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吉永 光宏 院長の独自取材記事

よしながクリニック

(箕面市/箕面萱野駅)

最終更新日:2025/03/25

吉永光宏院長 よしながクリニック main

北大阪急行電鉄・箕面萱野駅直結のショッピングモール内に、2024年11月に開業した「よしながクリニック」。吉永光宏院長は泌尿器科を専門とし、「泌尿器に関する症状は、自己判断は難しいもの。やはり専門の医師の診断をあおぐことがお勧めです」と語る。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医としての知識や技術、そして朗らかな笑顔と語り口は、地域の泌尿器系疾患に悩む患者の心の支えになるだろう。吉永院長のこれまでの経歴や開業に至った経緯、そしてクリニックのこだわりについて話を聞いた。

(取材日2024年12月12日)

泌尿器の悩みを気軽に相談できるクリニックをめざす

泌尿器科を専門に選ばれたのは、どのような理由からでしょうか?

吉永光宏院長 よしながクリニック1

手先が器用だったので最初は外科を志望していたのですが、研修医で泌尿器科をローテートしたときに腎移植を経験し、手術の面白さや術後管理の奥深さを知って泌尿器科に興味を持ちました。先生方も尊敬できる人ばかりで、この環境で医療に携わりたいと思い泌尿器科の道を選びました。その後は市立豊中病院、大阪急性期総合医療センター、箕面市立病院など地域の中核となる急性期病院で、主に手術や急性期の治療に携わり、泌尿器科専門医として10年以上経験を重ねてきました。勤務医から開業医へ方向転換したのは、箕面市には泌尿器科クリニックが少なく、箕面市立病院の外来が逼迫していたからです。病院に行くか悩むような初期症状の方を診察したり、逆に病院から退院した後のフォローをきちんと行い、病院をサポートするような地域のクリニックの必要性を強く感じ、2024年11月に当院の開業に至りました。

泌尿器科の仕事の魅力を教えてください。

薬物療法や生活指導などの内科的な治療も、手術などの外科的な治療も、両方必要とされる非常に幅広い領域であることが泌尿器科の魅力だと思います。泌尿器科なのに手術?と意外に思われる方もいるかもしれませんが、例えば手術支援ロボットが初めて保険適用になったのは泌尿器科の領域である前立腺全摘であったりと、泌尿器科は手術が注目されることも多い診療科なんです。私も勤務医時代は非常に多くのロボット手術を執刀していましたし、腎臓移植や進行がんの手術といった難しい治療にも携わってきました。手術は好きなので今後も何らかの形で関わっていきたいと思っていますが、開業医となってからは患者さんと密接にコミュニケーションを取る時間が持てることが最大の喜びです。

泌尿器科はどんな症状を診ていただけるのでしょうか?

吉永光宏院長 よしながクリニック2

男女問わず排尿に関する症状や、男性生殖器、女性の骨盤臓器などに関する症状を扱います。また泌尿器がんや感染症、子どもの排尿関連のお悩みなども扱っています。病名でいうと、前立腺肥大症、過活動膀胱、神経因性膀胱、膀胱炎、性感染症、子どものおねしょなどですね。男性の性機能障害や不妊症の相談にも乗っています。患者層は4分の1ぐらいが市民病院から引き継いだ患者さんで、術後のフォローなどを行っています。初診で来られる方で一番多いのはやはり排尿障害です。頻尿や尿漏れがあったり、おしっこの出が悪かったり、患者さんの悩みはさまざまです。特に女性の方は我慢して放置してしまっている方もいらっしゃいますが、早めに治療をしないと治るのが難しくなることもあるので、まずは一度検査をすることをお勧めします。また当院では外科も標榜していますので、切り傷の縫合処置などにも対応しています。

「大きな病院の泌尿器科外来が地域にやって来た」

経験豊富な先生に診ていただけると安心ですね。

吉永光宏院長 よしながクリニック3

勤務医時代、軽症の患者さんから重症の患者さんまで、非常に多くの症例を経験しており、その治療ノウハウを地域医療に還元することが、地域の皆さんにとってメリットになると考えています。箕面市立病院をはじめとした病院とのつながりがありますので、その点でも安心していただければと思います。箕面市立病院で手術を行った患者さんのアフターフォローも受けつけていますし、当院にいらっしゃった患者さんで、手術や入院が必要だと判断した場合は箕面市立病院に紹介するゲートキーパーとしての役割も担っています。これからも緊密な病診連携に努めて、地域包括ケアの一員として日々診療したいと思っています。

