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尾藤 三佳 院長の独自取材記事

みかスキンクリニック

(京都市中京区/大宮駅)

最終更新日:2024/11/15

尾藤三佳院長 みかスキンクリニック main

阪急京都本線大宮駅に直結する駅ビルの3階にある「みかスキンクリニック」。2024年9月に開業し、皮膚科やアレルギー科、形成外科などを標榜する。保険診療の治療に加えて美容医療も提供し、トータルケアを提供していることが特徴だ。院長を務めるのは、日本皮膚科学会皮膚科専門医の尾藤三佳先生。さっぱりとした性格で、話をしやすい気さくな雰囲気のもと、患者と接している。「初めての受診の際に緊張するのは自然なことです。当院では、診察時の詳しい説明はもちろん、治療方法については、ご自宅でゆっくりとご検討いただけるようにしています」と語る。患者一人ひとりの思いに応えるため、地域に根差した診療を大切にしながら、先進の医療技術も積極的に取り入れている尾藤院長に、診療に対する思いを聞いた。

(取材日2024年10月23日)

幅広い年代層に専門性に基づいた皮膚科治療を届ける

阪急大宮駅に直結し、通いやすい立地ですね。

尾藤三佳院長 みかスキンクリニック1

この地域に昔から住んでいる高齢の方から、近くの保育園や幼稚園に通うお子さんやご家族、お仕事帰りの方まで、誰でも気軽に立ち寄りやすい場所です。若い方はニキビ、ご高齢の方は難治性の湿疹で悩まれる方が多く、お子さんはやけどやケガなど、さまざまな症状で来られます。幅広い年代層の患者さんに心地良く過ごしていただけるよう、明るく落ち着いた内装を心がけました。皮膚科ならではの配慮として、診察前のお化粧落としや治療後のお化粧直しのために、プライバシーが保たれた専用のパウダールームを用意し、気持ちが華やぐ空間づくりを意識しました。この便利な立地を生かして、皮膚に関するお悩みなら何でもご相談いただける、地域に根差したクリニックをめざしています。

現在も京都市立病院で勤務されているそうですね。なぜ開業されたのですか?

はい。今も京都市立病院で勤務を続けていますが、もともとは常勤の医師として大学病院や市立病院で、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患から、良性・悪性皮膚腫瘍の手術まで、幅広い診療に携わっていました。しかし、子育てをしながら美容クリニックや形成外科クリニックで、美容医療や先天性のあざ治療などの経験を積んでいくうちに、保険診療だけではなく自由診療も行うことで、患者さんの悩みにもっと深く応えられると気づいたんです。「自分が適切だと思う治療を、丁寧に説明しながら提案できる場所を持ちたい」と考えるようになりました。そんな時期に、3人の子育ても一段落し、大宮で開業できる場所が見つかりました。勤務している京都市立病院にも近いので、これまで診てきた患者さんとも引き続き関われます。そういう条件が重なり、開業を決意しました。

勤務医を続けながらの開業が、先進の医療を提供できる強みになっているそうですね。

尾藤三佳院長 みかスキンクリニック2

そうなんです。勤務医を続けていることは、患者さんにとってもメリットが大きいと感じています。例えば、当院だけでは対応が難しい症例や重症の患者さんを診る場合、市立病院と連携しながら診療することができます。特に皮膚科は新しい治療薬がどんどん出てくる分野なので、同僚の先生たちとカンファレンスをしながら、新しい治療法について意見交換できる環境は貴重です。実際に重症例の治療に関わることで、文献や資料だけでは学べない経験も積めます。患者さんからも「京都市立病院との関係が続いているのは心強い」とよく言っていただけるんです。この地域の方にとって大切な病院との連携を保ちながら診療することは、より良い医療の提供につながっていると実感しています。

自然な美しさをめざし、日々のケアまで丁寧にサポート

先生の診療方針をお聞かせください。

尾藤三佳院長 みかスキンクリニック3

重視しているのは、適切な診断をすることです。例えば、しみのケアでレーザーをご希望される方でも、本当にしみなのか慎重に見極める必要があります。皮膚がんに進展する可能性がある状態や、病理検査が必要なケースもあるんです。これまで多くの症例を見てきた経験を生かし、患者さんからの症状の訴えはもちろん、それ以外にも気になる部分がないかしっかりと確認させていただいています。患者さんが希望する治療が本当に適しているのか、まず診断をしっかりとつけること。そして、その方に適切な治療法をご提案すること。これが私の診療の基本です。

