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佐治 攻 院長の独自取材記事

江田駅前内科外科クリニック

(横浜市青葉区/江田駅)

最終更新日:2026/03/19

佐治攻院長 江田駅前内科外科クリニック main

江田駅から徒歩1分、駅すぐそばの交差点に面した好立地に「江田駅前内科外科クリニック」がある。待合室の大きなガラス窓からは自然光がたっぷりと注ぎ込み、木目調にミントグリーンを効かせた内装が温かみのある空間を演出する。2024年開院の同院は、「何科にかかればいいかわからない」という悩みを広く受け止めるホームドクターがコンセプトだ。院長の佐治攻(さじ・おさむ)先生は、研修医時代に出会った総合診療内科の医師に影響を受けてホームドクターの理念を温め続け、自宅からも程近い当地で開業に至った。幅広い症状の患者を受け入れる同院は、疾患の見逃しを防いで適切に診断するため、CTやエックス線、胃カメラ、エコーなどを院内に備える。物腰やわらかな人柄が印象的な佐治院長に、診療への思いを聞いた。

(取材日2026年2月24日)

「何科にかかればいいかわからない」に応える

クリニックのコンセプトや診療方針についてお聞かせください。

佐治攻院長 江田駅前内科外科クリニック1

当院は「ホームドクター」というコンセプトのもと、地域のかかりつけ医をめざして開院しました。症状がはっきりしていれば受診先も決めやすいですが、「体調がおかしいけれど、どこが悪いのかわからない」「何科にかかればいいのかわからない」という方は意外と多いのではないでしょうか。風邪や腹痛など症状が明確な方はもちろんですが、どこを受診すればいいか迷っておられる方も、気軽に相談できる場所でありたいと考えています。患者さんのお話をしっかり伺って診察・治療を行い、より専門的な治療が必要であれば、なるべく早い段階で適切な医療機関へ紹介するのが、かかりつけ医の役割だと思っています。幅広い症状に対して、早く診断をして治療につなぐための一助になればという思いで、日々の診療に臨んでいます。

ホームドクターというコンセプトを志したきっかけを教えてください。

研修医時代に出会った総合診療内科の先生の存在が大きいですね。アメリカの医療では、何かあればまずかかりつけ医を受診し、そこからの紹介を経て大きな病院で診療を受けるシステムがあるのですが、まさに入り口となるかかりつけ医、ホームドクターの在り方をその先生は実践されていました。特に印象的だったのは、問診と診察を徹底的に大切にして、しっかりと診断を導き出す姿勢です。また、ある症状に対して私たち消化器外科の研修医が数個の病名しか挙げられないところ、総合診療内科のトレーニングでは、内科や婦人科などの範囲も含めて20~30種類もの鑑別診断を挙げていて、その差に衝撃を受けました。研修医時代の話ですから、私たちの知識がまだ少なかったこともありますが、いつか自分もこうした医療を実践したいという思いが芽生えました。

開業までにどのような経験を積んでこられたのでしょうか?

佐治攻院長 江田駅前内科外科クリニック2

祖母と母が東京の大田区で眼科の開業医をしていたため、地域を支える医療を小さい頃から見ていました。そのこともあり、「いつかは開業を」と考えていたのです。医師になってからは、まず専門性を身につけようと消化器外科に進み、主に胃がん、食道がんの治療を中心に出身大学や派遣先の市中病院にて研鑽を積みました。その後、開業を視野に入れて埼玉にある救急クリニックで勤務しましたが、そこには小児科から整形外科、脳外科までさまざまな症状の患者さんが来院するため、幅広い疾患を診る経験を積むことができました。その後、当地で開業に至るのですが、実は大学勤務時代からこの近隣の地域に住んでいて、土地勘もありなじみ深い場所なんです。

見逃しを防ぐ検査体制で幅広い症状に対応

どのような症状の方が来院されますか?

佐治攻院長 江田駅前内科外科クリニック3

最も多いのは風邪症状の方ですが、不調を訴えて来られる方の中には、例えば発熱など風邪症状で来たら血液疾患であったり、甲状腺疾患の方がいらっしゃったりと、幅広い疾患、症状の方が受診されます。また、包丁で指を切った、転んで擦りむいたといったけがの際に、どこに行って処置を受ければ良いかわからない方は少なくありません。当院は内科だけでなく外科も標榜し、そうしたけがの処置にも対応しています。さらに、近隣の整形外科が休診日には、骨折や捻挫といった整形外科的な症状で来院される方も。その場合は、当院でできる応急処置を行い、翌日に専門の整形外科を受診していただくようご案内しています。隣の駅など、少し離れた地域から来られる方も増えてきましたね。

院内にはどのような検査設備を備えていらっしゃいますか?

