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服部 洋一 院長の独自取材記事

はっとり歯科・小児矯正歯科

(伊丹市/伊丹駅)

最終更新日:2024/10/08

服部洋一院長 はっとり歯科・小児矯正歯科 main

「乳児からお年寄りまで包括的な治療を行っています」。爽やかな笑顔で話すのは、これまで大学病院を中心に一般歯科から口腔外科領域まで、幅広い研鑽を積んできた「はっとり歯科・小児矯正歯科」の服部洋一院長だ。木のぬくもりが感じられるナチュラルカラーをベースとした院内。2階には子どもたちが自由に駆け回って遊べるキッズスペースや授乳室、おむつ交換台も備えられるなど、2児の父である服部院長ならではの配慮が感じられる。そして、同院の強みは、子どもが誕生する前のマタニティー歯科、小児歯科、一般歯科、審美歯科、予防歯科、矯正歯科、外傷治療、インプラント治療まで、幅広いライフステージにおける歯科診療を得意としていること。そんな家族全員で通える環境を構築している服部院長に、さまざまな話を聞いた。

(取材日2024年9月27日)

大学病院の口腔外科で研鑽を積んだ包括的な治療

歯科医師を志したきっかけからお聞かせください。

服部洋一院長 はっとり歯科・小児矯正歯科1

母親が歯科技工士だったことがきっかけです。母親から歯科に関する話を聞くこともあり、小学校高学年くらいから歯科医師になりたいと思っていました。その夢は、中学、高校と変わらず、大学は長崎大学歯学部へ進学。卒業後は、兵庫医科大学病院歯科口腔外科へ入局し、約9年間さまざまな研鑽を積ませていただきました。口腔外科を選んだのは、高齢化が進み何かしら持病のある方が増加しているため、全身管理にも携わりたいと思ったからです。臨床に入ると、さまざまな持病をもつ患者さんの全身管理や治療を経験し、悪性の口腔腫瘍の治療に携わることもありました。どんなに力を尽くしても、残念ながらすべての方が快方に向かうわけではなく、終末期の患者さんやお看取りまで担当させていただくことも。当直の日に患者さんの容態が急変することもありましたし、大学病院では歯科分野のスキルを磨くだけでなく、幅広い経験を積ませていただいたと思っています。

当初より望まれていた、口腔内のケアだけでなく、全身管理のスキルも身につけることができたのですね。

はい。大学病院だからこそ学べたことが多く、在籍した9年間で自分が望む経験はすべてさせていただいたと感謝しています。私は口腔外科の中でも主にインプラントチームに所属し、一般の歯科クリニックでは対応できないような、骨造成などが必要な難症例も数多く担当しました。また、矯正歯科に長けた歯科クリニックで矯正に関するさまざまな手技も磨きました。このように、一般的な歯科治療だけでなく、口腔外科やインプラント治療の難症例、さまざまな矯正など、自分で納得できる幅広いスキルを身につけられたので、今年9月の開院に至りました。

院内の環境づくりでこだわられた点などはありますか?

服部洋一院長 はっとり歯科・小児矯正歯科2

小さなお子さんや歯科医院に恐怖心を感じている方が安心して通えるような温かみのある雰囲気にしたかったので、木材をふんだんに使った院内づくりと、プライバシーに配慮した全室個室にこだわりました。そして、子どもがのびのびと遊べるよう2階にはキッズスペースや、おむつ替え台、授乳室を設置しました。授乳室には水とお湯が出るウォーターサーバーがありますので、粉ミルクをご利用の方も安心してご来院いただけます。小さなお子さん連れの方がストレスなく受診できる環境づくりも心がけました。

医科歯科連携を緊密に、全身管理も図れる診療を

乳児から高齢者まで一貫した診療が受けられるのも大きな特徴の一つですね。

服部洋一院長 はっとり歯科・小児矯正歯科3

まさに、各世代を一貫して診られる歯科クリニックが当院のコンセプトです。赤ちゃんから高齢者まで幅広い世代の方にお越しいただいています。特にご高齢の方は持病のあるケースが多く、私が口腔外科出身であることを知って来てくださる方もいるなど、全身管理ができる点は心強く感じていただいているようです。超高齢社会となり、医科歯科連携が強く求められている時代。歯周病と糖尿病の深い関係性も周知されつつありますが、それだけ生活習慣病をはじめとする持病に悩む方が多いということではないでしょうか。当院も多くの診療科と連携しながら治療を進めています。

緊急時に備えて、AEDや酸素ボンベも設置されているとお聞きしました。

使わないに越したことはありませんが、やはり持病のある方や、小さなお子さんも多くおみえになりますので、万が一に備えた設備は整えています。虫歯などの一般的な治療だけでなく、当院では大学病院でしか対応できないような、歯茎の中で真横に生えていたり神経に近かったりする難症例の親知らずの抜歯や、外傷治療、インプラント治療まで対応していますので、患者さんが安心して受診できる環境づくりに注力しました。

矯正に関しては小児だけでなく、成人も対応されているのでしょうか?

