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近年多くの治療・予防方法が登場
つらい頭痛の悩みは脳神経外科へ

けやき脳神経リハビリクリニック

(目黒区/不動前駅)

最終更新日:2024/12/13

けやき脳神経リハビリクリニック 近年多くの治療・予防方法が登場 つらい頭痛の悩みは脳神経外科へ けやき脳神経リハビリクリニック 近年多くの治療・予防方法が登場 つらい頭痛の悩みは脳神経外科へ
  • 保険診療

「頭痛」は、多くの人が経験したことがある身近な症状。しかし、頭痛も重度になると、日常生活に支障が出ることもある。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医として頭痛治療に注力する「けやき脳神経リハビリクリニック」の林祥史(よしふみ)院長は、「頭痛は治療できる時代、我慢している方は生活の質を改善できる可能性があります」と語る。同院では、頭痛が起きた時の記録を書き留める「頭痛ダイアリー」を使って、生活習慣による頭痛の要因を洗い出し、予防方法を模索。また、発作を抑えるためのトリプタン製剤や、発作の発症抑制が期待できるCGRP関連抗体薬も導入し、幅広い治療の選択肢をそろえる。患者一人ひとりの症状や悩みに耳を傾け、個々に適した治療法の提案に努める林院長に、頭痛の種類と原因、治療や予防について教えてもらった。

(取材日2024年11月22日)

治療や予防が見込めるようになった頭痛。片頭痛や緊張型頭痛で生活に支障を来したら、脳神経外科へ相談を

Q頭痛の種類とそれぞれを引き起こす原因を教えてください。
A
けやき脳神経リハビリクリニック 脳神経の豊富な知識や技術、経験を持つ院長が丁寧に診療する

▲脳神経の豊富な知識や技術、経験を持つ院長が丁寧に診療する

頭痛の種類は、大きく「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。一次性頭痛は頭痛を引き起こす大元の原因がないもので、片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛が当てはまります。それに対し二次性頭痛とは、大元の原因がある頭痛です。脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍や髄膜炎などによる頭痛が分類されますね。そのため、診察では、リスクの高い二次性頭痛か否かを判断するところからスタート。丁寧な問診で痛みや周辺症状について把握し、その上で必要であれば、MRIや採血など各種検査を行います。

Q注意するべき頭痛はどのようなものでしょうか?
A
けやき脳神経リハビリクリニック エコー検査をはじめ、疾患を見逃さないよう幅広い検査に対応する

▲エコー検査をはじめ、疾患を見逃さないよう幅広い検査に対応する

リスクが高い二次性頭痛には、注意が必要です。突然、今まで感じたことがないような強い頭痛がする場合、くも膜下出血の可能性があるため、早急に受診してください。また、熱が出た時の頭痛も、髄膜炎の可能性があります。一般的に風邪などで熱が出た時に頭痛がすることはよくありますが、熱が下がっても頭痛が続く場合には注意しましょう。熱が下がってからも、鼻炎によって頭痛が起きることもありますが、意識障害や手足のまひといった症状が出る場合は髄膜炎の可能性が考えられます。そういった症状が出たら、速やかに病院を受診してください。

Q頭痛がある場合、何科に相談するのが良いですか?
A
けやき脳神経リハビリクリニック 納得して治療を受け入れてもらえるような診療を行う

▲納得して治療を受け入れてもらえるような診療を行う

頭痛以外におなかが痛い、熱があるなどの症状がある方は、風邪などの感染症の可能性があるので内科でも問題ありません。ほかに症状がなく、頭痛のみで悩まれている場合は、脳神経外科に相談してもらうと良いでしょう。脳神経外科なら、片頭痛、くも膜下出血など、どのような症状でも診断できます。風邪やインフルエンザなどの一般的な症状でも診察できるため、何科に行こうか迷ったときは脳神経外科へ行くことをお勧めします。また、頭痛に悩んでいて「何か病気かもしれない」と不安に感じている方は、画像検査が行えるMRIがあるクリニックを選ぶと良いでしょう。

Q頭痛に対してどのような治療を行うのでしょうか?
A
けやき脳神経リハビリクリニック 院内には性能の高さにこだわったMRIを備えている

▲院内には性能の高さにこだわったMRIを備えている

発作時の治療と予防治療の2つの軸で治療を行います。発作時については、トリプタン製剤という片頭痛の発作を抑えるための薬があります。5~6種類あり、痛みに合わせたものをご提案します。予防については、まずは内服薬を試しますが、ここ数年で開発されたCGRP関連抗体薬という注射薬が非常に有用です。月に1度の通院で注射を打つか、自宅での自己注射が必要です。また、月に4回以上片頭痛の発作がある方には、CGRP関連抗体薬による治療をご提案します。慢性的な頭痛持ちの方の多くが鎮痛剤を服用していると思いますが、飲みすぎると「薬物乱用頭痛」が起きる可能性も。鎮痛剤を多く服用している方は、ぜひ一度ご相談ください。

Q予防できる頭痛の種類はありますか?
A
けやき脳神経リハビリクリニック 生活習慣を少しずつ改善できるよう、患者を温かくサポートする

▲生活習慣を少しずつ改善できるよう、患者を温かくサポートする

片頭痛と緊張性頭痛は、生活習慣に気をつけることで、ある程度は予防することが期待できます。当院では、頭痛でお悩みの患者さんには「頭痛ダイアリー」をお勧めしています。これは、どういったときに痛みがあるか、睡眠や食事の時間、運動の有無などを記録してもう日誌のようなもので、記録することによって、空腹のストレスや過度の運動で頭痛が起きているなど、生活習慣と頭痛の関連性が見えてくるのです。ほかにも、アーモンドや赤ワインなどポリフェノールやカフェインを含むもので頭痛が引き起こされている場合もあります。頭痛ダイアリーと併せて、コーヒーを飲む量などの食生活を聞いて、頭痛の原因と予防方法を見出していきます。

ドクターからのメッセージ

林 祥史院長

頭痛持ちの方々は、我慢して生活していることが多いと思います。しかし、年々良い治療法が増えており、発作を抑えるための薬だけでなく、予防薬まで誕生しました。生活習慣に関しても、避けるべきことが明らかになってきています。もはや「頭痛は治せる病気」と言っても過言ではない時代になってきていますので、我慢せずに受診してください。また、緊張性頭痛は、首や肩の筋肉の張りが原因です。当院では、ウォーターベッドやマッサージ機器、高周波で筋肉をほぐす機器も備えており、緊張性頭痛の方にお勧めしています。患者さん一人ひとりに合った解決策をご提案しますので、ぜひご相談ください。

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