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岩佐 健史 院長の独自取材記事

日吉いわさ内科・循環器内科

(横浜市港北区/日吉駅)

最終更新日:2026/04/15

岩佐健史院長 日吉いわさ内科・循環器内科 main

日吉駅東口から徒歩20分の「日吉いわさ内科・循環器内科」。大型駐車場完備のクリニックモール内にあり、車でのアクセスも便利だ。白を基調にした優しい雰囲気の院内で、患者一人ひとりと丁寧に向き合う岩佐健史院長。大学病院や国立病院で約20年にわたる臨床と研究の日々を過ごし、2024年7月に開業した。循環器・一般内科・腫瘍学の知識を生かし、地域の健康を守りたいとの熱い思いを持ちながら意欲的にプライマリケアに携わっている。数多くの重症患者を診る中で痛感したのは、そうなる前に予防し食い止めることの重要性だ。ゲートキーパーとしてどのような診療を行っているのか、詳しく話を聞いた。

(取材日2025年11月11日)

循環器と総合診療の知見を強みに一人ひとりと向き合う

まず、循環器内科を専門にした理由から教えてください。

岩佐健史院長 日吉いわさ内科・循環器内科1

循環器領域は今のところガイドラインが比較的緻密ではなく、医師の裁量がある程度許されている分野です。患者さんの価値観や主治医の判断などを加味できる余地があり、「人間と人間で行う医療」の部分が色濃く残っている点に惹かれました。しかし、私は多くの同級生たちのように親が医師というわけでもなく、大病の経験なども皆無。医療が身近だったら自然と身についていたであろう考え方などが欠けているのではと不安でした。克服するために医師になって3年間は敷地内に住める病院を選んで勤務しました。その後も必ず勤務先の徒歩圏内に住む、24時間365日誰よりも早くかけつけられるようにして、循環器診療に打ち込みました。

具体的にはどちらで研鑽を積まれましたか?

東京大学医学部卒業後は視野を広く持ちたいと考え、初期研修はあえて母校の大学病院ではなく国立国際医療センターを選択しました。循環器だけではなく総合診療に携われたのは貴重な経験でしたね。次に、榊原記念病院の循環器内科で心臓のカテーテル治療を専門的に研鑽しました。その後、東京大学医学部附属病院に勤務しながら同大学院生として研究に従事し、博士号を取得。開業前は国立がん研究センター中央病院に11年間勤め、腫瘍循環器学という循環器疾患とがん治療・腫瘍学の架け橋となる領域の研究や診療に尽力しました。

研究と臨床で充実した日々を経て、なぜ開業を思い立ったのですか?

岩佐健史院長 日吉いわさ内科・循環器内科2

医師になって最初の約10年は精鋭が集う先進的な環境で、寝る間も惜しんで循環器診療に身を投じました。次の10年はこれまでなかった分野の確立に関わり、専門分野間の谷間で見過ごされていた患者さんたちを助けるというミッションを果たしました。忙しく走り抜けてきましたが、ふと立ち止まってこれから何をすべきかと考えた時、「等身大で患者さんと向き合いたい」という思いが湧き上がってきたんです。きっかけとなったのは、初期研修で最初に回った総合診療部門での日々でした。さまざまな悩みを抱える患者さんと1対1で向き合い、一緒に解決策を探った日々が忘れられなかったんですね。そのような診療を実現するためには、患者さんと話す時間をしっかりと確保しなければいけません。開業に際して診療以外の院内滞在時間を減らすために予約・問診・会計のDXを進め、検査機器や院内設備なども意識して整えました。

院内完結型の検査体制を整え患者に安心感を届ける

充実した検査体制が整っていますね。

岩佐健史院長 日吉いわさ内科・循環器内科3

はい。例えば、ホルター心電図検査という小型装置を24時間装着して日常生活の中での心電図を記録する検査も行っています。不整脈や心筋症の診断などに有用な検査で、検査結果がわかるのは数週間後というケースも珍しくありません。一方、当院は装置を外しに来てくれたその場で解析結果をお伝えすることが可能です。また、心臓、頸動脈、足の血管などの超音波検査も、基本的に私が担当しています。患者さんにも画像をお見せしながら説明し、質問にも詳しく答えています。そのほか、動脈硬化の具合や血管年齢をチェックする血圧脈波検査、肺年齢や喘息の疑いを数値化する呼吸器検査、血糖値やHbA1cを調べる血液検査など、循環器や生活習慣病の治療をする上で重要な検査を院内で実施し、できる限り当日に結果をお伝えするようにしています。

なぜ、すぐに検査結果を伝えられる体制にこだわったのですか?

