山本 翔一 院長の独自取材記事
夙川やまもと歯科
(西宮市/夙川駅)
最終更新日:2024/08/28

阪急神戸本線夙川駅から徒歩約2分という至便な場所に、2024年7月に開院した「夙川やまもと歯科」。同院のコンセプトは、「家族みんなで安心して通える歯医者さん」というだけあり、一般歯科をはじめ、小児歯科、矯正歯科、そして山本翔一院長が大学院で学んだ口腔外科の専門性を生かした治療など、幅広い診療に対応する。明るく広々とした院内はバリアフリー設計になっており、秘密基地のようなキッズルームも用意するなど、小さな子どもから高齢者まで、親しみを持って通える歯科医院をめざしている。「患者さん一人ひとりはいわば自分の家族と同じ。そう思って真摯な治療を提供していきたいです」と笑顔で話す山本院長に、診療にかける思いや同院の取り組みについて詳しく聞いた。
(取材日2024年8月7日)
家族皆が安心して通えるホスピタリティーあふれる歯科
2024年7月にオープンされたばかりだそうですが、歯科医院の特徴を教えてください。

まず特徴として挙げられるのが、通院時の利便性です。夙川駅から徒歩約2分と近く、土曜日も診療しているので、近所にお住まいの方から夙川駅を利用される会社員や学生の方まで通いやすいかと思います。2つ目は幅広い診療に対応している点です。一般歯科をはじめ、口腔外科、小児歯科など、患者さんのニーズにお応えできるよう体制を整えています。そして、3つ目はさまざまな患者さんが安心して通っていただけるよう配慮した院内環境ですね。車いすやベビーカーでも気兼ねなく来院できるよう、出入り口から待合室、診療室のすべてをバリアフリー設計に。また、受付から目の届くところにキッズルームをご用意し、おむつ交換台も設けているので、小さなお子さん連れの方も安心してご利用いただけると思います。
キッズスルームはお子さんが楽しく過ごせるような空間ですね。
靴を脱いでアーチ型の入り口をくぐると、絵本やおもちゃがたくさんそろっているという、子どもたちが大好きな秘密基地のような空間にしました。歯科医院が苦手というお子さんもこのスペースがあることで楽しんでくれています。たまにキッズルームを目当てに訪れてくれるお子さんもいるんですよ。そんなふうに、歯科医院は「怖い」「痛い」などというマイナスのイメージを払拭して、気軽に立ち寄りたくなるような楽しい場所だと思ってもらえるとうれしいですね。また、お母さんなど大人の方は診療を受けながら、タブレットでキッズルーム内にいるお子さんの様子が確認できるようにもしていますので、安心して治療が受けられるのではと思っています。
院内も明るく、設備面も充実されていますね。

カウンセリングルームをはじめ、プライバシーに配慮した個室の診療室が1つ、半個室の診療室が2つあります。全体的に圧迫感がないよう、ゆとりを持たせた空間になっていて、パステルカラーを基調にかわいい壁紙をあしらうなど、居心地のいい温かな雰囲気を大切にしました。診療用チェアも頭をしっかりホールドするヘッドレストや広い座面など、こだわって選んだものを使用しています。やっぱり患者さんに少しでもリラックスしてお過ごしいただきたいですからね。また、診療台の前に設置した液晶モニターは、治療内容や経過をご説明する時に使用しますが、動画配信サイトを見ていただくこともできます。例えば、お子さん同伴で来院され、親御さんが治療を受けているときは、お子さんが手持ち無沙汰になってしまうでしょう。そんなときはお子さんに親御さんの横で動画を見てもらうことで、楽しい時間になるよう工夫をしています。
口腔外科の専門性も生かしながら、幅広い治療に対応
診療に対するスタンスをお聞かせください。

