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谷口 孝伸 院長の独自取材記事

立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック

(立川市/立川北駅)

最終更新日:2024/10/28

谷口孝伸院長 立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック main

立川駅からペデストリアン直結徒歩3分の商業施設内という便利な場所に、2024年8月に開院した「立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック」。消化器内科医として研鑽を積んだ谷口孝伸院長が提供する、胃・大腸内視鏡検査が強みだ。「数年前に一度でも内視鏡検査を受けていれば」と後悔するがん患者を多くみてきたと話す谷口院長。身近で高品質な内視鏡検査によるがんの早期発見で、多くの患者を救いたいという志で開院。豊富な経験で培った技術に加え、先端機器や鎮静剤などを駆使して検査負担の軽減に尽力し、忙しい世代も通いやすいよう土日診療も対応。膵臓疾患の専門的知見を持つ強みも生かし、胃と大腸に限らず、周辺臓器の不調にも目を向け正確な診断に努める。今回は開院への思いや同院の診療・検査の特徴などを聞いた。

(取材日2024年10月2日)

思い入れのある立川の街で開業を決意

立川は思い入れのある場所だそうですね。

谷口孝伸院長 立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック1

大学卒業後からご縁があって東京都立川市の立川相互病院で研修を開始し、以後12年間、立川で消化器内科医として診療に励んできました。開業する際には今までお世話になった立川で、という思いがあり、立川相互病院が近くにあれば、連携もとりやすくなると考えました。当院の患者さんはご近所の方もいますが、インターネットで調べて少し離れたところから来てくださる患者さんも多いです。駅からアクセスの良い商業施設内にあるためか、患者さんの年齢層は想像していたよりも若い方が多く、20~50代の方が中心という印象です。

診療内容を教えてください。

当院が注力しているのが胃と大腸の内視鏡検査です。高度な検査を提供するため、内視鏡については先端の機器を用意し、胃内視鏡はクリニックでは採用しているところが少ない、ズーム機能で疑わしい箇所を拡大できる内視鏡を導入しています。大腸内視鏡も機器だけでなく、女性医師による検査、下剤を飲まない検査、大腸ポリープ切除などさまざまなニーズに対応しています。その他にも消化管全般の疾患を専門的に診療する消化器内科、胃腸内科外来、痔などに対応する肛門内科、生活習慣病の外来、予防接種なども行っています。長年膵臓がんの早期発見に注力してきた経験を生かし、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓といった腹部の臓器の検査も得意としています。

開業に至った思いを聞かせてください。

谷口孝伸院長 立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック2

当院のコンセプトは、「身近で気軽に、高品質な内視鏡検査と超音波検査を提供し、がんの早期発見で患者さんの未来を守ること」です。これまで総合病院に勤務する中で、若くして進行がんが発覚し、深く悲しむ患者さんやそのご家族をたくさん見てきました。残念なことですが、数年前に検査を受けていれば助かったかもしれない方も少なくありませんでした。そんな患者さんを一人でも多く救えたら、という思いで開業に至りました。検査から足が遠のいてしまう主な理由は、「内視鏡検査はつらい」というイメージから生まれる抵抗感、仕事や家庭の忙しさなど。他にも「自分ががんになるわけがない」と思っている方や、そもそも内視鏡検査の必要性をご存じない方もいらっしゃいます。そういう方々にも検査を受けていただけるような、身近で発信力のあるクリニックという存在には大きな意味があると感じました。

技術と知識を駆使した専門性の高い内視鏡検査が強み

貴院の内視鏡検査の特徴を教えてください。

谷口孝伸院長 立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック3

私はこれまで総合病院やがん専門病院に勤務し、長年にわたって胃・大腸・膵臓の内視鏡検査に携わってきました。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格も有しています。眠ったまま行えるよう鎮静剤を用いた検査だけでなく、鎮静剤を用いない内視鏡検査も多数手がけてきましたので、いかに患者さんの検査中の苦痛を少なくするかということについて十分な経験を積んでいると思っています。また、技術だけでなく幅広い見識がありますから、総合内科の専門家として、常に胃腸以外の疾患の可能性も考えながら検査にあたっています。内視鏡検査で異常がなかったら終わりではなく、胃腸周辺の臓器の病気の可能性も考えながら検査をしています。そんなに多くありませんが、胃腸に不調があると思っていたら、実は膵臓がんや胆石というケースもよくある話です。