もちろん命に関わるケースを見逃さないためでもありますが、むしろ、患者さんの気持ちの問題が大きいです。胸の痛みや動悸で来院する方々は、大きな不安を抱えています。「心臓病かもしれない」というのは「がんかもしれない」と同じくらい心配なことでしょう。検査結果が出るまで何週間もドキドキして待つストレスをなくしたいと思いました。万が一、病気が見つかったとしても、速やかに次の一歩へとつなげることもできます。また、循環器や生活習慣病の治療を行う際、患者さんがご自身の「現在地」を正しく把握していることはとても重要です。「現在地」からどう改善していくか、治療継続のためのモチベーションを維持するためにも迅速な結果報告は欠かせないと考えています。

力を入れていきたい検査や治療はありますか?

岩佐健史院長 日吉いわさ内科・循環器内科4

睡眠時無呼吸症候群も力を入れていきたい疾患の一つです。睡眠時無呼吸症候群は高血圧症や糖尿病とならんで、動脈硬化や心臓病のリスクとなることがわかっているので、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。高血圧症の患者さんを診ていると、少なからず睡眠時無呼吸症候群の方がいらっしゃいます。体重増加により気道が狭窄して血圧が上昇している場合、降圧薬だけでは抜本的な治療になりません。根本にある睡眠時無呼吸症候群の解決を図り、その上で血圧の改善をめざすことが大事です。以前は入院が必要だった検査も、現在は自宅でできるようになりました。肥満、日中の眠気、いびきなど思い当たる症状がある方は一度ご相談ください。

子育て世代も通いやすいように工夫し未来の健康を守る

患者さんと接する時に何を大切にされていますか?

岩佐健史院長 日吉いわさ内科・循環器内科5

一つは患者さんを責めるようなものの言い方は絶対にしないことです。例えば、同じような食生活だったとしても生活習慣病になる方とならない方がいます。生まれ持った体質の影響も大きく、生活習慣病にかかることは決して「悪」ではないからです。もう一つ常に意識しているのは、患者さんの立場になって情報を提供することです。何が気になって受診したのかに留意して「ここが知りたかった」というポイントをわかりやすく説明するようにしています。考え得る治療法はすべてお話しした上で、患者さんご自身の選択を尊重。患者さんと医療スタッフが一緒に意思決定を行うShared Decision Makingを忘れないようにしています。

今後の展望についてお聞かせください。

私の原点でもある総合内科診療を強みとして、かかりつけ医としてお役に立てればと思っています。複数の疾患を持っている方の管理、原因がはっきりしない方の診断などもお任せください。循環器専門のクリニックは血圧やコレステロールの管理までは行っても、風邪や感染症は対応しないというスタイルもあります。しかし、当院では患者さんのお悩みにできるだけ応えられるようにしています。別入り口・隔離診察室を備えた発熱症状を専門に診る外来も準備して、定期受診の患者さんも感染症の心配をせずに受診できるようにしました。また、病気の予防、早期発見・早期治療にもますます注力したいです。日本の健康診断の制度は充実していますが、結果を受けてどう行動するかは個人任せ。だからこそ、気軽に相談しやすいクリニックづくりに取り組んでいきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

岩佐健史院長 日吉いわさ内科・循環器内科6

健康診断や人間ドックを受けて何らかの数値に問題があっても「これくらいならいいかな」「昨年も放置していて何ともなかった」というのは危険です。まずは「検診結果を詳しく説明してほしい」というだけでも構いません。コミュニケーションを重ねる中で必要な検査が見えてくることもあります。特に受診していただきたいのが、自分のことを後回しにしがちな働き世代、子育て世代です。子ども連れでも気兼ねなく過ごせるように小さなキッズスペースも用意しています。心筋梗塞などの血管障害は60代以降が多いのですが、そこから血管を若返らせることはできません。30代、40代、50代をどう過ごしたかの答えが人生後半に出るのです。いつまでも健康で過ごせるよう、当院を「検査を通じて自分の体と向き合うきっかけを得る場所」として活用していただければと思います。