ります。痛みが軽減している間にリハビリテーションを行うことができれば、患者さんの負担軽減につながり、よりスムーズな改善が期待できます。例えば椎間板ヘルニアは、6~7割の方が自然に治癒するといわれている疾患です。しかし、放置していると日常生活に支障を来し、生活の質が低下してしまうのです。こういった痛みを和らげる必要があるケースは、私たちがお役に立てます。腰痛には、神経ブロック注射を行うケースが多いですが、なかなか改善が見込めない場合は、「パルス高周波法」「高周波熱凝固法」など、特殊な神経ブロック療法で対応させていただきます。

Q神経ブロック注射について、詳しく教えてください。
A
津 痛みのクリニック 丁寧でわかりやすく患者に寄り添った説明を心がける

▲丁寧でわかりやすく患者に寄り添った説明を心がける

神経ブロック注射は、痛みの伝達を遮断し、痛みの緩和と炎症の抑制のために局所麻酔薬やステロイドを注射する治療です。神経根ブロック、椎間関節ブロック、硬膜外ブロック、椎間板ブロックなど、さまざまな種類があり、当院では症状や原因に応じて、適切な方法を選択します。例えば、椎間板ヘルニアであれば、神経の圧迫そのものは解消できませんが、痛みを増悪させる圧迫による炎症を抑えることが期待できます。炎症が治まると、神経の過敏性が軽減するため、痛みの軽減が期待できるのです。神経ブロック注射は、血管を避けるためにエックス線透視下や超音波ガイド下で行い、安全性に配慮しています。

Q帯状疱疹の痛みには、どのような治療が可能ですか?
A
津 痛みのクリニック 安全性にも配慮し施術を行う

▲安全性にも配慮し施術を行う

帯状疱疹の発生源は、後根神経節という神経根で、実は椎間板ヘルニアなどと同じ、硬膜外ブロックや神経ブロックが有用な治療とされています。帯状疱疹は、背骨の神経に常在している帯状疱疹ウイルスが何かのきっかけで暴れ出すことで、炎症が広がり、神経に痛みが出ます。そのため帯状疱疹の治療では、発生源をどのようにして治めるかが重要です。ブロック注射のほかに炎症を抑えるための薬や、ウイルスを倒すための抗ウイルス薬も必要ですが、痛みを和らげることも大切ですね。帯状疱疹は現在、予防接種もあります。50歳以上は、帯状疱疹後に痛みが残る帯状疱疹後神経痛のリスクも高くなるため、予防接種を受けていただくほうが良いでしょう。

ドクターからのメッセージ

濱口 孝幸院長

このエリアでは、神経ブロック療法を専門的に行う施設はまだ多くありません。神経ブロック療法は、痛みの原因となる神経や、その周辺に正確に針を届ける技術が必要です。当院では、さまざまな種類の神経ブロック療法を組み合わせ、一人ひとりに合った治療を提供しています。「一度試しても痛みが取れなかったから、もう意味がない」と諦める必要はありません。また、エックス線や超音波検査を活用し、安全性の高い処置を心がけています。「神経ブロック療法はちょっと怖い……」と感じる方もご安心ください。当院では、できるだけリラックスして治療を受けられるよう、安心できる環境づくりを大切にしています。

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