森山寛隆院長の独自取材記事

古淵セントラル歯科

(相模原市南区／古淵駅)

最終更新日：2024/11/15

古淵駅の目の前で、2024年10月より診療を行っている「古淵セントラル歯科」。森山寛隆（もりやま・ひろたか）院長は一般歯科・小児歯科・インプラント治療・往診と幅広い経験を積み、グループ内のふちのべ歯科クリニックの副院長を経て同院の院長に就任した。マイクロスコープや歯科用CTなど先進の検査・治療機器を取りそろえ、子どもから高齢者までさまざまな歯の悩みに対応する同院。個性豊かな個室診療室には、それぞれの用途に合わせた工夫が凝らされている。患者とのコミュニケーションと共感力を大切にしている森山院長に話を聞いた。

（取材日2024年10月28日）

古淵駅の目の前にある、家族で通える歯科医院
共感力を大切に、患者の気持ちに寄り添った診療を
歯科治療を通じて、この地域に笑顔を増やしたい

古淵駅の目の前にある、家族で通える歯科医院

駅からすぐの通いやすい立地ですね。どのような方が通われているのでしょうか？

これまで私が他院で診ていた患者さんやそのご家族、古淵駅からすぐという立地もあってか電車で通ってくださる方もいらっしゃいます。開院初日から新規の患者さんもとても多く、これは意外でしたね。外観や当院のホームページを見て「雰囲気が良さそうだな」と足を運んでくださったのならばうれしいことです。開業したばかりにもかかわらず、連日予約が埋まっているような状況です。当院のコンセプトは「家族で通える歯科医院」。院内全体がバリアフリー設計で、家族みんなの笑顔がもっと輝くために、年代を問わず歯のお悩みに向き合っています。一般歯科や小児歯科に加え、インプラント治療や親知らずの抜歯など、診療内容が幅広いことも、多くの患者さんが当院を選んでくださる理由かもしれません。

いくつかある診療室のそれぞれに、個性を感じます。

当院は空間づくりにも力を入れています。ドアを開けた瞬間からまるでリゾート地にいるような開放感を感じていただけるのではないでしょうか。プライバシーに配慮した個室の診療室には、それぞれにテーマがあるんです。一般歯科治療を行うのは、自然の中にいるような「NATURE」と、水面を思わせるブルーが基調の「MIST」。長時間に及ぶことの多い抜歯やインプラント治療は、白いレンガ調の壁が印象的なオペ専用ルーム「LUXE」で。定期検診やクリーニングを受けるためのメンテナンスルーム「BLOOM」には、壁紙や天井に籐の雰囲気を取り入れています。その他、2つあるファミリールームにも工夫を取り入れていますよ。

ファミリールームについて詳しく教えてください。

1つ目の「SKY」は、雲と青空の壁紙を一面に施した、楽しく広々とした親子診療室です。親御さんやきょうだいの診療中にもお子さんに飽きずに過ごしていただけるよう、おもちゃやぬり絵、触って遊べるタッチディスプレーも備えています。もう1つの「GROVE」は、鳥と草木をモチーフにしたウッド調の温かみある空間。ユニット前の壁にプロジェクターで映像を映せますから、まだおもちゃで遊べない年齢のお子さんにも楽しんでいただけます。どちらの部屋もベビーカーも一緒に入れるゆったりとした造りです。この辺りは若いファミリーも多くお住まいで、お子さん連れの需要の多い地域。家族で楽しく通える工夫を、これからもっと取り入れていきたいですね。

共感力を大切に、患者の気持ちに寄り添った診療を

先生はこれまで、どのような経験を積んでこられたのですか？

私は歯科医師である父の背中を見て育ち、自然と歯科医師をめざすようになりました。鶴見大学を卒業後、今でも週に何日か父のクリニックで勤務しています。父はもともと小児歯科を専門としていて、私もそちらでは一般歯科と小児歯科を中心に診療をしてきました。その中で「他の分野でも知識を深めたい」と考えて勤務したのが、インプラントに強みを持ち、神奈川県を中心に展開するクリニックです。そちらは法人内で往診にも対応していたので、そこでまた新たな知識を得ることができました。また何より院長のお人柄が素晴らしく、患者さんに寄り添う姿勢、スタッフへの心配りなど、自分が院長となった今も目標とすべき存在です。

その後、現在の法人で勤務を始められたのですね。

はい。現在、当法人の本厚木セントラル歯科医院で院長を務めている星野雄太先生は、私がずっと兄のように慕い信頼している方です。当時、当法人は理事長である細田忠史先生と星野先生のお二人で診療されていたのですが、特にインプラント治療に特化した歯科医院でした。お二人に少しでも追いつきたいと思って当法人の3人目の歯科医師として入職し、勉強させていただきました。その後法人も規模を拡大し、当院は4院目の歯科医院です。人手が足りないときはサポートし合ったり、4院合同での勉強会を開催したりと、グループに所属するメリットも感じますね。また患者さんが引っ越しなどでグループ院へ転院される際も、カルテ内容など情報交換はとてもスムーズです。

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

患者さんの話をしっかりと聞いて、その気持ちに寄り添い、「自分が患者だったらどうしてほしいか」を考えながら提案するようにしています。医学的な観点だけでなく、患者さんの目線も大切にするということですね。また、患者さんには納得して治療を受けていただきたいので、説明にも工夫を凝らしていますよ。例えば口腔内カメラでお口の中のリアルな状態を見ていただき、ご自宅でもご家族と一緒に見直せるように、撮影内容を資料としてお渡ししています。

歯科治療を通じて、この地域に笑顔を増やしたい

現在、力を入れられている治療はありますか？

お子さんの骨格や筋肉の適切な発育の大切さについて、親御さんにもっと知ってほしいと思っています。これはお子さんの将来の歯並びにつながるもので、当院ではマウスピース型の装置を使って、骨格や筋肉の発達を促すアプローチを行っています。そもそも歯並びには何が影響するかというと、頬の圧と舌の位置関係が大きいんです。そこに骨格や唇を噛むなどの癖、口呼吸といったことが関わってきます。それらをより良く導くことが適切な歯並びなどの口腔環境をめざすための第一段階で、骨格・筋肉の発育や舌の位置が適切であれば、自然と整った歯列も望めるのです。成長力を利用して行う治療のため年齢制限があり、5～6歳で始める方が多いです。

子どもの治療ではどのようなことを心がけていますか？

お子さんの場合、「歯医者さんが好き。楽しい」と思ってもらえることが一番です。クリニックや歯科医師が嫌われてしまうと、良い治療ができませんからね。お子さんが治療を怖がっている場合、親御さんと話し合いながら慎重に進めていきます。院内に入ってまず目につく大きな海のデジタルサイネージや、楽しく過ごせるファミリールームなど、当院ではお子さんがワクワクできるような環境を整えています。「通いたくなる歯医者さん」をめざして工夫を凝らしていますので、歯が生えたらご家族皆さんでいらしてください。

お忙しい日々の中、休日のリフレッシュ方法を教えてください。

普段は野球やゴルフを楽しんでいますが、今は事務処理などが手いっぱいで、休日はその作業に追われています。野球はちょうどシーズンオフにあたりますから、タイミングが良かったのかもしれませんね。2024年の歯科医師会の野球大会では、神奈川県代表として試合に出る機会もありました。事務処理や落ち着く頃にはまた野球のシーズンが始まるので、次は全国制覇をめざして頑張ります。