内視鏡検査の負担を和らげるために、さまざまな工夫をされているのですね。

内視鏡検査は眠ったまま検査を終えることができるよう鎮静剤を用いることができますが、クリニックごとに使用している鎮静剤の種類は異なります。これまで複数の医療機関で勤務した経験上、それぞれの鎮静剤の特徴を理解していますので、患者さんごとに適切なお薬をオーダーメイドで提供しています。患者さんの体質により適したお薬であれば、検査後の負担も変わってくると思います。そして鎮静剤で眠ったような状態で検査を受ける場合でも、技術によって苦痛を軽減することを重視しています。眠っていたとしても痛みがあればストレスホルモンが放出されますし、痛みで患者さんが目を覚ましてしまえば鎮静剤の量を増やすこともあり、それによって検査後の眠気や吐き気が強まってしまうこともあるんですよ。

他に、検査のハードルを下げるために行っていることはありますか?

谷口孝伸院長 立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック4

胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うことができ、土日の診療も可能です。胃と大腸がんの患者さんは働く世代の方も多いですが、そういった方々が内視鏡検査を受けられない理由の一つが日々の忙しさだと思います。土日も診療することには覚悟が必要でしたが、それよりも必要性が上回ると考え、毎週土日診療を行うことに決めました。また、羞恥心のため大腸内視鏡検査を敬遠されている女性は多いと思います。医師が女性であればハードルが低くなるのではと、女性医師による検査日も用意しました。クリニックの内装はインテリアコーディネーターに依頼し、洗練されていながら落ち着いて過ごせる内装にしました。他の来院者の目が気にならないように、廊下と待合室以外は極力空間を仕切ってプライバシーにも配慮しました。

「検査を受けていれば」と後悔する患者を減らしたい

これまでのご経歴を教えてください。

谷口孝伸院長 立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック5

大学卒業後から立川相互病院に12年間在籍しました。医師としてずっと携わってきたのは内視鏡検査ですが、立川相互病院では内科全般も学ぶことができました。患者さんと同じ目線で接すること、患者さんの気持ちをくみ取れる医師になることなど、医師としての基本も教え込んでいただいた場所です。立川相互病院に勤務する中、より専門的な研鑽を積むべく甲府共立病院とがん研有明病院へ出向もしました。甲府共立病院は大腸カメラの挿入技術や肝臓診療を得意とし、非常に勉強になりました。がん研有明病院では膵臓の超音波内視鏡等の専門的な検査技術を習得でき、そこで得た知見は立川相互病院に戻ってからも膵臓がんの早期発見に非常に役立ちました。膵臓疾患を専門的に診ることができる医師はそう多くはないと思いますので、当院が膵臓のことで悩んでいる患者さんが気軽に相談できる存在になれればうれしいです。

診療方針を聞かせてください。

私が患者さんの立場だったらと考え、患者さんと同じ目線に立ち、伝わりやすく話すことですね。以前、進行した膵臓がんの患者さんにその気持ちを大切にしながら接していたところ、私をたいへん信頼して感謝してくださった経験があります。患者さんの残された貴重な時間を、私のために割いてプレゼントを選んでくださったり、予後を大きく改善する治療もしてあげられなかったにもかかわらず、最期まで感謝を伝えてくださり、私も深く心を打たれました。まだ労働世代のお若い患者さんでしたので、がんになったことでご本人とご家族は深く悲しんでいらっしゃいました。今でもその患者さんのことは忘れられず、思い出すたびに私の人生をがんで悲しむ人を減らすことに費やそうという気持ちを持ち直せます。病気の治療を続ける中で日々いろいろなことがありますが、どんな状況でも患者さん側に立てる医師でありたいと思っています。

今後の展望やメッセージをお願いします。

谷口孝伸院長 立川高島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック6

80歳以前で若くしてがんになる方々を一人でも救っていきたいという目的は、これからもずっと持ち続けます。内視鏡検査に加えて、人間ドックなどの予防医療にもより力を入れていけたらとも考えています。大きな病院に行かなければと思うと、忙しかったり待ち時間が気になったりして足が遠のく方もいるかもしれません。そういう方のためにも、当院は高度な医療を提供しつつ、身近で気軽に相談できる存在でありたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

内視鏡検査/胃カメラ:1万9800円、大腸カメラ:2万4800円、胃+大腸カメラ:3万9800円、人間ドック/2万円〜

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