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野田 尚孝 院長の独自取材記事

のだクリニック

(福岡市早良区/金山駅)

最終更新日:2026/02/04

野田尚孝院長 のだクリニック main

福岡市早良区、早良街道沿いにある「のだクリニック」。院長の野田尚孝先生は、福岡徳洲会病院の外科医長や福西会病院の消化器外科部長などを歴任し、デンマークのコペンハーゲン大学王立病院外科への留学経験も持つ、消化器疾患のスペシャリスト。これまで培った技術や知識を地域に還元したいと、2024年秋に開業した。白い壁にかわいらしいタヌキのロゴが映える親しみやすい外観ながら、本格的な設備や検査機器が充実。内視鏡検査や簡単な手術もクリニック内で行うことができ、基幹病院との連携体制も整えている。「腹痛や風邪、便秘・下痢・肛門からの出血など、よくある症状でも気軽に相談してほしい」と優しい笑顔で語る野田院長。負担の少ない内視鏡検査への取り組みや患者への思いを聞いた。

(取材日2026年1月19日)

早良区に根差し、腹部の救急外科経験を最大に生かす

さまざまな基幹病院での勤務や、デンマークへの留学など数多くの経験を積まれたそうですね。

野田尚孝院長 のだクリニック1

福岡大学病院や福岡徳洲会病院、福西会病院などで、消化器外科医として腹部の救急疾患を診てきました。胆石症、胆嚢炎、腸閉塞、虫垂炎など、胃・腸・肝臓・胆道・膵臓の外科手術に加え、消化器系のがん診療・手術、その後の化学療法(抗がん剤治療)まで携わってきました。福岡大学病院で肝臓外科グループに所属していた頃、肝臓移植チームを立ち上げることとなり、1年間デンマークのコペンハーゲン大学王立病院に留学しました。そこでは肝臓移植の他、がんの外科手術など多様な症例の手術について学びました。日本に戻ってからも、がんの手術や腹部救急外科を数多く手がけながら、肛門疾患についても学び、それらが今、役に立っていると感じています。

どんな場面で経験が生かせていますか。

おなか全般の疾患から肛門疾患まで、さまざまな臨床経験を積み、特に外科手術を要する病気に対応してきました。だからこそ、早期発見の大切さや、どのタイミングで大きな病院を受診すべきか、手術をしたほうが良いかといった判断ができます。患者さんの希望も踏まえ、治療に関するトータルな提案ができるのが強みです。また、クリニックでは内視鏡・超音波・エックス線などの検査機器をそろえ、日帰りでの手術を行っています。重症度の高い方や、入院を伴う大きな手術が必要な方は、以前勤務していた病院を中心に紹介しています。その分野の専門家であるドクターをはじめ、スタッフともつながりがあり、密な連携が取れていますし、入院中も立ち寄った際にはできるだけ顔を出し、患者さんとコミュニケーションを取るようにしています。安心してお任せください。

2024年のクリニックオープンから1年が過ぎたところですね。現在はどのような患者が来られていますか。

野田尚孝院長 のだクリニック2

一番多いのは、腹痛や便秘・下痢、痔などの肛門疾患の患者さんです。クリニックでは内科疾患も診ていますので、風邪や発熱の患者さんも来られますし、健康診断や人間ドックで「肝臓の数値が高い」「コレステロールや血圧が高い」などの指摘を受け、二次検査・精密検査のために来院される方もいらっしゃいます。また、便潜血検査(大腸がん検査)で陽性となり、二次検査で来られる方には内視鏡検査をお勧めしています。診療領域は幅広く、消化器系と内科系がほぼ半々です。患者さんの年代は40代以降の方が多く、女性・男性の比率は6:4程度です。風邪などでは小学生も来院され、過敏性腸症候群による腹痛や便秘・下痢では10代の学生さんも受診されています。最近、看板をリニューアルし「内視鏡検査」ができることを掲げたところ、内視鏡検査を希望される患者さんが増えてきました。

早期発見が何より大切、負担の少ない内視鏡検査とは

お尻からの出血など、よくある症状でも命に関わる病気が潜んでいることもあるそうですね。

野田尚孝院長 のだクリニック3

程度はさまざまですが、排便時に出血がある方は少なくありません。肛門の病気であることが多いものの、肛門の外側が切れている場合だけでなく、内側や腸の奥など、上流からの出血というケースもあります。診療ではまず肛門を診察し、異常がないかを確認します。痔の場合、必ずしも手術が必要というわけではなく、半分以上の方はお薬でコントロールできるようになることが見込めます。一方、痔などの肛門疾患ではない場合には、大腸がんや大腸ポリープの可能性もあるため、患者さんに安心していただく意味でも内視鏡検査をお勧めしています。