開業にあたり、ハード面でこだわったところを教えてください。

当院では、患者さんに良質な医療を提供するために、先進の医療機器を積極的に導入しています。具体的には軟性膀胱鏡、尿中有形成分分析装置、尿流量測定装置、超音波診断装置などです。これらは総合病院と比較しても遜色ないレベルのものを導入していますので、病院からの紹介で来院された患者さんにも、同等のクオリティーの医療を提供することができます。イメージとしては「大きな病院の泌尿器科外来が地域にやって来た」という感じでしょうか。尿検査は1分くらいで結果が出ますし、病院と比較して検査時間も迅速化できますので、患者さんの待ち時間を大幅に短縮しスムーズな診療につなげています。

クリニックのスペースも広いですね。

吉永光宏院長 よしながクリニック4

車いす利用者が来院されることを想定し、余裕を持って移動できるように通路にゆとりを持たせ、段差をなくすなどバリアフリー設計を意識しました。また、なるべくお待たせしないように心がけているのですが、やはり院内で待つ時間をゼロにはできませんので、患者さんがリラックスして居心地良く過ごせるような空間づくりにこだわりました。待合室は広く、ゆったりとした気持ちになれるように配慮しています。椅子も座り心地がいいとよく言われますね。院内の内装はネイビーとホワイトで爽やかな印象にしました。泌尿器科は水と関わりが深いのでブルー系がいいと思い、私の好きな色であるネイビーをメインカラーにしました。

患者とのコミュニケーションでより良い診療をめざす

患者さんと接する時に心がけられていることはありますか?

吉永光宏院長 よしながクリニック5

患者さんとの対話とコミュニケーションを大切にしています。診断について説明したり、治療方針を相談したり、二人三脚で治療を進めていき、最終的に患者さんが笑顔になっていただけることが目標です。勤務医時代もそれを心がけていたのですが、病院の外来だと時間が差し迫っていて、なかなか患者さん一人ひとりに時間を取ることが難しかったですね。会話の中で患者さんが何かくすっと笑うような面白いことをおっしゃったなら、それをカルテに書いたりして個々の患者さんのお人柄も少しでも把握しようと心がけていました。病院には重篤な患者さんや末期の患者さんもいらっしゃいますが、患者さんやご家族の方ができるだけ前向きになれるように、日々頑張っていることを認めて共感するよう努めています。

クリニックのロゴマークのカワウソがかわいらしいですね。

カワウソは水の中で元気に泳ぎ回る姿がかわいらしく、親しみやすいイメージがあります。先ほど申したとおり、泌尿器科は水と関わりが深いので、カワウソのロゴマークはぴったりだと考えました。私の子どもがカワウソが大好きで、動物園に行ったときに買ったカワウソのぬいぐるみと一緒に寝ているんです。そんな思い入れのある動物であることも、ロゴマークのモチーフに選んだ理由の一つですね。泌尿器科は小児の患者さんも多いですし、子どもたちが「カワウソ先生に診てもらおう」と親しみを持ってくれるような、そんなクリニックにしたいと思っています。

患者さんへのメッセージをお願いします。

吉永光宏院長 よしながクリニック6

泌尿器の症状はやはり泌尿器科専門医に一度診てもらったほうがいいでしょう。超音波診断装置で残尿量や前立腺サイズを測ったり、尿検査の専門的なデータを用いて適切に診断し、より良い治療方針を立てることができます。本当は尿が出せていないことが問題なのに、逆に尿がたまるようにするお薬を内服してしまっている場合もあります。特に、女性は排尿などの悩みがあっても恥ずかしくて泌尿器科には行きづらいという話をよく耳にしますが、産婦人科的な内診を行うことは通常ありませんし、問診と尿検査、超音波検査だけで診断できることがほとんどです。検査をしてみて、もし他の診療科の受診が勧められる場合やより精密検査が必要な場合は、近隣のクリニックや総合病院もご紹介できます。みんなが利用するショッピングモールの中にありますので、買い物ついでにでも、お気軽に来院してくださるとうれしいです。

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