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吉川 直希 院長の独自取材記事

メディカルパーク武蔵小杉

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2024/11/26

吉川直希院長 メディカルパーク武蔵小杉 main

JR南武線・東急東横線の武蔵小杉駅から徒歩1分。にぎやかな駅前の商業ビル内にありながら、ダークブラウンを基調にした落ち着いた院内で、不妊治療や婦人科診療を受けられる「メディカルパーク武蔵小杉」。穏やかな空気感と優しい語り口で緊張をほぐしてくれる院長の吉川直希先生は、大学病院や系列グループのクリニックで不妊治療、産科、婦人科とトータルで診療経験を積み、院長に就任。「不妊治療と併せ、婦人科診療にも幅広く対応し、武蔵小杉に暮らすさまざまな年齢層の方たちのニーズに応えられるクリニックになりたいです」と笑顔で語ってくれた。そんな吉川院長に、不妊治療専門の「メディカルパークベイフロント横浜」のサテライトクリニックとして開業した同院の特徴や、診療時の心がけなどを聞いた。

(取材日2024年10月25日)

不妊治療専門の系列院と連携。婦人科診療も幅広く対応

まずはこちらのクリニックについて教えてください。

吉川直希院長 メディカルパーク武蔵小杉1

当院の法人であるメディカルパークグループは、神奈川県内やその周辺地域に不妊治療や産科・婦人科診療を行うクリニックを複数展開しています。その中で当院は、不妊治療を専門とする「メディカルパークベイフロント横浜」のサテライトクリニックとして2024年10月に開業しました。「メディカルパーク湘南」を本院とし、それらの法人グループと連携しながら診療を行っています。当院でも不妊治療の診療を中心としていますが、婦人科の診療も幅広く対応することで、武蔵小杉に暮らすさまざまな年齢層の方々のニーズに応えられるクリニックになりたいと考えています。

不妊治療と婦人科の診療を行っているのですね。

不妊治療は、人工授精の処置と体外受精の採卵・移植をメディカルパークベイフロント横浜で行うのですが、それまでの診察や検査を当院で行います。タイミング指導、子宮鏡検査、卵胞計測なども当院で対応しています。武蔵小杉にお住まいの方やお勤めの方は、検査のために何度も横浜まで通うのは大変かと思いますので、中継地点として当院を利用していただき、気持ちも楽に治療に取り組んでいただきたいですね。また、ブライダルチェックも行っていますので、妊活を始める前、ご結婚前にもご相談ください。当院は開業してまだ間もないクリニックですが、もともと当法人で働いていたスタッフや婦人科に勤務していたスタッフなど、経験豊富なスタッフも在籍し、クリニック全体で患者さんをフォローしていきます。

婦人科ではどのような症状に対応していますか?

吉川直希院長 メディカルパーク武蔵小杉2

更年期障害や生理に関する悩み、不正出血、下腹部の痛み、おりものの量や色が気になる、性器周りのかゆみなど広く対応しています。特に今はかゆみに悩まれて来る方が多く、20代~50代と幅広くいらっしゃいます。私は開業前に大学病院で、産科診療、不妊治療と併せて婦人科全般の診療も経験を積んできましたので、婦人科疾患に悩まれている方のお役に立てることも多いと思います。また当院では、子宮頸がん検診で異常が指摘された方などに対し、コルポスコピー検査という子宮頸部の精密検査も実施できます。なるべく患者さんの不安を軽減できるように努めていますので、婦人科の症状に関しても気軽にご相談ください。

丁寧な説明と内診で、患者の痛みや不安に配慮

院長就任までの先生のご経歴を教えてください。

吉川直希院長 メディカルパーク武蔵小杉3

大学を卒業後、ドクターヘリなども受け入れる救急救命センターで初期研修を受けてさまざまな処置を経験しました。緊急性の判断と迅速な対応力が身についたと思います。初期研修で診療科を回るうちに、「医師として長く続けられる」と思ったのが産科の診療でした。そこで、東京慈恵会医科大学の付属病院に勤務し、産科、婦人科、不妊治療を体外受精も含めてトータルで勉強してきました。男性不妊の治療に力を入れている獨協医科大学埼玉医療センターでは、男性不妊が絡んだ不妊症の診療を学び、メディカルパークグループに入職してからも産科、婦人科、不妊治療、それに伴う手術とすべてに携わり、多くの診療経験を積みました。新規開業に伴い院長に任命されましたので、今までの経験や自分の強みを生かしながら、丁寧な診療を行っていきたいと思います。

診療の際、心がけているのはどんなことでしょうか?

