乾 哲也 院長、乾 惠子 副院長の独自取材記事
綱島あお整形外科・皮膚科
(横浜市港北区/綱島駅)
最終更新日:2025/06/10

綱島駅から徒歩4分、クリニックモール2階の「綱島あお整形外科・皮膚科」。整形外科医の乾哲也院長と妻で皮膚科医の乾惠子副院長が、それぞれの専門性を生かした診療を行う。整形外科では、スポーツによるケガや長年続く体の痛みに、リハビリテーションなどを通して丁寧にアプローチする。皮膚科ではニキビやアトピー性皮膚炎、尋常性白斑などに対応し、美容皮膚科の診療もできることも魅力的。幅広い診療を提供する方針だ。院名に入る「あお」とはハワイ語で夜明けや光を意味する。夫婦で力を合わせ、悩みを抱える人にとっての光となるかかりつけ医をめざす。哲也院長と惠子副院長の2人に、開業の経緯や同院の特徴、診療方針などを語ってもらった。
(取材日2024年10月25日)
整形外科と皮膚科を専門とする医師が幅広い悩みに対応
まずは、お二人のご経歴をお聞かせください。

【哲也院長】大学を卒業した後は順天堂大学の医局に所属し、大学病院や関連病院に勤めてきました。昔からスポーツに取り組んできたこともあり、部活動などに取り組むお子さんや学生さんのケガには力を入れて取り組んでいます。中でも、前十字靱帯や半月板など膝の治療に関して多くの経験を積んできました。また整形外科医として、若い世代だけでなく高齢の方が抱えるさまざまな体の痛みとも向き合ってまいりました。
【惠子副院長】私は大学卒業後、東京医科歯科大学の皮膚科に入局しました。大学病院では円形脱毛症や尋常性白斑専門の外来を担当。エキシマライト光線療法や手術を経験してきました。そのほか総合病院や地域のクリニックでは、ニキビをはじめとした肌トラブルから悪性腫瘍の治療まで幅広く診療してきました。
開業を決めたきっかけを教えてください。
【哲也院長】両親が地元で内科と小児科のクリニックを開業していまして、私が医師を志したのも、患者さんに寄り添う両親の姿を子どもながらに見て育ったからです。大学病院やさまざまなクリニックで研鑽を積みながらも、いずれは両親のように開業し、地域医療に貢献したいという思いを抱いていました。私も妻も綱島で働くのは初めて。商店街があり、地域の人々が集まるアットホームな街という印象があります。昔ながらの良さを残しつつ、新綱島駅を中心に開発が進むなどこれから発展していくエリアだと思っています。綱島駅を通る東横線の沿線にはいくつか大学もありますので、スポーツに取り組む学生さんにも来てもらえたらうれしいですね。
クリニックではどのような診療を受けられますか?

【哲也院長】整形外科においては、首や肩、腰をはじめとした体の痛みやスポーツでのケガ、ヘルニア、リウマチなど幅広く対応します。精密な診断から始め、薬物療法やリハビリ、治療器の活用などを通じて痛みやけがの治療に努めていきます。さらに、ケガをしないための体の動かし方の指導や、アスリートのパフォーマンスアップにも取り組んでいく方針です。
【惠子副院長】皮膚科では、ニキビやアトピー性皮膚炎の治療から尋常性白斑や円形脱毛症の専門的な治療までさまざまな相談を受けつけます。そのほか、しみ、しわ、ほくろなどといった肌のお悩みについては、美容皮膚科の診療によって解決を図っていきます。美容皮膚科というとハードルが高いと感じる方も多いと思いますが、比較的短時間でできる方法をそろえているので、お子さんの受診のついでにでもご相談いただければと思います。
充実のリハビリスペースで痛みの改善と予防をめざす
クリニックづくりや設備面でこだわった部分はありますか?

