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田原 正浩 院長の独自取材記事

たはらウィメンズクリニック

(吹田市/吹田駅)

最終更新日:2024/10/15

田原正浩院長 たはらウィメンズクリニック main

JR京都線吹田駅から徒歩2分。吉本婦人科クリニックから継承し、2024年7月にリニューアルオープンした「たはらウィメンズクリニック」。日本産科婦人科学会産婦人科専門医の田原正浩院長が診療にあたり、思春期から老年期まで、女性の一生に寄り添う総合的な診療を提供。女性特有の悩みに幅広く対応する。田原院長は、さまざまな医療現場で経験を積み「女性のためのかかりつけ医」としての役割を果たすべく、患者の不安や疑問にも丁寧に耳を傾け、豊富な経験と専門知識を生かして患者一人ひとりに適した治療法を提案する田原院長。クリニック継承の経緯や診療内容について詳しく聞いた。

(取材日2024年9月26日)

20年以上不妊治療に力を入れてきたクリニックを承継

2024年7月に吉本婦人科クリニックから継承された経緯を教えてください。

田原正浩院長 たはらウィメンズクリニック1

前職で婦人科クリニックの院長を務めていた頃、大学の先輩でもあり、産婦人科の医局でお世話になった吉本先生から閉院の話を耳にしました。自身の10年先のキャリアを考えていたタイミングとも重なり、吉本先生がこの地で20年以上続けてこられたクリニックの継承を決意しました。当地域には市立吹田市民病院や大阪府済生会吹田病院など医療機関が充実しており、連携体制も整っています。吉本先生の不妊治療の専門性を引き継ぎつつ、産婦人科と生殖医療を専門とする医師としての経験を生かし、女性のライフステージに寄り添うトータルサポートをめざしています。生活習慣病や更年期症状など、内科と婦人科のはざまで悩む方々にとって、駆け込み寺のような存在になりたい。女性の皆さんが気軽に相談できる場所をつくっていきたいですね。

これまで産婦人科専門医としてのご経験の幅を広げてこられたんですね。

そうですね。大学の研修医時代に産科で分娩に立ち会い、命の誕生の瞬間に感動したことが、産婦人科医を志すきっかけになりました。内科的治療から外科的治療まで幅広く携わることができ、医師としての経験を積める点にやりがいを感じました。市立病院、周産期総合医療センター、大学病院の産婦人科、婦人科クリニックなど、さまざまな医療現場で経験を積み、専門性を高めてきました。産婦人科専門医を取得した後には、アメリカの国立衛生研究所(NIH)で生殖医療の研究員として過ごした時期もあります。幅広い知見を生かした診療で患者さん一人ひとりに合わせた治療を提供できるよう心がけています。

今まで診療に携わってきて印象に残っているエピソードはありますか?

田原正浩院長 たはらウィメンズクリニック2

特に印象深いのは、不妊治療で体外受精に携わっていた頃のことです。なかなか排卵誘発に反応せず採卵するまでが難しい方でしたが、やっと取れた卵子も受精に至るまでが大変でした。その方は10回を超える挑戦で、本当に苦しい治療を乗り越えられました。2年半近く継続して診察していましたが、連日の注射など大変な思いをしながら治療に向き合う患者さんの姿勢に感銘を受けました。現在、当院ではタイミング法から人工授精までの不妊症に対するサポートを行っていますが、このような経験が、患者さんに寄り添う診療の基盤となっていますね。

女性の一生に寄り添う総合的な診療

こちらではどんな治療に力を入れておられますか?