CT検査、エックス線検査、胃内視鏡検査、超音波検査、採血検査などの設備を整えています。エックス線検査装置にはAIによる読影支援システムも導入し、肺炎などの見逃しを防ぐ一助としています。また、エックス線検査だけでは診断が難しい場合も、CT撮影を併用すると肺に影がどれほどあるかが一目でわかります。患者さんご自身にもCT画像をご覧いただけるので、治療へのモチベーションにつながり、協力も得やすくなると考えています。もともと、消化器外科を専門にしていましたので鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃内視鏡検査や経鼻内視鏡にも対応していますし、心電図検査や呼吸機能検査など、健康診断に必要な検査も院内で行えます。

院内に備える検査機器は、どのような意図で選択されていますか?

佐治攻院長 江田駅前内科外科クリニック4

病気の見逃しをできる限り少なくしたいという思いが根底にあります。初診で来られた急性期の患者さんに対して、帰宅させても大丈夫なのか、それとも入院が必要な状態なのかを判断できる体制を整えておきたいのです。例えば心筋梗塞が疑われる場合、心電図だけでは評価が難しいこともあります。そこで心筋トロポニンTという心筋梗塞のマーカー、そのほかには肝機能障害などを測定できる採血機器を導入しました。風邪症状や腹痛で来院された方でも、症状が重ければCTや採血で状態を確認し、外来で点滴しながら経過を見ていいのか、すぐに病院へ送るべきなのかを逐一判断できるようにしています。見逃しをなくすための体制づくりは、開業時から大切にしてきたことです。

何かあった時にまず相談できる存在に

患者さんを診る際に心がけていることを教えてください。

佐治攻院長 江田駅前内科外科クリニック5

まずは患者さんのお話をよく聞くことを大切にしています。それに加えて、言葉だけでなく患者さんの動きや姿勢も注意深く観察するようにしています。例えば診察室にお呼びする際も、脚を引きずっていないか、痛そうな素振りはないかといったことを確認していますね。問診と触診、聴診といった基本を丁寧に積み重ねて、見落としのない診療につなげたいと考えています。また、当院のスタッフはとても人当たり良くコミュニケーションを取ってくれますし、容態の急変時などには迅速に動いてくれる人たちがそろっているので、とても助かっています。

クリニックのロゴマークには、どんな思いが込められているのでしょうか?

当院のロゴマークには犬のイラストを採用しています。聖マリアンナ医科大学病院に勤務していた頃、病院で働く「勤務犬」の導入に携わり、その役割の大きさを目の当たりにした経験があるのです。「勤務犬」とは、入院中の患者さんの心のケアを担ったりリハビリ補助をしたりする犬のこと。手術を怖がるお子さんに寄り添い、がん治療中の方の気分転換になったりと、さまざまな場面で活躍しています。開業にあたって、患者さんが和めるような親しみやすい雰囲気をつくりたいと考え、自分が飼っている犬の「ミント」をモデルにロゴマークを作りました。このロゴマークを通じて、勤務犬という存在を知っていただく機会にもなればうれしいですね。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

佐治攻院長 江田駅前内科外科クリニック6

この地域の方々にとって、何かあった時にまず相談できる「ハブ」のような存在になれたらと思っています。風邪だと思って来院されて、実は別の病気だったという場合には、適切な医療機関をご紹介させていただきます。そうした橋渡し役を担いたいのです。青葉区は私も含めてクリニックの近くに住んでいる医師が多い地域です。災害がないに越したことはありませんが、万が一の災害時にも、すぐに地域の方を診られる体制を整えていきたいですね。当院では「専門外だからお断り」ということを少なくするよう心がけています。もちろん設備の関係でできない検査、処置もありますが、お困りの際は一声お声がけいただければうれしいです。軽い症状だと思っても我慢せず、ぜひ受診してください。見逃してはいけない病気がないかをしっかりチェックし、必要に応じて専門のクリニックや病院と連携しながら、適切に対応いたします。

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