便秘や下痢など身近な症状でも気をつけるべきことはありますか。

ストレスにより便秘や下痢を繰り返す過敏性腸症候群の方は多く、特に若い世代に多くみられます。また、寒暖差によって胃腸に障害が出ることもあります。真夏の暑い日に、屋外からエアコンの効いた寒い室内に入るといった環境の変化でも、自律神経が乱れ、胃腸の動きが悪くなります。特に10代などの若い世代は、まだ自律神経が安定していないこともあり、胃腸の不調に加えて、立ちくらみや貧血の症状が出ることもあります。さらに、乳製品や小麦に含まれるたんぱく質への過敏症により下痢を起こす方もいるため、必要に応じて食事指導を行っています。いずれの場合も、症状を丁寧に確認し、患者さんとしっかり話をしながら原因を探り、治療を進めていきますが、これらに当てはまらない場合には内視鏡検査をお勧めしています。10代の患者さんには、診察やエックス線など、できるだけ負担の少ない検査・治療を行っています。

麻酔や細いカメラを使うなど、負担の少ない内視鏡検査をされているそうですね。

野田尚孝院長 のだクリニック4

「痛いのでは」「苦しいのでは」と、内視鏡検査に怖いイメージを持たれている患者さんは多いものです。特に「胃の内視鏡を飲む」ことに不安を感じる方は少なくありません。しかし、不安があるからといって検査をためらってほしくありませんし、当院ではできる限り負担の少ない検査を心がけています。検査後に車の運転や仕事に戻られる方は使用できない場合もありますが、胃・大腸いずれの内視鏡検査も、眠っている間に検査を終えるために、基本的には鎮静剤を使用するようにしています。胃カメラについては、嘔吐反射に不安のある方のために、鼻から挿入できる細いカメラを使用し、できるだけ苦痛が少なくなるよう、優しく挿入しています。検査前に不安を感じていた方に、「眠っているうちに終わっていました」と言っていただけるよう、不快感を抑えた検査を心がけていますので、過度に心配せず検査を受けていただければと思います。

「頼りにされる町の開業医」をめざして

先生ご自身のことも聞かせてください。医師を志したきっかけや開業までの経緯を教えてください。

野田尚孝院長 のだクリニック5

祖父と父が医師で、その影響から自然と医師を志しました。特に母方の祖父は大分県のへき地で開業し、馬やバイクで往診する、地域医療を支えた存在でした。幼少期は祖父の医院が遊び場で、患者さんや職員さんと交流して楽しかった思い出があり、子どもながらに「お医者さんっていいな、みんなに頼りにされているんだな」と憧れを抱きました。父は多忙な外科医でしたが、休日は山登りやキャンプに連れて行ってくれるなど家族思いの優しい父でした。卒業後は福岡大学第2外科に入局し研鑽を積み、市中の救急病院で約15年外科部長を務めました。自分の手術手技も納得いくところまできて後輩も育ってきたことから、自分の将来を考え、祖父のように地域に寄り添う開業医を志し、「これまでの患者さんとのつながりを大切にできる地で」と、この場所で開業しました。

診療する際に大切にしていることを教えてください。

患者さんの話を丁寧に聞くことを何より大切にしています。症状だけでなく、患者さんが抱える訴えや悩み・不安にも耳を傾けることが信頼関係の第一歩だと思うので、昔からそういうスタイルでやってきました。病気だけを診るのではなく、患者さん自身を見ること。月並みかもしれませんが、ここを大事にしています。これはスタッフ全員が共有しており、どんな訴えにも優しく対応できることは当院の誇りだと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

野田尚孝院長 のだクリニック6

皆さんに伝えたいのは、気になる症状があれば、「この程度で受診していいのかな」と迷わず、早めに相談してほしい、ということ。軽いうちであれば、入院や手術をせずに治療できることも少なくありません。「このくらいで来ちゃ駄目だよ」などと言うことは決してありません。肛門の症状は恥ずかしさから受診をためらいがちですが、問診は個室で行い、プライバシーにも十分配慮しています。気兼ねすることなく、安心してお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/1万1000円~、胃内視鏡検査/1万5000円~、大腸内視鏡検査/2万円~

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