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浅井 陽 院長の独自取材記事

あさいキッズクリニック

(東大阪市/瓢箪山駅)

最終更新日:2024/11/28

浅井陽院長 あさいキッズクリニック main

近鉄奈良線・瓢箪山駅から徒歩5分、新築の医療モール3階にある「あさいキッズクリニック」。院内に足を踏み入れるとかわいらしい空間が広がり、思わず笑みがこぼれる。パステルカラーをあしらった壁紙やアーチ型の扉、おしゃれな照明が優しくやわらかい空間を演出。3台のエアロシステムや2つの隔離室を設け、感染対策にも力を注いでいる。院長の浅井陽先生は、日本小児科学会小児科専門医の資格と約20年の経験を持つベテラン小児科医。地域中核病院で十数年にわたり研鑽を積み、小児科専門クリニックの院長を務めた後、2024年10月の開業に至った。クリニックの温かい雰囲気は、浅井院長の朗らかな人柄があってこそ。「病気だけでなく育児の悩みも気軽に相談してほしい」と優しくほほ笑む浅井院長に、診療や患者への思いを聞いた。

(取材日2024年10月31日)

子どもも大人もうれしいこだわりの院内デザイン

10月に開業されたばかりとのことで、おめでとうございます。本当にかわいらしい院内ですね。

浅井陽院長 あさいキッズクリニック1

ありがとうございます。院内のデザインや色合い、アーチ型の扉、レイアウトなど、妻と一緒に一から考えました。全体的なイメージとしては、来院されたお子さんに威圧感を与えないような雰囲気と、お子さんが病気にかかって不安な気持ちになられている親御さんも落ち着けるような場所にしたいという思いでつくりました。隔離室や診察室には動物にまつわる壁紙をあしらっているのですが、お子さんも、この壁紙を見て喜んでくれることも多いのですよ。サイのロゴマークは、私の名前である「浅井」の“サイ”から取りました(笑)。ホームページも院内と同じように、優しくかわいらしいデザインにしています。

感染症の予防や対策にも力を注がれているそうですね。

市販の空気清浄機の7〜10倍の空気清浄能力がある、先進の医療用空気清浄機エアロシステムを3台導入し、隔離室は2室設けています。小児科には感染症のお子さんが多く来られる一方で、予防接種やアレルギー疾患など、感染症に関係なく受診されるお子さんもいらっしゃいます。当クリニックは医療モール内にあり、発熱患者さんや感染力を持つ病気が考えられる患者さんと、そうでない方の入り口を分けることは難しかったので、できる限りの感染対策を施して、院内での感染リスクを減らし、安心して来院いただける環境づくりに励んでいます。

院長はどのようなご経歴を歩んでこられたのですか?

浅井陽院長 あさいキッズクリニック2

子どもの頃から人の役に立つ職業に就きたいという思いがあり、私の兄が医師になった影響から同じ道へ。子どもと接することが好きだったので小児科に進みました。初期研修を終えた後、13年ほど市立東大阪医療センターに勤務。当時は一般の小児科のほか新生児集中治療室や救急医療にも携わり、さまざまな疾患の診療を経験させていただきました。その中で、まず初めに受診するような、より地域に根差した医療を行いたいという思いが芽生え、2018年からは大東市立こども診療所の所長に就任。その後、新型コロナウイルス感染症のまん延で休診になったこともあり、2021年からは四條畷市の「いるかこどもクリニック」の院長を務め、開業に至りました。この場所は、以前市立東大阪医療センターに勤めていたことや、大通りに面していて駐車場もたくさんあるので、小さいお子さんのいる親御さんも通いやすいのではないかと思い、選ばせていただきました。

病気だけでなく育児や小さな気がかりも相談できる場所

クリニックのコンセプトを教えてください。

浅井陽院長 あさいキッズクリニック3

病気だけでなく育児のことや、お子さんに関するどのような小さなお悩みでも気軽にご相談いただけるクリニックをめざしています。お子さん自身の身体的なつらさはもちろん、心配で不安な思いを抱えられている親御さんにも寄り添い、ホッとして、安心できる場所でありたいですね。そのために、お子さんが検査や診察で怖い思いをしたり、クリニックに怖い印象を抱いてしまうことがないよう、スタッフ一同優しく声がけすることを心がけています。また、親御さんのお話をしっかりお聞きし、説明をさせていただくこと。そして、クリニックを出られてから「あれを聞くのを忘れていた!」と気づかれることも多いと思いますので、診察が終わるまでに他に何か聞きたいことや心配事はないか、お声がけさせていただくようにしています。

どのような症状のときに受診すると良いでしょうか?

