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林 劭桓 院長の独自取材記事

しゃちキッズクリニック

(船橋市/西船橋駅)

最終更新日:2025/12/08

林劭桓院長 しゃちキッズクリニック main

京成バスの行田西小学校停留所から徒歩3分の場所にある「しゃちキッズクリニック」。日本出身の台湾人医師である林劭桓(りん・しょうかん)先生が、地域医療への貢献をめざし、2024年10月に移転開業した。台湾と日本で小児科医としてのキャリアを積んできた林院長がめざすのは、気軽に相談できる街の小児科医。子どもが病院嫌いにならないよう、優しく丁寧に接することを心がける一方、保護者には正しい情報をわかりやすく提供することが、街の小児科としての使命だと考えているという。また、専門的な処置が必要な場合には、パイプ役として専門の病院やクリニックを紹介。地域に住む子どもたちの健康を支える林院長に、クリニックの特徴や子どもとの接し方、さらには今後の展望まで話を聞いた。

(取材日2025年1月17日)

台湾と日本の両国で小児科の専門知識を習得

先生は、台湾と日本の両方で小児科の知識を深めてきたそうですね。

林劭桓院長 しゃちキッズクリニック1

10歳まで岡山県岡山市で育ち、その後台湾へ移り住みました。台湾で小児科について学んでいましたが、次第に日本の医療環境に強く惹かれるようになり、来日を決意。日本の医師国家試験を受け、無事に合格し、日本での医療キャリアをスタートさせることができました。医療の道に進んだきっかけの一つには、父が産婦人科医だったことがあります。幼少期から医師として働く父の姿を見て、自然と医療に興味を持つようになりました。さらに、私自身が幼い頃に喘息で苦しんだ経験があり、その時のつらさや不安を今でも覚えています。その経験が、同じように悩んでいる子どもたちの気持ちを理解する力となり、医師としての使命感をより一層強くしてくれました。

日本でのこれまでのキャリアを教えてください。

日本でのキャリアは、香川県にある四国こどもとおとなの医療センターから始まりました。ここは四国で一番大きな小児の医療センターで、ここでの経験は私の基礎となっています。その後、静岡の聖隷浜松病院で緩和医療について学び、患者さんの悩みや心のケアの重要性を深く理解しましたね。ただ、やはり小児科医としての道を進みたいと思い、東京で小児科の外来診療に携わりながら腕を磨きました。そんな中、知り合いの薬剤師さんに誘われて「しゃちキッズクリニック」(現・新高根キッズクリニック)の立ち上げに尽力。院長として地域に密着した診療を行ってきましたが、2024年10月に独立し、船橋市西船に移転開院しました。幸い、以前の屋号をそのまま継承することができ、これまで通ってくださった患者さんにも引き続き安心して来ていただけるような環境を整えています。

貴院の特徴を教えてください。

林劭桓院長 しゃちキッズクリニック2

当院は専門医療を提供するというよりも、地域のかかりつけ医として子どもたちとご家族に寄り添う医療を提供することを重視しています。高度な医療は病院で受けていただき、当院は日常的な健康管理やご相談に応じる場として捉えてもらいたいですね。特に力を入れているのは、患者さんやご家族に「正しい知識を伝えること」です。医療は専門的で難しいものですが、わかりやすく説明し、納得していただくことがとても大切です。医療従事者がその役割を怠ってしまえば、患者さんとの信頼関係も築けません。ですから、私は常に丁寧でわかりやすい説明を心がけています。またスタッフも皆、真面目に学び、真面目に働く姿勢を持った方たちです。小児科で勤めていた看護師も支えてくれていますので、当院全体で患者さん、ご家族をサポートしていきたいと思います。

親の立場にも寄り添う、子ども思いのクリニック

クリニック名に「しゃち」がつくのは珍しいですね。

林劭桓院長 しゃちキッズクリニック3

クリニック名をつける際、動物の名前をつけたいと考えていました。千葉県には鴨川シーワールドもありますし、海にちなんだ名前が良いなと思ったんです。イルカやクジラ、ペンギンなども考えましたが、シャチという響きに引かれました。ただ、カタカナや漢字のシャチだと少し強い印象になってしまうので、ひらがなにして「しゃち」とすることで、かわいらしさを出しました。クリニックのキャラクターは、イラストレーターの方にデザインしていただいたものです。海の生き物をとても魅力的に描かれるんですよ。以前のクリニックでも漫画やイラストを飾っていて、子どもたちに大人気でした。