保険診療と自由診療の両方を提供されているそうですね。

基本的には保険診療をベースにしていますが、必要に応じて自由診療を提案することもあります。例えば、脂漏性角化症といういわゆる老人性イボの治療では、保険診療でもできるだけ色素沈着が残りにくいように治療しています。患者さんによっては、自由診療の塗り薬を用いることもありますね。また、お子さんのあざ治療については、保険適用のケースと診断できれば、レーザー治療を行うのが基本です。保険診療をしっかりと行いつつ、患者さんのご希望に応じて自由診療も選択できるようにすることで、より満足度の高い治療を提供できるよう心がけています。

美容皮膚科の診療ではどのような点を重視していますか?

尾藤三佳院長 みかスキンクリニック4

自然な仕上がりを一番大切にしています。お顔全体のバランスを見ながら、必要な部分に必要なケアを行うことで、その方の魅力を引き出せるよう心がけています。ケアを始める前には、どのような方法があるのか、期待できる効果とリスクについて、しっかりとご説明いたします。その上で、それぞれの患者さんに合った診療をご提案しています。また、治療と同じくらい大切なのが日常的なスキンケアです。特に誤った洗顔方法が原因で肌トラブルを抱えている方は多いです。患者さんの肌の状態に合わせて、洗顔方法や保湿など適切なお手入れ方法をお伝えすることで、より良い治療を行えると考えています。

患者の「良くなりたい」をかなえられるクリニックへ

皮膚科の医師をめざした経緯を教えてください。

尾藤三佳院長 みかスキンクリニック5

私自身も子どもの頃、重度のアトピー性皮膚炎で皮膚科に通院していました。当時は正しい知識の普及が十分になされておらず、症状が悪化することもありました。そんな時に、皮膚科の先生による適切な治療が大きな力になりました。この体験から、自分も患者さんの力になれる仕事がしたいと思ったのです。また、父が整形外科の医師だったこともあり、医療は人の役に立てる、一生物の仕事だとも感じていました。今でも、薬剤などへの誤解から適切な治療を受けられない方や、肌が弱いことで美容医療を諦めてしまう方がいらっしゃいます。ですが、私自身、きちんとケアをすることで肌の状態は改善がめざせるように感じています。エビデンスに基づいた知識をお伝えしながら、一人ひとりに合った医療を一緒に探していけたらと思っています。

患者さんと接する時に大切にされていることはありますか?

何を一番悩んでいらっしゃるのかを、じっくりとお聞きするようにしています。特に初めてクリニックに来られる方は緊張したり、美容皮膚科ということで少し構えたりする方もいるので、安心してお話しいただける温かな雰囲気づくりを心がけています。私からの説明で完結するのではなく、理解していただけているか確認しながら丁寧にお伝えするようにしていますね。また、説明する際は医療用語をできるだけ使わないように気をつけています。治療のご提案をする際も、その場で決める必要はないことをお伝えし、説明書や写真をお渡ししてご自宅でゆっくり検討していただけるようにしています。まずは「こういう医療がありますよ」と紹介し、患者さんのペースに合わせて治療を選んでいただいています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

尾藤三佳院長 みかスキンクリニック6

どんなお悩みでも、まずはお気軽にご相談ください。保険診療はもちろん、自由診療も提供し、患者さんの「より良くなりたい」という思いに応えられるクリニックでありたいと思っています。皮膚のお悩みは、些細なことと思って我慢されている方も多いです。ですが、適切な治療やケアで改善が望めることがたくさんあると思っています。私自身も肌の悩みを抱えていた経験があるからこそ、患者さんの気持ちに寄り添い、一人ひとりに合った方法をご提案していきたいと考えています。「これは皮膚科でいいのかな?」と迷うことでも、ぜひ一度お話を聞かせてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脂漏性角化症・加齢に伴うイボ治療(~10mm/個)/8000円

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