服部洋一院長 はっとり歯科・小児矯正歯科4

小児・成人ともに対応しています。小児と成人では、矯正のプロセスに違いがあります。小児の場合は、なぜ歯並びが悪くなっているのかという根本的な原因に着目します。適切でない舌の位置、お口がぽかんと開いている、指しゃぶりなどの習癖が要因となり、口腔機能がうまく獲得できていないケースが多々あります。その場合、ただ単に歯並びを整えるだけではなく、本来の舌の位置に導くなどの対応を取りながら、心身の発達を考慮したオーダーメイドの矯正を行います。特にお口がぽかんと開いている口呼吸のお子さんは、すでに耳鼻咽喉科領域の不調が出ていたり、集中力が続かないなどの全身の健康へのリスクも高まったりしますので、早急に策を講じることが重要です。具体的には、口周りの筋肉が正常に動くように改善を図る「口腔筋機能療法」を柱に、その子に適した矯正法を提案しています。

矯正歯科では、健やかな発育と健康寿命延伸を重視

小児矯正の理想的な受診のタイミングはありますか?

服部洋一院長 はっとり歯科・小児矯正歯科5

永久歯に生え替わり始める6歳前後を目安に一度ご相談いただくのが良いかと思います。成長スピードはそれぞれ異なりますので、その子により適したタイミングと矯正法を提案させていただきます。当院の矯正方法は一つではなく、バリエーション豊富に用意しています。口腔筋機能療法と並行して、入れ歯のような拡大床、透明のマウスピース型装置、ブラケットなどを用いた矯正を組み合わせることもありますし、その子に適したオーダーメイドの方法を実施します。例えば、横に広げるためには非常に有用な反面、前後の動きには適していない拡大床など、各装置にはメリット・デメリットがありますので、その点も踏まえ、お子さんの健やかな成長を重視した計画を立案していきます。

では、大人の矯正についてはいかがでしょう。

成人の場合も、小児と同様、なぜ歯並びが悪くなってしまったかの原因を調べます。成長は完了してしまっていますが、舌の位置や動きが正しくないことが原因であった場合、年齢を重ねるにつれて咀嚼や嚥下障害など口腔機能の低下を生じるリスクが高まる可能性があり、早い段階で是正することが大切だからです。成人の場合は、見た目の美しさを中心に考えていらっしゃる方も多いのですが、矯正を行うことで、歯の磨きやすさの向上にもつながります。予防歯科の観点からもメリットがあるのです。また噛み合わせの改善を図ることで、歯にかかる負担を均一化することができ、過負荷による歯の早期脱落のリスク回避を見込めるなど、成人の場合は自分の歯を長持ちさせることを重視した矯正を行います。噛めなくなると、認知症のリスクが高まることも知られています。このように、小児の健やかな発育に対し、成人は健康寿命延伸に向けた矯正を心がけています。

最後に、思い描く今後のクリニック像と読者へのメッセージをお願いします。

服部洋一院長 はっとり歯科・小児矯正歯科6

すべての診療において心がけていることは、患者さんとの会話です。患者さんに寄り添い、二人三脚で歩む歯科クリニックでありたいと思っています。当院はインプラント治療も得意ですが、私が大切にしているのは歯の温存です。自分の歯でしっかりと噛めることが全身の健康にも良い影響をもたらしてくれますので、できる限り歯を残すことを重視します。そのため、定期的なメンテナンスの重要性も呼びかけています。当院は妊婦健診にも対応し、妊娠性歯肉炎を予防するための口腔ケアに注力しています。妊娠中に発症しやすい外科的な病気などもありますので、体調の良い時にご来院ください。お子さんの誕生前から歯科の予防ケアは始まっています。そして、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老年期と、各ライフステージを見守っていける包括的な診療で、地域の皆さんの健康に貢献できたらと思っています。気になることがあれば、ご相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万9800円~、小児矯正/29万7000円~、床矯正/29万7000円~、ブラケット矯正/79万2000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/82万5000円~、セラミックを用いた補綴治療/6万6000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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