全国のドクター13,639人の想いを取材
クリニック・病院 157,066件の情報を掲載(2025年5月07日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市山科区
  4. 山科駅
  5. ウィメンズライフクリニックやましな
  6. 明瀬 大輔 院長

明瀬 大輔 院長の独自取材記事

ウィメンズライフクリニックやましな

(京都市山科区/山科駅)

最終更新日:2025/02/12

明瀬大輔院長 ウィメンズライフクリニックやましな main

アクセス至便な山科駅より徒歩7分に位置する「ウィメンズライフクリニックやましな」は、すべての年代の女性を笑顔にするべく、幅広い診療を提供するクリニック。これまで女性特有のがん治療から不妊治療、分娩まで、女性の体に起こるさまざまな変化、トラブルに関する診療と研究を重ねてきた明瀬大輔院長は「受診のハードルは低く、楽しい気持ちで帰ってもらえるようなクリニックにしたい」と笑顔で話す。婦人科診療の他、日々の体調不良の相談、美容・エイジングケアに関する相談も受けつけており、婦人科が持つどこかネガティブな印象を吹き飛ばすような明瀬院長の明るくためになる説明が特徴だ。今回はそんな同クリニックの特徴や診療時の心がけについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2024年11月2日)

マイナスをゼロに、ゼロをプラスにできるクリニックに

開業までの経緯を聞かせてください。

明瀬大輔院長 ウィメンズライフクリニックやましな1

私はこれまで、子宮がんをはじめとする女性特有のがん治療や研究から不妊治療、分娩に至るまで、婦人科全般の診療・研究に携わってきました。当クリニック開業までは妊婦や母親を中心に妊娠・出産のお手伝いをしていたのですが、婦人科医療に携わっていて常に感じていた「受診へのハードルの高さ」を解消するためのクリニックへの思いが大きくなったこともあり、改めて自分は女性の皆さんの日々に寄り添う婦人科医であろうと当院をつくりました。山科を選んだのは立地の良さもありますが、地域に気軽に受診できるレディースクリニックの数が足りていないと感じたからです。実際に開業してみると京都はもちろん、滋賀や大阪からも多くの方が足を運んでくださり、非常にうれしく思っています。

クリニックの特徴は?

女性の人生に起きるさまざまな不調を診ると同時に、健康のさらに先にあるウェルネスをめざしていることです。人には健康と病気の2つがあると考えられますが、実際にはその真ん中に「未病」という状態があり、健康のさらに先にはウェルネスという状態があります。未病とははっきりと病気になる前の状態のことで、病後回復した状態を含みます。ウェルネスとは、健康を基本に、より自分らしく生きようとするライフスタイルのことです。病気の治療はマイナスをゼロに戻すことだとすると、未病を健康な状態に引き上げることはマイナスにならないように努めること。ウェルネスとは、ゼロからプラスへと引き上げることだと考えてもらうとわかりやすいのではないかと思います。ゼロではなく、プラスの状態を作るためのあらゆる相談に対するお手伝いをするのが当院のめざすところであり、特徴です。

どのような相談が多いのでしょうか?

明瀬大輔院長 ウィメンズライフクリニックやましな2

若い世代の女性からは生理やおりものに関する相談が多く、年齢を重ねた女性たちからは更年期の相談が多いです。ただ、それは代表的な例で、相談の内容は実にさまざま。眠れない、眠りが浅いなどの睡眠に関する相談、食欲の変化や便通異常、めまいや耳鳴り、ダイエットや美容・エイジングケアに至るまで、診療科を問わずあらゆる相談を受けています。学生さんやそのご両親からはワクチンに関する相談も多いですね。特に子宮頸がんワクチンには漠然とした不安を抱えている人が多いので、改めて子宮頸がんワクチンのメリット・デメリットについて説明させていただくこともできます。どの年代であっても「この不調はどこに相談すればいいんだろう?」と思うような小さな不調も、まずは何でも相談していただきたいです。

健康に暮らすために婦人科を上手に利用してほしい

診療で心がけていることはありますか?