小児科は、子どもの多様な疾患を診られる診療科であり、当クリニックでも発熱や鼻水、咳、喉の痛み、腹痛といった症状から、湿疹やあせもなどの肌荒れ、夜尿症、アレルギー疾患、乳幼児健診、予防接種など、幅広く対応しています。まだ話すことができないお子さんや小さなお子さんは、今自分がつらいところを上手に伝えられないことも多いので、些細な症状も見逃さないよう注意して診察を行います。普段から一番近くでお子さんを見ている親御さんの「いつもと様子が違う」といった気づきが、重大な病気の発見につながることも多くありますので、気がかりなことが少しでもあれば早めに受診していただき、ご相談いただければと思います。

アレルギー疾患のご相談も多いのでしょうか?

浅井陽院長 あさいキッズクリニック4

はい。小児期に発症するアレルギーは、乳児湿疹にはじまり、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、気管支喘息が出現し、アレルギー性鼻炎や結膜炎などが増加していきます。症状の改善を図るためには、そもそものアレルギーの原因を明らかにして、適切なケアや治療を行うことが大切です。そこで、当クリニックでは注射器を使わずに、指先からごく微量の採血をするだけで、複数項目のアレルギー検査を行うことができる検査を取り入れています。痛みは蚊に刺された程度で、測定から結果が出るまで30分程度と時間も短く、お子さんへの負担が少ないところもメリットですね。食物アレルギーについては偽陽性が出やすい傾向にあるため適しているとはいえませんが、長引く咳など、アレルギーの疑わしい症状がある際のスクリーニングとして実行しやすいですね。

予防接種についてはいかがでしょうか。

診療時間のうち14時から15時半を、予防接種と乳幼児健診の時間としています。小学生になってくると、平日に来られないお子さんも増えてくると思いますので、土曜日の12時から13時の間も予防接種の枠として設けているほか、それ以外の診察時間内でも、ご相談いただければできるだけ対応するようにしています。

地域の子どもの成長を一緒に見守っていきたい

通いやすさといった面で工夫されていることについて教えてください。

浅井陽院長 あさいキッズクリニック5

ウェブやコミュニケーションアプリを活用した予約システムや、事前に問診に回答できるウェブ問診のシステムを導入していることや、お会計時は自動釣銭機を活用しています。体調の優れない中で診察までの時間や会計まで長い時間待つのは本当につらいでしょうし、親御さんはお子さんをクリニックまで連れてくるのも一苦労だと思います。クリニックの中にいる時間を減らせるよう、今後もできることを取り入れていきたいです。

保護者の方にお伝えしたいことはありますか?

私自身も中学生と5歳の子どもがおり、親御さんに共感することがたくさんあります。お子さんの体調が悪いと親御さんの負担も大きいと思いますので、そういった負担を少しでも取り除き、寄り添った対応ができるよう心がけていますので、不安なことがあれば何でもおっしゃってください。また、お子さんの症状や感染症が親御さんにうつってしまったときには、一緒に受診していただくことも可能ですし、必要であれば専門の医療機関のご紹介もします。私が働き始めた頃と比べて、最近の親御さんはお子さんの病気についてたくさん勉強されていて、逆に私が勉強させていただくこともたくさんあるのですよ(笑)。特にインターネットにはさまざまな情報があふれていますので、わからないことや疑問に思われることは、都度聞いていただけると、より安心していただけるのではないかと思います。

最後に、地域の方々や読者に向けてメッセージをお願いします。

浅井陽院長 あさいキッズクリニック6

繰り返しにはなりますが、風邪や胃腸炎、感染症だけでなく、アトピー性皮膚炎など皮膚やアレルギーに関するお悩みなど、何でも気兼ねなくご相談ください。お子さんと親御さんに寄り添い、受診することで少しでもホッとして、安心できるようなクリニックをめざし、地域のお子さんの成長をスタッフ一同、一緒に見守ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。

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