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心臓リハビリを柱に
切れ目のないサポートで幅広いリハビリを提供

とみおかハートクリニック

(阿南市/阿南駅)

最終更新日:2025/10/09

とみおかハートクリニック 心臓リハビリを柱に 切れ目のないサポートで幅広いリハビリを提供 とみおかハートクリニック 心臓リハビリを柱に 切れ目のないサポートで幅広いリハビリを提供
  • 保険診療

徳島県内でも提供している医院が少ない心臓リハビリテーションを実施する「とみおかハートクリニック」。數藤久美子(すとう・くみこ)院長は心臓リハビリを専門分野の一つとし、手術の適否判断や術後のサポートなど、本来はクリニックでは困難とされる領域までフォローしている。さらに同院では、心臓に限らず呼吸器・脳血管疾患・運動器といった幅広いリハビリにも対応しており、身近に通えるかかりつけ医として地域医療を支えている。また、中核病院でリハビリ室の室長も任されていた理学療法士の田村俊輔さんがリハビリを担っているのも大きな特徴だ。數藤院長と田村さん、2人のリハビリの専門家が個々の患者に合わせたプログラムを作成し、生活の質(QOL)向上をめざす。今回は、その特徴について詳しく話を聞いた。

(取材日2025年9月24日)

「病気ごと」ではなく、「症状ごと」に対応する。一人ひとりに合わせたボーダーレスなリハビリテーション

Qこちらでは幅広いリハビリに対応しているそうですね。
A
とみおかハートクリニック 患者が無理なくリハビリに取り組める環境づくりを行う院長

▲患者が無理なくリハビリに取り組める環境づくりを行う院長

【數藤院長】開業のきっかけは「心臓リハビリを身近で受けられる場所をつくりたい」という思いでした。心臓リハビリは実施するかどうかで予後が大きく変わりますし、病気をされた後でも元気に長く生活してほしいという願いがあります。また、患者さまの疾患は心臓疾患一つに限られることは少なく、患者さまがひざや腰などの運動器に痛みを抱えているケース、呼吸器疾患や脳血管疾患など、複合的な医療介入が必要な場合も多いです。一人の患者さまの状態に合わせて、必要なリハビリを総合的に提供し、患者さまのQOL向上・維持を図っていきます。

Qこちらの特徴でもある心臓リハビリについて教えてください。
A
とみおかハートクリニック 心臓リハビリは心電図で安全を確認しながら行う

▲心臓リハビリは心電図で安全を確認しながら行う

【田村さん】心臓リハビリは、心筋梗塞や狭心症、心不全など心疾患の手術を受けた方や、足の血管が狭窄または閉塞している方に対し、運動能力の向上と症状の改善、社会生活への復帰をめざします。心臓そのものを直接強くするのではなく、手足の筋肉や持久力を鍛えて効率良く酸素を使える体をつくることが目的です。トイレに行くだけで胸が苦しかった方が楽に動けるようになれば、日常生活の質は大きく向上します。当院では心電図で安全を確認しながら自転車運動を実施するのですが、腰や膝の痛みを和らげてから取り組むことで無理なく継続できるようサポートします。頻度は週1~2回、個々に合わせたプログラムで行っています。

Q呼吸器、脳疾患といった専門領域のリハビリも対応しているとか。
A
とみおかハートクリニック 患者の症状に向き合い、必要なリハビリを実施する

▲患者の症状に向き合い、必要なリハビリを実施する

【田村さん】当院の呼吸器リハビリでは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺気腫、喘息の方を対象としています。最近は新型コロナウイルス感染症の罹患後症状で「息苦しさが続き、日常生活がつらい」という方も増えており、そうした患者さまにも対応しています。脳疾患リハビリでは、脳梗塞や脳卒中の後遺症でまひや手足の動かしにくさが残る方を中心にサポートします。自然回復を助けながら、過剰な筋緊張を緩めたり、反対側の筋肉をうまく使えるように促したりして、関節や筋肉の動きを整えています。急性期や回復期病院を退院後、リハビリを続ける場がない方の受け皿となっていると感じています。

Q運動器リハビリについても教えてください。
A
とみおかハートクリニック 患者が回復できるようリハビリを続けられる場を提供している

▲患者が回復できるようリハビリを続けられる場を提供している

【田村さん】運動器リハビリでは、心臓リハビリにつなげる方だけでなく、膝や腰の痛み、四十肩、交通事故や骨折後のケアなど、整形外科の領域にあたるような症状まで幅広く対応しています。当院の特徴は、筋力や持久力、神経の働き、関節の動き、全身の体力を高めるという5つの目標を持って取り組んでいる点です。また、幅広い専門的な知見を持ってリハビリが行えることも強みです。例えば、「関節の動きが悪くなる」という症状は、脳疾患や呼吸器疾患、膝の疾患など病気の種類に関わらず共通して起こる問題です。ですので「病気ごと」ではなく「症状ごと」に向き合い、一人ひとりに必要なリハビリを行うことを大切にしています。

Qこちらのリハビリの強みについて教えてください。
A
とみおかハートクリニック 理学療法士やスタッフと連携し、より良いリハビリの提供をめざす

▲理学療法士やスタッフと連携し、より良いリハビリの提供をめざす

【數藤院長】やはり「トータルで体を診られること」だと思います。循環器や呼吸器、整形外科的な疾患まで幅広い設備を備えているため、全身を包括的に管理しながら、それぞれに合ったリハビリを提供できます。病気は連鎖的につながることが少なくありません。そのため、一人ひとりに合わせたリハビリメニューを組むことを大切にしています。また、骨密度測定や今後導入予定の体成分分析装置など、設備の充実も図っているため、より幅広い対応が可能です。加えて、医師だけでなく理学療法士というリハビリの専門家が在籍していることで、患者さまの健康状態や生活背景を考慮しながら、治療方針を一緒に決定できる点も当院ならではの強みです。

ドクターからのメッセージ

數藤 久美子院長

患者さまの中には「この程度で受診していいのかな」と遠慮される方もいらっしゃいますが、むしろ早めの受診が大切です。腰や膝の軽い痛み、息苦しさなど、どんな小さな症状でも構いません。検診で異常を指摘されて不安になった場合も同様です。大きな病院では手術後すぐに退院となり、十分なリハビリを受けられないケースもありますし、通院や診察時間の制約で通いにくい方も少なくありません。当院では平日夕方や土曜も診療し、地域の受け皿として日常生活に戻るまでしっかりサポートできるよう努めています。リハビリが必要かどうか迷われている方、日常生活に不安がある方など、気軽にご相談ください。

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