明瀬大輔院長 ウィメンズライフクリニックやましな3

「婦人科って怖い」「診療が嫌だった」と思われないよう、患者さんの不安や心配に寄り添って診療をすることです。多くの女性にとって、婦人科の受診は多かれ少なかれストレスがかかることだと思います。それが初めての受診となればなおさらでしょう。初めての受診はすごく大切で、その時にトラウマを植えつけてしまったら、その後の受診のハードルはますます上がってしまいます。そうなった時に生まれるのは「我慢」です。多少調子が悪くても「受診するよりはまし」だと我慢を重ねていった先に「健康」はありません。私は多くの女性に自分らしく、健康に暮らすために婦人科を上手に利用してほしいと思っていますので、苦手意識を持たれないよう傾聴の姿勢と丁寧な説明を心がけています。

受診のハードルを下げるために工夫しているんですね。

私は初めて患者さんにお目にかかる際には、絶対に立ってお迎えするようにしています。診察室に入ってくる様子からは緊張や不安も伝わってきますから、まずは「相談に来てくれてありがとう」という気持ちでお迎えしたいからです。その上で説明は「友達についつい話したくなるような話」ができるようにと考えています。特に勇気を出して受診してくれた学生さんたちにはわかりやすく楽しい説明を心がけ、例え話やクイズを織り交ぜながらお話しします。今はインターネットでも情報収集ができますが、真偽の判断は難しいもの。「この話、友達にも教えておくね!」と彼女たちが笑顔になってくれたら、正しい知識の啓発という意味でも非常に大きな意味があると思っています。

何歳くらいから受診すればいいですか?

明瀬大輔院長 ウィメンズライフクリニックやましな4

これはもう何歳でもいいんです。特に初潮後は何歳でも相談に来てほしいです。思春期になれば精神や体の変化も急激ですから、いろいろと心配なこともあると思います。生理痛が重かったり、ダイエットで生理が止まったりすることもあるでしょう。本人や保護者の方が「おかしいな」と感じることがあったら、ぜひ私たちに相談してほしいです。もちろん、閉経後の不調も同じこと。体調の悪さを「更年期のせい」にしてしまっていると、重大な病気を見逃してしまうかもしれません。診察の結果、それが婦人科の問題じゃなくてもいいんです。婦人科を受診することは、女性の人生をちょっと良くすることだと考えています。

受診のハードルは低く、楽しいクリニックをめざす

内診に不安があります。

明瀬大輔院長 ウィメンズライフクリニックやましな5

ほとんどの女性にとって内診は嫌ですよね。婦人科の受診のハードルを上げているのは、何よりもこの内診だと思います。しかし、実際にはすべての診療で内診を行っているわけではなく、問診やエコー検査で対応している例も多いんですよ。特に検査に対する抵抗が強い患者さんに関しては、お気持ちに寄り添いながら検査・診療を進めていきます。嫌なのに無理やり内診を行うようなことはもちろんないですし、当院は年齢問わず問診だけということもできます。また、受診の回数を重ねるごとに少しずつリラックスできるようになり「もっと詳しい検査をしたいから、内診をしてください」と決心できることもあるでしょう。緊急時でなければ、お心に合わせて検査・診療の計画を立てますのでご安心いただきたいと思います。

特に注力している診療はありますか?

生理不順の診療はとても大切だと思っています。ダイエットやストレスで生理が止まってしまう人は少なくありませんが、生理が止まったからと相談に来てくれる例はそう多くありません。時には「楽でいい」なんて、長年にわたって放置している人もいます。しかし、生理がないからといって体のサイクルが止まっているとは限らず、体の中では脳と卵巣のホルモン達が大げんかしているパターンもあります。そんな状態が続けば、さまざまな不調の原因になるだけでなく、不妊や骨粗しょう症に発展する可能性もあります。生理が乱れた状態が続けば、正常なサイクルに整えるためにも多くの時間が必要になります。大きなマイナスをプラスに持っていくのは大変なもの。マイナスが小さいうちに、マイナスにならない前に対処をしていきましょう。

最後に今後の展望を聞かせてください。

明瀬大輔院長 ウィメンズライフクリニックやましな6

とにかく何でも相談してもらえるクリニックをめざしています。女性特有の症状への相談はもちろんですが、風邪をひいた、頭が痛い、疲れやすい、腰が痛いなんて相談でもいいですし、美容医療も提供していますので肌のしみやしわが気になるでもいい。特に気になるところはないけれど、もっと元気に暮らしたいでもいい。ワクチンや検診目的でももちろんいいです。今はまだ明確に準備できていませんが、いずれは旦那さんや息子さんのワクチンや健康相談の時間もつくれたらと思っています。そうすれば不妊相談へのハードルも下がるかもしれない。すべての年代の女性が生き生きと自分が望む人生を歩むために、微力でも力になること。それが私の願いであり、クリニック名のライフに込めた誓いです。あなたの悩みを相談したくなるような楽しいクリニックづくりに努めたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/3600円~、しわのケア/3600円~、ブライダルチェック/2万2000円~

Access