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皮膚科の医師によるしみの診療
「診断ありき」で腫瘍の疑い除去へ

TANAKA SKIN CLINIC

(名古屋市瑞穂区/いりなか駅)

最終更新日:2025/01/27

TANAKA SKIN CLINIC 皮膚科の医師によるしみの診療 「診断ありき」で腫瘍の疑い除去へ TANAKA SKIN CLINIC 皮膚科の医師によるしみの診療 「診断ありき」で腫瘍の疑い除去へ
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最近では男女問わず、気にしている人も少なくない顔のしみ。しみのケアは自費診療とはいえ、美容に関心の高い人々にとっては身だしなみの一つといえるのかもしれない。ただ、思い込みでレーザーによる施術を希望するのは危険を伴うこともある。「しみだと訴えてこられる方でも診察すると、あざだったり腫瘍だったりというケースもあり、まずは正しい診断が重要です」と話すのは「TANAKA SKIN CLINIC」の田中陽奈院長だ。ダーモスコープや肌画像解析装置を用いて肌の状態をじっくり観察、カウンセリングにも時間をかけ、時にはしみに直接アプローチする施術以外の方法を提案することもあるという。診察という医療の基本を大事にする田中院長に、同院のしみの診療について話を聞いた。

(取材日2024年12月7日)

しみ、あざ、腫瘍をきちんと観察、診断とカウンセリングに時間をかけて患者に合わせた治療やケアを提案

Qしみといっても、さまざまな種類があるそうですね。
A
TANAKA SKIN CLINIC 多種多様なしみに対して、専門的な診療を行う

▲多種多様なしみに対して、専門的な診療を行う

はい。紫外線を浴びてきた蓄積ダメージによってできる老人性色素斑というしみが多いでしょうか。年齢を重ねるにつれて数が増えて色は濃くなる傾向にあります。ほかに、思春期の頃に色が濃くなるそばかす(雀卵斑)や、30代以降の女性に現れやすい肝斑、また、炎症後色素沈着や、皮膚深くに起こるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)、加齢に伴い発症する確率が高くなる脂漏性角化症などがあります。しみと思っても、あざの場合もあり、当院の場合太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症であれば保険診療の対象になります。悪性腫瘍が見つかることもありますので、皮膚科での診察は重要です。

Qまずは専門の医師による診断が大切なのですね。
A
TANAKA SKIN CLINIC 皮膚科が専門の医師が適切な診断を行う

▲皮膚科が専門の医師が適切な診断を行う

その状態が本当にしみなのか、あざや腫瘍ではないのかを鑑別する必要があります。理由としては治療法や治療計画がまったく異なるからです。当院では、ダーモスコープで患部を拡大して観察し、併せて肌画像解析装置で肌全体のくすみ具合も確認します。肌画像解析でわかるのは、赤みやアクネ菌が代謝物として産生するポルフィリンの値、毛穴の状態、しみ、隠れじみ、茶じみの有無など。皮膚の浅い層から深い層まで診ていき、画像はタブレットで患者さんにもお見せします。そうしたデータと後々のことを考え合わせると、最初からレーザーによるしみ取りができないケースもあり、その場合は肌を落ち着かせるためのスキンケアや施術を提案します。

Qしみのケアについて教えてください。
A
TANAKA SKIN CLINIC 患者の状態に合わせた、オーダーメイドのケア

▲患者の状態に合わせた、オーダーメイドのケア

しみに対しては、大きく分けて「攻めのケア」と「守りのケア」に分かれます。「攻め」の一つはピコ秒レーザーによる施術で、照射によりかさぶたができてダウンタイムが必要となります。一方、「守り」はそういったダウンタイムが少なく、ケミカルピーリングや光治療機による施術、スキンケアによって肌全体の調子を整えることをめざすものとなります。私はレーザーも、患者さんそれぞれに合わせて機器の性能をより生かすよう、打ち方や波長を調整し、カスタマイズして打っています。あとは、ハイドロキノンを用いた化粧品に関するご相談もお受けしています。

Qしみは1回の施術でケアできるのでしょうか?
A
TANAKA SKIN CLINIC メリット、デメリットをしっかり説明する

▲メリット、デメリットをしっかり説明する

よくある質問ですが、若い方のそばかすなどでない限り1回で終了するのは難しいケースが多いです。境界がはっきりしたしみであれば比較的容易ですが、だいたいの場合、しみの下にくすみや肝斑が存在していることがあります。その場合、レーザーを照射すると色素沈着のリスクが高くなり、くすみや肝斑も悪化します。これが一回で取るのが難しい理由です。患者さんに「このしみを取ってほしい」と言っていただきますが、まずは専門的に診断して対応することが大切だと思っています。言われたしみだけを照射するのは簡単ですが、肌の状態やリスクを説明することで、ご理解・ご納得いただいてスキンケアや守りのケアから開始するケースもあります。

Q先生はカウンセリングも大事にされているそうですね。
A
TANAKA SKIN CLINIC カウンセリングを重視し、責任を持って肌の管理を行いたいと院長

▲カウンセリングを重視し、責任を持って肌の管理を行いたいと院長

「すぐにきれいになりたい」という患者さんには「回りくどい」と思われるかもしれませんが、カウンセリングも診察も、私自身が時間をかけて丁寧に診ています。そして、しみ取り後の経過も診せていただいています。取りっぱなしで終わりではなく、結果にも責任を持ちたいですし、これが「伴走すること」だと思っています。「施術をした」ではなく、その後きちんと結果が出ているか、結果が出ていないのであればその原因は何かを一緒に考えたいです。お肌の悩みが少しでも改善に向かうことを目標に、スタッフも一緒に喜んだり悩んだり、思いを共有しながら親身に対応することを心がけています。

ドクターからのメッセージ

田中 陽奈院長

私が大事にしていることは「その場限りで終わる治療」ではなく、患者さんの将来の肌を見据えた丁寧な対応を心がけることです。しみを1回で取ることがゴールではなく、長い目で見て本当に美しい肌をめざすために、精密な診断をもとに診療計画を立てていきます。お肌は一度の施術ですべてが解決するものではありません。だからこそ、患者さんと一緒に取り組み、継続的にサポートすることが大切だと考えています。将来の肌も含めた最適なケアを提案し、結果に責任を持つ。それが、私がめざす「伴走する医療」です。患者さんの悩みに寄り添いながら、一緒に本当の美しさを追求していきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ケミカルピーリング/1万3000円、光治療/3万3000円〜、ピコ秒レーザー/4万4000円~

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