当院がモットーとして掲げるのは、「家族みんなで安心して通える歯医者さん」。その思いを一番大切にしたいと思っています。私自身が1歳と2歳の子どもを持つ父親でもあるので、お子さんの治療に関しては、将来この子が虫歯にならないように親身になって治療にあたりたいと思っていますし、大人の患者さんに対しては一人ひとりのご要望にしっかりと耳を傾け、納得いただけるまでカウンセリングを行い、気持ち良く治療に臨んでもらえるよう配慮しています。私自身、当院に来ていただく患者さんは自分の家族だと思っているんですね。患者さんやそのご家族の立場に立って最善の方法を常に考えながら、患者さんに寄り添う歯医者さんをめざしています。
院長のこれまでの経歴を教えてください。
大阪歯科大学を卒業後、同大学院で4年間口腔外科を学びました。その後は、兵庫県警察本部の中にある歯科診療所や地域に根づいた歯科医院での勤務を経て、当院を開業しました。大学院で口腔外科を研究するのも楽しかったんですが、もともと人と話すのが好きだったので、より多くの患者さんとふれあえる一般歯科のほうが魅力的に感じたことからこの道に進むことにしました。実は私の父は内科の医師で、急患があればすぐに駆けつけ、訪問診療も行うなど、常に患者さんファーストで仕事をする背中を見て育ちました。その影響もあり、患者さん一人ひとりとしっかりと向き合い、信頼してもらえる歯科医師になりたいと思っています。
大学院で口腔外科を専門に学ばれたことは患者さんにとっても心強いですね。

一般の歯科治療はもちろん、難症例の抜歯や顎関節症の治療、インプラント治療など、口腔内のことなら何でも診療できると自負していますし、強みにはなっているでしょうね。「ここではその治療はできないから別の病院を紹介します」となると、患者さんも二度手間だし、予約を取るのも面倒なはず。でも、普段から通う歯科医院で難しい治療もできたなら効率的だし、何より安心感があると思います。また、患者さんの全身疾患にも気をつけています。糖尿病や骨粗しょう症などの薬を服用されている方は、外科的処置を引き金にトラブルになるケースが多々ありますから。高齢者になると持病をお持ちの方も少なくないので、歯はもちろん全身の健康を守るために口腔内を包括的に診ていきたいと思っています。
患者は家族と同じ。大切な人たちに適切な治療を届ける
警察本部内にある歯科診療所に勤務されていたことは、今の診療にも生かされていますか?

警察の中にある診療所なので、患者さんは警察関係の方なんですね。皆さんお仕事柄もあってか、我慢強いというか治療中に痛いと感じてもなかなか顔に出さない人が多いんです。そんな状況で治療してきたことで、患者さんの顔色や表情を注意深く見るようにはなりましたね。もちろん、当時も痛みの少ない治療を心がけていましたが、「痛かったら手を挙げてくださいね」とお伝えしていても、何とか我慢しようとしたり、手を上げる余裕がなかったりして痛みをこらえる方がたまにいらっしゃったんです。なので、当院の診療では表情をしっかり読み取ることで、こちらから先に気づいてあげられるよう心がけています。
院長は笑顔でお話もしやすいので、患者さんもコミュニケーションを取りやすいのでは?
歯科医院に来るとなると、どうしても身構えてしまう方も多いので、治療を始める前からできるだけ患者さんとたくさんお話をして、リラックスしてもらえるよう心がけています。歯に関するお悩みだけでなく、持病を持っているか、どういった薬を服用しているか、これまでかかった病歴など、聞き出さないといけないことがたくさんありますからね。それと同時に、今までの治療で嫌な思いをしたことや今回の治療で望まれていることなども丁寧にお聞きして、納得して治療を受けていただくことを目標にしています。そのためにも話しやすい関係をつくることには力を入れています。患者さんからはよく、「先生はいろいろ話してくれるし、こちらも話がしやすいわ」と言っていただけます。そんな言葉を聞くと安心しますね。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

患者さんを自分の家族の一員と思った時に、どういう治療をするべきかを考えて診療したいと思っています。「この方が自分のおじいちゃんなら、この治療を優先しよう」とか「自分の子どもなら歯列矯正をしたほうがいいかな」とか、常に家族としての目線を大事にしていきたい。もちろん患者さんのご要望を最優先しますが、もしそれで不具合が出る可能性があれば、そのリスクもきちんと説明した上で患者さんのご意向を取り入れつつ最善の方法を提案したいと考えています。開業して間もない歯科医院なので、患者さんとの信頼関係を一からしっかりと築きながら、その方の歯の健康をしっかり支えていけるよう頑張りたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/50万円~、インプラント治療/44万円~、審美歯科(セラミック)/6万円~