【哲也院長】エックス線やエコー、骨密度検査機器などをそろえ、90平米超の広いリハビリスペースを用意しました。リハビリのフロアにはけん引治療器やウォーターベッド、低周波治療器などを設置し、いろいろな物理療法が可能となっています。また、運動療法では衝撃波により疼痛の改善や組織の修復を促す機器を導入しているほか、トレーニングマシンも備えており、高齢の方からアスリートまで幅広く対応いたします。
【惠子副院長】いらした患者さんがリラックスできるよう、院内のデザインはグレーと木目を基調としています。バリアフリーになっているのはもちろん、キッズスペースも用意。皮膚科に関しても、尋常性白斑や円形脱毛症の紫外線療法に使用するエキシマランプという機器や、多汗症の治療器、レーザーなどさまざまな機器をそろえています。
力を入れていきたい治療についてお聞かせください。
【哲也院長】骨粗しょう症や関節リウマチ、変形性膝関節症などの病気やスポーツでのケガに対して、手厚いリハビリで痛みの改善とケガの早期回復に努めていきたいと考えています。患者さんの中には痛みやケガを繰り返し、長期間リハビリに通い続けてしまうという方もいます。リハビリでの運動療法の他にも、ご自身の体の状態についてわかりやすく説明したり、日頃からできる運動を提案したりしながら、痛みやケガを繰り返さない体づくりをめざしていきます。リハビリを担当する理学療法士とはコミュニケ―ションを大切に、私も時間がある時にはリハビリの様子を見に行くなど任せきりにならないよう気をつけながら、患者さんにとって一番良い治療法を一緒に考えていきたいと思います。
皮膚の疾患に関しては、どのような治療に注力していきたいですか?

【惠子副院長】専門としてきた尋常性白斑や円形脱毛症はもちろん、アトピー性皮膚炎の治療にも力を入れていきたいです。アトピー性皮膚炎の治療は、塗り薬や飲み薬の他、クリニックで導入できる注射薬も出てきています。重症の方に限ったものにはなりますが、これまで塗り薬や飲み薬でなかなか良くならず、治療を諦めてしまっている方にもぜひ相談していただきたいですね。かかりつけ医としての役割を果たすと同時に、美容皮膚科にも注力していきたいと思っています。美容皮膚科への受診は皮膚疾患の予防にもつながるので、美容皮膚科も含め肌をトータルで管理できるクリニックでありたいと思います。
丁寧な説明と安心できる対応で長く通えるクリニックに
患者さんと接する際、大切にしていることを教えてください。

【哲也院長】お子さんでも高齢の方でも、基本的には敬語で接することですね。患者さんにもいろいろな方がいて、どんな患者さんでも気持ち良く通っていただけるように、丁寧な対応というのはスタッフ一同大切にしていきたいと思っています。また信頼関係を築くという意味でも、カルテやパソコンばかり見るのではなく、できるだけ患者さんの顔を見てじっくりお話を聞くようにしています。
【惠子副院長】患者さんの中には緊張されている方も多く、「聞きたいことや言いたいことを忘れてしまった」ということもよくあります。そのため診察室に入ってこられた際に、患者さんが緊張しないような雰囲気づくりを大切にしています。高齢の方は説明を忘れてしまうこともあるため、繰り返しお話をして、ご自宅でもしっかり薬を使えるよう理解してもらうことを心がけています。
お二人の休日のリフレッシュ方法はありますか?
【哲也院長】高校、大学とテニスを続けてきまして、働き始めてからは長いことお休みしていたんですが、最近またテニススクールに通い始めました。久しぶりに体を動かすので、私自身ケガをしないように気をつけています(笑)。
【惠子副院長】私は、おいしいご飯を食べながら友達とおしゃべりを楽しむのが大好きです。患者さんや地域の皆さんには、綱島のおいしいお店やお勧めの料理、お酒などいろいろ教えてもらいたいと思っています。今は2人の娘の子育て中で、地域のイベントやボランティア活動にも娘たちと一緒に参加していくつもりです。
最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

【哲也院長】それぞれ整形外科と皮膚科を専門とする医師が在籍しているのが当院の特徴です。整形外科も皮膚科も慢性的に痛みやトラブルを抱えている方が多く、当院であれば同じクリニック内で診療を受けることができるため、患者さんの通院にかかる負担を減らすことができます。地域の方が気兼ねなく受診でき、また来たいと思ってもらえるクリニックをめざしていきます。体の痛みやケガ、皮膚のトラブルなど、悩みを聞かせてください。
【惠子副院長】地域密着を第一に、綱島地域に暮らす人が長く通えるクリニックでありたいと思います。お子さんから高齢の方まで、どなたも困った時にはいつでもご相談くださいね。
自由診療費用の目安
自由診療とはしみのケア/1万1000円~、しわのケア/1万3200円~、ほくろの除去/1万3300円~