患者さんへの説明を、丁寧に優しく行うことをまず大事にしています。患者さんの今の状況やなぜ検査が必要なのかなど、きちんとお伝えして「よくわかりました」と言っていただけるのが目標です。子宮の絵が描かれたプリントに書き込んだり、自分で絵を描いたりして、あとで見返してもわかりやすいように患者さんにお渡ししています。もう一つ、内診を慎重に行うことも心がけています。何かする際は必ず声をかけ、痛みを感じる可能性があるときも細かくお伝えしながら行うなど、診察が苦痛になることのないように最大限配慮をしています。「痛みが少なかった」と言っていただける検査を心がけていますので、あまり気負わずにいらしていただきたいです。

実際、不妊に悩まれている方の診療の流れを教えてください。

吉川直希院長 メディカルパーク武蔵小杉4

不妊治療について書かれているパンフレットを使い、書き込みながら、治療の流れなどを説明していきます。月経中にしかできない検査や月経前後に行う検査などチェックポイントがいくつかあり、何度かクリニックに来ていただかなくてはなりませんので、患者さんと相談をしながら無理のないスケジュールを組みます。急ぎつつも落ち着いて検査を進めていくようにしています。治療を進める上で手術が必要な場合は、メディカルパーク湘南をご案内し、男性のほうに問題が見つかった場合は、男性不妊の治療を専門とする泌尿器科をご紹介します。当グループや近隣の病院とも連携して、患者さんそれぞれに合った治療をご提案できるように努めています。

武蔵小杉に暮らす女性たちが気軽に頼れるクリニックに

お忙しい日々かと思いますが、休日や診療終わりはどうお過ごしですか?

吉川直希院長 メディカルパーク武蔵小杉5

妻とおいしいものを食べに行くのが休日の楽しみの一つです。ホテルのビュッフェなどでいろいろなものを気ままに選んで食べるのが好きですね。あとは筋力トレーニングです。診療前と休み時間は近くのジムに行っています。今は体を絞っていて、周りからそろそろやめたほうがいいんじゃないかと言われるくらいまで絞れました(笑)。これから食事量を増やして、筋肉をつけていきたいですね。

今後、行っていきたい診療などはありますか?

まだ構想段階ではありますが、男性の精液検査ができる機械を導入したり、人工授精の処置ができる体制を整えたりして、ニーズの高い検査や治療を拡充していきたいと考えています。カウンセリングのための外来も設けたいですね。また、乳腺に特化した外来なども設置できれば、より女性の健康の助けになるのではないかと考えています。検査機器の導入が難しいなど検討すべきことも多いですが、患者さんの幅広い悩みに応えられるように、診療内容の充実も図っていければと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

吉川直希院長 メディカルパーク武蔵小杉6

武蔵小杉はいろんな年代の方が暮らしている街ですが、その方たちが婦人科に関連する症状で困ったことがあったときは請け負える体制を整えていますので、かかりつけとして気軽に頼っていただきたいです。もちろん不妊治療に関してもご相談ください。また、不妊治療に携わっていると、もっと早く対応できていればと思うケースも多くあります。例えば、AMHという抗ミュラー管ホルモンの値が、20、30代で閉経に近い数値になっているケースもあります。改善するのは難しい部分ですが、現状を知ることで、対応策は考えられます。妊娠を考える前にご自身の体の状態を把握し、早めに対策を取れるようにブライダルチェックも活用していただきたいです。すべての診療において、嫌な思いや不安、苦痛を減らせるように気を配っていますので、気軽にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

男性・採血/7750円~、ブライダルチェック(女性のみ)/2万円

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