田原正浩院長 たはらウィメンズクリニック3

当院では、思春期から老年期まで、女性のライフステージ全般にわたる診療を行っています。婦人科・女性内科として、月経トラブル、子宮筋腫・子宮内膜症、性感染症など、女性特有の悩みに適切に対応しています。前任の院長の時代から継続して不妊治療にも積極的に取り組んでおり、前述のとおりタイミング法から人工授精まで対応しています。その他、更年期症状に対するホルモン補充療法や、産後や加齢に伴う尿漏れなどの悩みにも、症状に合わせた治療やトレーニングの指導を行っています。当院は、専門に特化するのではなく、婦人科領域の診療全般をカバーし、女性の健康を総合的にサポートしています。

女性内科ではどのような相談がありますか?

女性内科では幅広い相談に対応しています。例えば、妊娠中の風邪、便秘などの治療や、更年期障害や閉経以降に起こってくる高脂血症に関するものなどですね。また高血圧、骨粗しょう症といった生活習慣病に関する相談も寄せられます。どの科に行けば良いか迷っている方々の駆け込み寺的な存在として、些細な体調不良であっても気軽に相談していただきたいです。生活習慣の管理や治療を行えますし、必要に応じて専門の医師へ紹介できますので、患者さんが安心して話せる場所、そして適切な医療につなげる橋渡し役として機能することを心がけています。どんな小さな悩みでも、女性の健康に関するあらゆる相談に対応できる場所となることが私たちの目標です。

診察時にご家族の同伴や男性の診察にも対応なさっているんですね。

田原正浩院長 たはらウィメンズクリニック4

はい。不妊治療は女性だけのものではなく、パートナーとともに取り組むものだと考えています。妊娠はパートナーとの協力で実現するものですから、男性の参加も重要だと思います。また妊娠してからも、男性にも「父親になるんだ」という実感を持っていただけるよう、一緒に受診していただければと思います。診察の際には小さなお子さま連れでの受診にも対応しています。また当院では男性の診察もいたしますので、同伴して診察に来ていただいても構いません。男性の性感染症についてのお悩みもお聞きしています。さまざまな立場の方々が安心して診療を受けられる、そんなおおらかな雰囲気のクリニックをめざしており、私たちの理念に賛同していただき、一人でも多くの方に来院していただければと思っています。

地域に根差し「女性のためのかかりつけ医」をめざす

今後、地域の皆さまにとってはどういったクリニックでありたいとお考えですか?

田原正浩院長 たはらウィメンズクリニック5

女性特有のライフステージの変化に対応し、幅広い年齢層の女性を診療できる場所でありたいですね。「ウィメンズクリニック」という名称を選んだのも、女性の生涯にわたる健康をトータルでサポートしたいという想いを込めるため。患者さんには不安がない状態で帰っていただきたいので、診療の最後には必ず「何か他に気になることはありませんか」と尋ね、不安や疑問をその場で解消できるように、寄り添う診療を心がけています。婦人科領域をメインに女性の悩みに何でもお応えできる地域に根差したクリニックとして、地域医療に貢献していきたいですね。

お休みの日の気分転換には、どんなことをされているのでしょう。

50歳を過ぎてから知人の勧めでロードバイクを始め、その魅力にすっかり魅了されました。北摂地域は平野部から山間部まで変化に富んでおり、北摂里山街道やるり渓など見どころが多く、景色を楽しみながらサイクリングできるコースが豊富にあるんですよ。休日には少し足を延ばして、北摂の自然や歴史を満喫しながらサイクリングを楽しんでいます。リフレッシュできる大切な時間になっていますね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

田原正浩院長 たはらウィメンズクリニック6

女性の健康を総合的にサポートすることが私たちの使命です。さまざまな専門性の高い医療機関で産婦人科医としての経験の幅を広げてきました。思春期から性成熟期、更年期、老年期まで、女性のライフステージに合わせた治療を提供し、専門的な治療が必要な場合は、適切な医療機関へおつなぎします。診療では、まず患者さんが話しやすい環境づくりを心がけ、不安や疑問を遠慮なく伝えていただけるよう努めています。皆さまの健康的な人生をサポートしていきたいと考えていますので、どんな些細なことでも心配なことがあればぜひご相談ください。

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