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森元 英周 院長、森元 真梨子 副院長の独自取材記事

もりもとベビー&キッズクリニック

(京都市下京区/西大路駅)

最終更新日:2026/04/08

森元英周院長、森元真梨子副院長 もりもとベビー&キッズクリニック main

親子のペンギンのキャラクターが出迎えてくれる「もりもとベビー&キッズクリニック」は、西大路七条の医療モールに2024年12月に開業。森元英周(もりもと・ひでちか)院長は、京都の大学病院や中核病院の小児科、新生児集中治療室で長く研鑚を積んできた。内分泌疾患やアレルギー疾患などの専門的な知識もしっかりと得た上で「子どもやその保護者と関わる時間が好きだ」と開業を決意。生まれてすぐから小児科を卒業する年齢まで幅広くケアしたいと尽力している。2026年4月からは、小児科およびアレルギーを専門とする森元真梨子副院長が加わり診療体制の充実を図る。子育てのちょっとした悩みや保護者の不安にも真摯に寄り添う2人に、これまでの経験や診療で大切にしていること、今後の展望などを聞いた。

(取材日2026年3月12日)

子どもに感じる希望や強さが小児科医のやりがい

まずは、院長が医師をめざしたきっかけからお聞かせください。

森元英周院長、森元真梨子副院長 もりもとベビー&キッズクリニック1

【英周院長】中学生の頃、白血病の子どものドキュメンタリーを見たんです。今でこそ治療が進歩し、小児白血病の多くは治癒が見込めるようになりましたが、当時はまだまだ治療が難しい病気でしたので、内容に衝撃を受けて……。それが医師をめざすきっかけになりました。自分の知識を生かして人を笑顔にできるという点にも魅力を感じましたね。高校卒業後、一度は工学部に入りましたが、やはり医師の道が諦めきれず、大学を卒業後必死に勉強して医学部に入り直しました。子どもの頃から両親に厳しく言われたことはなく、医師をめざすことも応援してくれたので感謝しています。

院長は、開業までさまざまなご経験をされてきたとお伺いしました。

【英周院長】舞鶴医療センターや京都府立医科大学附属病院などで経験を積みました。特に新生児集中治療室(NICU)での経験は大きいですね。小さく生まれた子も多くが生存を望める時代なので、求められるのは障害を残したり発達が遅れたりせず元気に育つこと。中には長く生きられない子もいますが、可能性がある限り必死で向き合います。わが子を信じて一生懸命な保護者の願いに応える責任の重さ、ギリギリの緊張感というつらさはあるものの、それが醍醐味であり大きなやりがいでした。小児科医になって本当に良かったなと思うのは、子どもに感じる希望です。脳梗塞でまひしていた子の笑顔を見られたり、1000gに満たないような状態で生まれNICUにいた子と数年後に別の病院で出会ったり。子どもの持つ強さに、何度も感動させられましたね。

2024年12月に開業されましたが、経緯や思いをお聞かせください。

森元英周院長、森元真梨子副院長 もりもとベビー&キッズクリニック2

【英周院長】小児科医になったからには、命を救うため、病気を治すための診療技術や知識をしっかりと身につけたいと思いました。また、小児を診ていく中で必要になるであろう領域、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医や日本アレルギー学会アレルギー専門医などの専門医資格も取得し、学びを深めておきたかったので長く勤務医をしてきました。一方で、小児科は外来での業務が多いので、大学病院で子どもやその保護者と密に話をしながら治療することが好きだなと感じていました。自分がこれまで得た知識を使い、10年、20年とこの地域の子どもたちを診て、その子たちの成長を見守っていけたら楽しいだろうなと考えたことが、開業に至った理由です。

アレルギー、低身長、思春期早発症にも専門的に対応

新たに副院長が診療に加わります。先生のご経歴を教えてください。

森元英周院長、森元真梨子副院長 もりもとベビー&キッズクリニック3

【真梨子副院長】母が看護師をしていた影響で、私自身も医療の仕事に就きたいと思い医師の道を選びました。中でも小児科を選んだのは、子どもが好きという理由が大きいですね。大学卒業後、京都府立医科大学や舞鶴医療センターで経験を積み、その間長女と次女を出産。上司や周りの先生方に助けていただきながら育児と仕事と行い、アレルギー診療の研鑽も積みました。その後勤務した京都岡本記念病院では医長を務め、予防接種や外来での一般診療と並行してアレルギーの外来を担当しました。2020年からは山城北保健所に勤務。ちょうど新型コロナウイルス感染症の流行下に入ったタイミングでしたので、陽性の方の手続きや健康観察、濃厚接触者の検査などに奮闘しました。2026年4月からは、引き続き京都府立医科大学小児科のアレルギーの外来と並行しながら、当院で一般診察やアレルギーの診察を行っていきます。

患者さんの主訴で多いものは?