お子さんを診療する際に気をつけていることを教えてください。

まず、怖くない場所だと思ってもらえるよう心がけています。最初はみんな怖がりますし、特に人見知りの時期のお子さんだと、泣いてしまうこともあります。けれど、何度か受診を重ねるうちに「ここは大丈夫だ」と安心してもらえるように、快適に過ごせる環境づくりを大切にしています。また、診察や治療では、必要のない検査はしないことを心がけています。親御さんとしては、検査をしてほしいと思われることがあるかもしれません。しかし、痛みを伴う検査が不必要に増えると、お子さんがお医者さん嫌いになってしまう可能性があります。お医者さん嫌いが大人になっても続くと、健康管理にも影響してしまいますよね。だからこそ、本当に必要な検査はしっかりと行い、それ以外は慎重に判断しています。

親御さんへの配慮が必要な場面もあるかと思いますが、対応する際に心がけていることはありますか?

林劭桓院長 しゃちキッズクリニック4

お子さんが来院された際には、まず保育園や幼稚園、学校の状況をお聞きします。特に、保育園に通うお子さんの場合、親御さんもお仕事との両立で切羽詰まっていることが多いですよね。そういった状況では、たくさん説明しても頭に入らないこともあるので、できるだけ簡潔に、ポイントを絞ってお話しするよう心がけています。また、先ほど必要のない検査は避けるようにしているともお話ししましたが、保育園や幼稚園によっては検査結果がないと登園許可が出ない場合もありますよね。そのため、近隣の保育園や学校の特徴や規則、園長先生の考え方なども把握しながら、親御さんの立場に寄り添えるように対応しています。こうしたすり合わせやコミュニケーションが、地域のクリニックでは特に重要だと思っています。

一人でも多くの子どもたちに安心の医療を届けたい

クリニックづくりで、特にどんなところにこだわりましたか?

林劭桓院長 しゃちキッズクリニック5

患者さんとご家族が少しでも快適に過ごせるように、待合室をできるだけ広くしました。体調が悪い中で、狭い空間にぎゅうぎゅう詰めになるのは本当に大変ですからね。居心地の良さを重視して、スペースに余裕を持たせています。また、キッズスペースにもこだわりました。お子さんがリラックスできるように、広いスペースを確保し、人気のあるアニメを流しています。親御さんにとっても、お子さんが安心して過ごしてくれると気持ちが少し楽になりますよね。さらに、予約システムや自動精算機も導入しています。診察前後の待ち時間を減らし、スムーズにお帰りいただけるようにしたいという思いからです。少しでもストレスを軽減し、親御さんにもお子さんにも「ここなら安心して通える」と思ってもらえるクリニックをめざしました。

将来的に取り組んでみたいことを教えてください。

近隣に住む一人でも多くの子どもたちを診療したいと考えています。ここ船橋市は子どもの数が多く、前のクリニックでは朝7時の予約開始から30秒で予約枠が埋まってしまうほどでした。それだけ多くの方が小児科医療を必要としていると感じています。まずは、今のクリニックで可能な限り患者さんを受け入れられる体制を整えたいですね。その上で、将来的には新しい医師を迎え入れたりなど、地域の子どもたちが安心して医療を受けられる環境を広げていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

林劭桓院長 しゃちキッズクリニック6

私たちは、地域の皆さまにとって、気軽に相談できる小児科でありたいと思っています。もちろん、ただ相談に乗るだけでなく、正しい情報を提供し、必要なときには他の専門の病院やクリニックをご紹介します。例えば、肌のトラブルについては、適した皮膚科を紹介するなど、地域医療のパイプ役として、正しい案内ができる存在でありたいと考えています。お子さんの症状で、困ったときや迷ったときには、どうぞお気軽にご相談ください。どんな些細なことでも、お手伝いできることがあれば、全力でサポートさせていただきます。

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