【英周院長】開業してから多くご相談を受けているのが、アレルギーです。お肌のトラブルからアトピー性皮膚炎かもしれないという方や、食物アレルギーを心配されている方など、風邪などのお困り事に次いで小児科でよく求められる領域だと感じています。
【真梨子副院長】一般的に、最近はナッツやクルミのアレルギーが多いですね。食物アレルギーとの付き合い方はこの10年で大きく変化しています。経皮感作を起因とする場合も多いので、小さい頃からのお肌のケアや離乳食を適切なタイミングで取り入れることも非常に大切です。当院では、アレルギーに関する相談から、治療、予防に力を入れていきたいなと思っていますし、重症の患者さんに関しては今後も大学と連携して診ていきたいと思います。

低身長や思春期早発症の診療はどんなことをするのでしょうか?

森元英周院長、森元真梨子副院長 もりもとベビー&キッズクリニック4

【英周院長】低身長や思春期早発症の診断では、手のエックス線撮影で骨の成熟度を調べます。低身長の方には将来的に伸びる余地がこれくらい見込めますよとお伝えしています。必要に応じて血液検査や負荷試験を行い、成長ホルモンによる治療を行うこともあります。思春期早発症では、例えば6歳の女の子で胸の発育が見られる場合、骨の成熟度が1~2歳進んでいることがあります。血液検査でホルモン量などを確認し、思春期早発症と診断されれば毎月の注射による治療を行うこともあります。当院では検査から診断・治療まで完結でき、大学病院などで診断された方の治療継続も可能です。通いやすい時間帯に近所のクリニックで専門的な治療を受けられれば、病院とクリニックとのすみ分けとして機能するのではないでしょうか。

生まれた直後から高校生まで子どもの受け皿になりたい

患児やその保護者との関わりで気をつけていることは?

森元英周院長、森元真梨子副院長 もりもとベビー&キッズクリニック5

【英周院長】先の見通しをお伝えすることですね。「食物アレルギーです」「アトピー性皮膚炎です」とお伝えすると、ショックを受ける保護者も少なくありません。ですが、少しずつ治っていくこともありますし、そうならない場合でもちゃんとやっていくべきことがあります。治療の選択肢は増えてきていますが、提示しすぎても混乱するので、そのお子さんにとってどういう方法か良いのかを考えてお伝えしています。またアトピー性皮膚炎に関しては、基本はステロイドをきっちり使って治療していくことが大切です。ステロイドを使うことに抵抗がある親御さんも結構多いですが、きっちり使って、適切なタイミングでステロイドではない薬へ切り替えるなど、見通しを伝えて保護者の安心につなげたいと思います。

院内では親子教室を開催しているそうですね。

【英周院長】はい、月に1回のペースで親子教室を開催し、これまでアレルギーや発達発育の話、薬の飲ませ方などをテーマにお話ししてきました。今後は低身長の話など小学生向けのお話もしていきたいですね。また、自由にコミュニケーションを取れる時間も設けています。
【真梨子副院長】ちょっとした育児に関する疑問など、病院に行ってわざわざ聞くほどでもないことを気軽に聞いたり、お母さん同士が自由にお話ししたりできる場として活用していただければと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

森元英周院長、森元真梨子副院長 もりもとベビー&キッズクリニック6

【真梨子副院長】この地域の皆さんと楽しくコミュニケーション取りながら、ご相談にいろいろ関わらせていただけたらなと思っています。ちょっとした風邪の症状から、どこに相談すれば良いのかわからないようなときにも、まずは一度当院にお越しください。
【英周院長】副院長が加わり、診療体制が充実する予定です。今以上に丁寧に診ていきたいと思います。生まれてすぐの体の発達やアレルギーの有無、小学生から中学生の低身長や思春期早発症など、赤ちゃんから子どもまで幅広いお悩みの受け皿になりたいですね。また疾患によっては高校生以降も診ていくこともありますので、小児科と内科のどちらを受診するか迷われる場合もぜひご相談ください。